たった一人で企画・集客。セブ島で「旅イベント」を開催。

旅トーク

セブ島で3ヶ月連続のイベントを企画

アクトハウス6ヶ月コースの後半3ヶ月にある「4つの実践」。

そこでは参加者が起業トライやIT・Web案件に挑戦、メディア作成などのチャレンジをしていきます。「4つの実践」のなかで選べるチョイスに「セブ島でイベント開催」というチャレンジがあります。

これまではこのトライにおいて単発のイベントが開催されたり、期をまたいでの「Ruby on Rails」のイベントシリーズなどがありました。しかし今回、12期生となるシーズンにおいて「3ヶ月の連続の開催」に挑んだイベントが出てきました。

しかも、たった一人、単身での企画・宣伝・運営。

マーケティング、ブログ立ち上げと執筆、SNS運用、ブランディングに営業などなど、無数のタスクが立ちはだかるイベント開催、果たしてその無謀とも思える「3ヶ月連続の海外挑戦」はうまくいったのでしょうか…?

各セクションでは、南田さん御本人のインタビューも交えながら、全3回のイベントやその合間の心境、葛藤も含め特集いたします。

 

旅を語り、旅をわかちあう「旅トーク」

そのイベントは『旅トーク』。

世界45カ国を周遊してきた、アクトハウス参加者の南田さんが企画立案したイベントです。

理学療法士という、専門性の高いお仕事のかたわら、世界を点々とひとり旅してきた南田さん。「思いたったらすぐに行く!」という心情で、45カ国を旅してきました。そして今回、アクトハウス留学のアウトプットカリキュラムのひとつである実践編にて、この「旅」をテーマにしたイベントを思い立ちます。

 

IT、ブランディング、マーケティングの力が問われる

イベント、と一言で言ってもその挑戦は奥深く、開催までにやることは山ほど出てきます。そしてそれらのタスク全てが起業はもちろん、社会においてIT、ブランディング、マーケティングの力が問われる実践。

ざっとタスクを上げてみても、

企画立案
ブランドイメージ策定
ロゴマーク制作
マーケティング施策
WORDPRESSカスタマイズ
サイト/ブログ制作
ブログ記事執筆
SNS開設・運用
財務・資金計画
イベントスタッフ確保
Web営業
リアル営業
チラシ作成
カメラマン手配
登壇者ブッキング
登壇者打合せ
イベント当日運営
顧客アフターケア
以上の要素が出てくるうえ、さらに運用中にはさまざまなイレギュラー対応も迫られます。

これを「旅トーク」では、企画者の南田さんが一人でマネジメントをこなしました。単独であえて企画し、単独で運用をするトライ。

イベント当日はアクトハウスの同期生が会場のスタンバイや受付、司会も含めて手伝ってくれ、写真撮影はアクトハウスのスタッフが担当するなど、多くのサポートもあっての開催となりました。

しかし裏を返せば、当日以外はとにかく一人。

あえて「ひとりでやってみよう」という試練も自らに課していたとはいえ、集客営業からブログ執筆、SNSの運用から登壇者の選定と依頼、チラシのデザインから印刷、などなどを単独でこなすなど、日々相当な重量となっていきました。

旅トークのロゴ
(旅トークのロゴ)

 

アイディアは、とあるカフェで

旅のイベントをセブ島で!と言っても、簡単にそれが生まれたわけではありません。そのアイディアが誕生したのは、アクトハウスが在校生を対象に行っている「個人面談」の中から生まれました。場所は、アクトハウス近隣のカフェ

当初は南田さんが専門職として技術をお持ちの理学療法に関わるイベントをやってみてはどうか、などのアイディアでも出るなど、旅でないものも候補に上がりました。

そんな打合せのなかで、南田さんがチョイスしたのは、自分の原点でもある「旅」。旅人同士の交流はもちろん、これから世界へ旅をする人たちに向けてのイベントをこのフィリピンで開催してみようという結論に。

