アクトハウスがわざわざセブ島で「IT留学」を展開するワケとは?
IT業界の歴史とITを学ぶ意義
ビジネスのIT化・デジタル化(DX=デジタル・トランスフォーメーション)が超速で進んでいる現代、2010年代後期。しかし歴史を紐解いてみると、ITを担う代表的な機器「コンピューター(電子計算機)」が人類の歴史に登場してからまだ1世紀(100年)経っていません。
生活基盤(インフラ)の一つとしてあっという間に定着し、数々の歴史的な変革の場となっている「ネット(インターネット)は、その基礎技術が確立された1960年代から数えると、まだインターネットの歴史は半世紀(50年)あまりしかありません。
そして、イギリスのIT科学者ティム・バーナーズ=リーが、世界初のウェブサーバー「httpd」とウェブブラウザー(兼HTMLエディター)「WorldWideWeb」を公開したのが1990年12月。
ですから、ウェブサイトの歴史はまだたったの30年弱しかない、という状況です。
▶関連記事『プログラミングとコンピュータの歴史「771年分」まとめてみた。』
まだまだ「若い」IT業界がこれだけ目覚ましい進化を遂げている理由は、国力の差や言語(話し言葉)といった障壁となる境界(ボーダー)をいとも簡単に超えて、文字通り「世界とすぐに繋がれる」基盤であるがゆえ、でしょう。
境界(ボーダー)を感じさせない世界共通のインターネットという仮想空間の中で、現実(リアル)世界で起きる様々な事象がシミュレートされ、仮想と現実の境界すら突破していく画期的なサービス/プロダクトが数多く生まれています。
若い、すなわち、未成熟な業界であるがゆえに、チャンスと可能性に富むIT業界。だからこそ、先進国/後進国を問わず、世界中の人材がこぞってITスキルを身に着けようとするのは自然な流れと言えるでしょう。
日本の教育問題とIT留学の存在意義
昨今話題になった「小学校にプログラミング教育が導入される」という件。IT業界で働く人たちの間では、期待と困惑が入り乱れた複雑な感情が渦巻いています。
2020年に施行される新・教育指導要領では、実践的なプログラミング教育の細かい内容までは明記されておらず、「コンピュータでの文字入力等の習得、プログラミング的思考の育成」という、抽象的な概念が打ち出されたに留まりました。教育現場でプログラミング教育がどう取り扱われるのか、IT業界では一つのチャンスと捉える向きもあるようですが、私たちはいささか違う視点を持っています。
「いわゆる学校教育は学業を教え、実践的な教育は民間企業が教える」ように考え方を変えていかねばならないと考えているのです。
旧来より、公的な教育機関と私的な教育機関ではその内容に大きな差が生じていました。私立の教育機関に通わせるため、公立の学校教育では足りない部分を「学習塾」という私的な教育サービスで補完する、という流れは、ここ数十年、日本の社会で定着してしまった流れです。
さらに、若者の殆どが当たり前のように高校・大学という高等教育機関へ進学して学習を続けているにも関わらず、企業に採用されると「新人は使えない」「教育が必要」等とされ、各企業の業務内容に合わせた新卒者向けOJTが施されます。企業は「大学の教育の問題」などと言い、大学は「高校教育の問題」などと言い、大人はこぞって「若者は勉強しない」などと言う。このように閉塞した世の中で、それでも若者は自らの将来を少しでも切