当初は「最終的に300人を集める」という計画も立てていた背景もあり「全3回にすることで、だんだんと知名度と集客力」を上げていくことを目指しました。

 

まずはブログを立ち上げる

まずはイベントの企画も立てつつ、旅をしていたさなかから書き溜めていたテキストや、撮りためていた写真を整理する目的もあり、同名の旅ブログを『旅トーク』を制作、リリースしました。各国の記事を南田さん視点で切り取っている臨場感あるブログメディアです。

南田さんにブログ立ち上げについてお聞きしました。

▶ブログの制作や運営も初めてでしたか?
「はい、そうですね。ブログはビジネスや集客のツールにもなるということは知っていましたが、留学前は自分がブログを書くことは想像してませんでした」

▶興味を持ったのはどのあたりから?
「卒業生によるブログの特別講座や、ビジネス講座などでライティングの勉強をしていく中で、徐々に興味が湧いてきたという感じでしたね。もともと今までの旅の経験を形にしたいという願望はあったので「ブログとイベント」はすごくいい機会だったんです。留学中はイベントでいっぱいいっぱいだったためライティングの方に時間はかけれませんでしたが、今後もライティングを勉強しながらブログは続けていこうと思います」

 

SNSでの集客


前述のブログに加え、中心としたSNSは、FACEBOOK。これは、セブ島にいる留学生がフィリピン人と友人になる際に多用すること見据え採用したマーケティングです。イベント特別ページ、ブログの更新ニュースなど、情報発信のプラットフォームとして機能させます。

 

イベントの会場は…?

コワーキングスペース『THE COMPANY』

全3回で開催を決めた『旅トーク』の会場に選んだのは、おそらくセブ島で最も広く、新しくOPENしたばかりのコワーキングスペース『THE COMPANY』。アクトハウスではこのTHE COMPANYのCEO、勝呂さんにビジネス特別講座をしていただいたこともあり、親交のあるコワーキングです。

しかし会場は素晴らしいながらも、『旅トーク』自体はまだセブ島では誰も知らないイベント。

しかも「旅」というある種とても限定的なテーマで開催されるイベントとしては大きな会場はリスキーな選択でもありました。もちろん、相応のレンタル料金もかかります。とはいえ、旅トークは「仲間と語らう場所の提供」でもあるため、余裕のあるスペースの確保はマストでした。

 

そして本番

そして迎えた第1回。

バラエティ豊かな旅人スピーカーたちのお話はこんなラインナップでした。

●講演1 「知られざる中東の魅力〜イエメン旅行記〜」

●講演2 「仕事も英語も旅も全部つめこんだ、私のオーストラリアワーホリ体験記」

●特別講座 「思い出を切り取ろう〜スマホを使った上手な写真の撮り方〜」

●講演3 「夫婦、世界一周」

●交流会
それでは、当日の様子を写真でどうぞ。






ようやく終えた第1回。南田さんに感想をうかがってみました。

▶1回目の開催はやはり不安がつきなかったでしょうか?
「まさに不安だらけの第一回、でした。セブにはワーホリや英語の交流、アイランドホッピングなどのイベントはすでにたくさんあってある程度の実績があるため、ユーザー(客)側もどんなイベントかイメージしやすいとは思います。しかし「旅」という分野ではセブでは前例がなかったため受け入れてもらえるかどうかは分からなかったんです

▶前例もなかったということですね。
「そうですね。大規模のイベントを1人で、しかも連続で複数回行うのもアクトハウス史上初、ということで色々な面で不安しかない状態でした。失敗したら笑われるのも自分1人なんだろうなーとかしょうもないこともたくさん考えてました(笑)しかし、自分と同じような旅好きの人とつながりたいという気持ちが勝り、思いきってチャレンジしようと」

▶1回目の率直な感想は…?
「第1回は不馴れなことも多かったり、やらなければならないことが多すぎていっぱいいっぱいだったというのが正直なところです。しかしイベントを開催すると決めてから1ヶ月ちょっとで、内容の決定、出演交渉、日程調整、会場選定、自分の発表の準備など非常に多くの問題をクリアして開催にこぎつけたのは今思えばよくやったなと思います。自分で言うのもなんですが(笑) 」

▶反省点などはありましたでしょうか?
「セブで開催されている日本人対象のイベントですが、参加者がだいたい決まっていてみなさん繋がっていることが多いです。なのでFacebookのイベントページだけである程度は集客できると、ちょっと甘く考えてました(笑)実際に集客してみると思った以上にフィリピンで日本人を集めるのは難しいんだなと感じました。でも後から考えるとFacebookのイベントページの集客だけで総勢20人弱のイベントを開催できたのは1回目にしては上出来だったのではないかとも思います」

 

苦戦の第2回

1回目の収穫や反省もふまえのぞんだ第2回。

今回のお話はこんなラインナップでした。


●講演1 「知っているようで知らないベルリンの壁の実際」

●特別講座 「スマートフォンを使った盛れる自撮りの方法」

●講演2 「世界一周して気づいたこと (inアイスランド)」

●交流会

勢いをつけたいセカンドステップ、しかし一気に客足が遠のきます。

▶第2回の集客は相当厳しかったようでした。
「そうですね。第1回目は新しいイベントということもあってか、たくさん反応してもらえたりFacebookのイベントページを拡散してもらえたりしました。しかし第2回目は厳しい現実が待ってました。どんなイベントも第2回目は集客に苦戦するものだということを前々から聞いてましたが想像以上でした(笑)日程の関係で第1回の直後に第2回の内容を考えなくてはならなかったことで内容と日程の決定が遅れたり、告知も中途半端になってしまったんです」

▶集客方法についてもまだまだ模索中だったんですね。
「日本人がたくさん集まるところに行って、そこで声をかけるなどのアナログ集客もこの回から開始したのですが反応はイマイチで、本当に踏んだり蹴ったりの状態でした(笑)」

▶なかなかうまくいかないものですね。
「ほんとですね。また、極度のプレッシャーや不安から第2回開催前の一週間はほとんど寝れなくなって体調も最悪でした。イベントをもう中止にして逃げ出してしまいたいという想いと、少数でも「参加予定」にしていただけている方のために準備は万全にしておかなくてはいけないという想いもあり精神的にもおかしくなりそうでした(笑)」

▶一人でイベント企画というのは気楽かと思いきや、そういうことはではないんですね。
「ほんとですね。そんな満身創痍の状態で迎えた第2回旅トークは、予想通り小規模のものになってしまいました。ただ、第2回の開催3日前くらいに参加人数が少ないことが予想された時に、少人数でも楽しんでもらえるような内容に変更したり、会場を小さい部屋に変更させていただいたり、冷静に状況を考えて思いきった判断ができたのはよかったと思います」

▶第2回全体を振りかえっていかがですか?
「第2回の規模自体は小さくなりましたが、勝呂さんのアイスランドのお話は非常に興味深かったし、カメラ講座も実用的な内容で、第1、3回目と同じくらいイベントの質は高かったと思います。ただ、たくさんの人に聞いてもらいたかった内容だっただけに非常にもったいなかったなと今だに残念に思います。第2回旅トークは集客は上手くいきませんでしたが非常に思い出深い回になりました。第2回が開催された2月末は実践の時期であり、アクトハウスの同期のみんなは寝る間も惜しんで案件などの自分の作業で忙しい時期でした」


(「旅トーク」はセブ島の人気情報誌にも掲載された)

▶アクトハウスの同期が前回に引き続きサポートしてくれたんですね。
「一応イベントのお手伝いの依頼を同期のFacebookグループに流しましたが、さすがにお手伝いしてもらうのは厳しいだろうと考えてました。しかし、当日ほぼ全員来てくれるというこれ以上ない嬉しいサプライズをいただきました。また、参加人数が少ないにも関わらずしっかり講演の準備をしていただけたのに加え、会場変更の融通を効かせてくださったThe Company CEBUの勝呂さん、カメラ講座に限らずFacebookでの集客でもご協力くださった小林さんにも感謝の気持ちでいっぱいでした。この時(第2回)のことを思い出すと今でも胸が熱くなります」

▶小規模の開催となった分、逆に発見などはありましたでしょうか?
「小規模になった分、参加してくださった方とたくさんお話することができたのはとてもよかったです。第2回終了時は心身共に疲れきってはいましたが、集客が上手くいかない絶望感よりも自分を応援してくれている人がこんなにたくさんいることへのありがたい気持ちが勝ってました。1人でイベントを開催したことでアクトハウス史上一番苦戦したのは僕かもしれませんが(笑)、周りの人にたくさん助けられたアクトハウス史上一番の幸せ者も僕だと思いました。正直、苦しさから第2回で最後にしたいという気持ちもありましたが、みなさんから最後の1回をがんばる元気をいただきました。協力してくださるみなさんの気持ちには結果を出すことでしか応えられないと思いました」

 

一時帰国中に考えたこと

第2回のイベント終了後、留学中に数日諸用で日本に一時帰国をすることになった南田さん。

このセブ島から成田の飛行機内でのフィードバックと整理整頓が、ラスト旅トークのターニングポイントになります。

南田さんがフィードバックし、整理整頓したのは、下記の4点。

①旅トークの認知度について
②旅トークを認知している人でも来てくれないのはなぜか。
③自分や旅トークの見せ方
④根拠のない自信

 

①旅トークの認知度について

▶どういった気付きがあったのでしょうか?
「ようやくここでSNSでの集客があまり上手くいってないという仮説にたどり着きました。第1、2回のイベント開催前に、自分がSNSでつながってない人でもイベントのことを知っているという人を何人か聞いたことで、SNSでの集客が上手くいってるのではないかと勘違いしてました。実際に、ラスト旅トーク(第3回)でとったアンケートでは「第1、2回に参加されなかった理由」の問いに「イベントの存在自体知らなかった」と回答した方が半数くらいいらっしゃいました。なので、ポスターを作って語学学校やゲストハウスなどに配ってより多くの人に旅トークを知ってもらおうと考えました。営業みたいなのは初体験で、しかも海外という環境でしたが、もうやるしかないって感じでした。留学前は自分が、しかも海外で飛び込み営業をやることは想像してませんでした。人間追い込まれたら何でもやれるんだなーってことも学びました(笑)」

②旅トークを知っていても来てくれない人はなぜか。

▶認知はしてもらっているのに集客に結びつかなかったと。
「自分で言うのもなんですが、旅トークの内容自体にはまあまあ自信を持ってました(笑)。だからSNSや口コミで旅トークを認知しているのにも関わらず参加していただけない人は、イベントの内容が問題で参加してもらえないのではなく「興味はあるけどどうしよっかなー」って感じで参加するまでは至らないの人も多いのではないかと考えました。また、認知の低い新しいジャンルのイベントはSNSを使った宣伝では「興味はあるけどどうしよっかなー」という状態までが限界なことも多いため、参加していただくためのあと一歩のきっかけをいかに与えるかが大事なのではないかと考えました。海外ではSNSだけでは日本人への拡散力がどうしても弱くなってしまいます。したがってイベント立ち上げの初期段階ではアナログの集客を組み合わせることがより有効なのかなという仮説も同時に浮かびました。なので「興味はあるけどどうしよっかなー」って人に徹底的にアプローチすることを決めました」

③自分と旅トークの見せ方

▶どのように集客方法を変えていったのでしょう?
「第2回の集客から、他のイベントやコミュニティでもアナログの集客を取り入れました。しかし、反応はイマイチでした。仕事柄なのか何なのか人と会話する時は相手が話しやすい環境を作ることを心がけていました。なので、旅トークはどんなイベントなのか、自分がどういった想いで旅トークをやっているのかなど、自分から発信するということが足りなかったことに気がつきました。コミュニケーションをとる時は聞き上手になることも大切ですが、ビジネスや集客の際は自分の伝えたいことももっと主張していく必要があると考えました。ラスト旅トークの集客は、よりイベントの魅力をみなさんにお伝えできるようにコミュニケーションの取り方(誘い方)を根本的に変えることにしました」

④根拠のない自信

▶これ以上続けるべきか、など葛藤はありましたでしょうか?
「もちろん、たびたびありました。しかし、確かに集客の面においては絶望的な状況ではありましたが、心の中では自分ならできる!って根拠もなく思ってました。自分の好きな旅という分野で何かにチャレンジする機会を与えられているのは幸せなことだから、もっと今の状況を楽しもう!と、自分にひたすら言い聞かせてました(笑)。後にアクトハウスのコーチングの講義で勉強しましたが、自分の中でポジティブな感じに持っていくのは目標を達成するのに非常に大切なことらしいです」

 

そして「旅トーク」最終回は…

試行錯誤と葛藤を経て、満身創痍でのぞんだ「ラスト旅トーク」。セブ島での3ヶ月連続開催、文字通り最後の旅トークです。

ラストのお話ラインナップはこんな流れ。

 

●講演1 「NYから一転タンザニアへ!私が経験した真逆生活」

●講演2 「世界一周の旅で身につけた生涯使える凄いスキル」

●特別講座 「思い出を切り取ろうpart3 ~スマホを使った上手な写真の撮り方講座~」

●講演3 「人生を変える旅をする方法」

●交流会 写真スライドショー「僕が歩いた45ヶ国part 2」

そして気になる集客は…

満・員・御・礼!!

▶セブ島で最も大きい規模のコワーキングスペースの満員を実現されましたね。
「集客方法を大幅に改善したことと、みなさんのご協力のおかげでラスト旅トークでは自分が予想していたよりもたくさんの方に参加していただくことができました。3回イベントをやってみて、3回やらないと分からないこともたくさんありました。言い出したらきりがないですが5、6回やらないと分からないこともたくさんあったに違いありません。当たり前のことかもしれませんが何事も1回では本質はつかめなくて、複数回繰り返すことで初めて見えてくるものがあるんだなって複数回のイベント開催を通じて改めて感じました」

▶イベントを通して得たことはありましたでしょうか?
「特にイベントの場合はリピートをみたり、出た結果から次はどうするかを考えるということが大事なので、複数回やらないとなかなか得るものも少ないと思います。アクトハウスの後輩にはぜひ5、6回挑戦してもらいたいです(笑)旅トークを3回やってみて今思うことは、大変なことも多かったですが、やってみてすごく楽しかったことです。たぶん主催者の僕が一番楽しんだ自信があります(笑)。旅トークでたくさんの方の話を聴けたことで①夫婦で世界一周をする、②アイスランドに行く、という新たな目標もできました。そして自分が20代で一番時間をかけてきた「旅」をイベントという1つの形にすることができて非常に幸せな時間でした」

 

アクトハウスに留学し、つかんだもの

初めての海外でのイベント挑戦。

改めて、アクトハウスで体験したこのトライを振り返り、南田さんはどんな感想を持ったのでしょうか?

▶アクトハウスの6ヶ月コースの後半の「実践」はいかがでしたか?
「アクトハウスは「アクト」っていう単語がついているだけあって行動することでしか学べないことがあり、おっしゃるとおり後半3ヶ月はすべてが実践でした。僕はビジネスの分野(イベント開催)を特に専攻したんですが、結局なんだかんだでIT(旅トークのWebサイト)もデザイン(告知ポスター、ロゴ制作、サイトデザイン)も英語(語学学校への飛び込み営業で受付の人に英語でイベントの説明)もすべて実践で使いましたね」

▶セブ島という「海外の島」での集客で得たものとは?
「今回実施した集客方法は恐らく日本ではそのまま使えないと思います。また、ここまで散々「おれはすごいことをしたんだぜ」的なふうに言ってきましたが、斬新な集客をしたわけではありません。よく考えたら、やったこと自体は当たり前のことをしただけだなとも思います(笑)。しかし海外という環境でどうすれば母数の少ない日本人を集めることができるか、どうすれば自分がやろうとしていることを相手に伝えることができるか、どうすればこの状況を変えることができるか、を「実践の場面で考える経験」ができたということがこの留学の大きな意義だったのではないかと思います」

▶ひとつ自分を誉めてあげるポイントがあるとしたらなんでしょう?
「どんなに苦しくても諦めなかった、ということです。この経験は今後の人生に必ず活きるところかなと思います」

▶連続3回での海外イベント、結果的には大成功でしたね。
「ありがとうございます。イベントに限らず海外という厳しい環境の中で自分の力を実践の中で試すことができるのがアクトハウスだと思います。そして忘れてはいけないのが、すばらしい同期の仲間にも恵まれたことです。みんな毎日夜遅くまで勉強していたり、もとから優秀なのに加え努力家の人が多かったです。たぶん僕が一番サボってたかもしれません(笑)」

▶アクトハウスの環境はいかがだったでしょうか?
「アクトハウスは各部屋と勉強スペースが隣り合ってるため、みんなががんばっているところが目には入りやすく、周りの影響を受けやすい環境だったと思います。ほんとにいい人ばかりでした。ここまで「旅トークを1人で開催した」みたいに言ってきましたが、アクトハウス代表の清宮さんは常に親身に相談に乗ってくださったりアドバイスをしてくださいました。同期のみんなはイベント中に僕の気づかなかったところもカバーしてくれるなど、自分のイベントのように自ら考えてサポートしてくださいました。同期のみんなとアクトハウスのメンターさん、スタッフのみなさんがいなかったら絶対最後までやりとげられませんでした」


(全3回のすべてに登壇協力くださったコワーキング『The Company』CEOの勝呂さんと)

▶共同生活、大変なこともあったと思います。
「確かに、長期間一緒に生活することでぶつかることも多々ありました。でも、ぶつかることで自分の弱さや直さないといけないところもたくさん見えてきました。社会に出ると、人とここまで長期間一緒にいたり深く関われる機会はほとんどないから、そういった意味でもすごくいい経験でした。ここまでの経験ができたのも住居がシェアハウス型だったり、アクトハウスが少人数制であることや同期の留学期間が他の学校に比べて揃っていることで一体感が生まれたからなのかなとも思います」

▶最後に一言、お願いします。
「卒業後はみんな日本各地や海外に散ってしまいましたが、これから同期のみんなはそれぞれの分野でどんどん活躍していくと思います。それぞれ挑戦していく分野は違えど、これからも良きライバルとして切磋琢磨していきたいですね!」

 

令和になり、南田さんの現在は?

旅トークから1年。

アクトハウスでは在学中から起業を目指していた南田さんの現在は?

新元号が「令和」になった2019年。自身で会社を設立し代表取締役社長に。物販業界にてインターネットビジネスを起業しました。

そしてなんとその会社のロゴマークを、現在のアクトハウス在校生に発注。いまはその完成を待っているところです。

セブ島にも起業の報告に来てくださり、スタッフと再会。

これからも南田さんの旅は続いていきます。

同期のとの助け合いもある

今回のイベント『旅トーク』のように、同期メンバーが本番にかけつけて協力することもアクトハウスでは見られる光景です。勉強の合間や休憩の合間にさっと助けにくるメンバーがいます。アクトハウスにはさまざまな年齢や価値観の人たちがやって来ます。年代もバラバラのアクトハウスならでは空気感。アクトハウスだからこそ得られる人と人の繋がりがあります。

▶関連記事『年齢も出身も価値観も異なるから面白い。アクトハウスの空気感。

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【取材:アクトハウス編集部/会場:The Company】

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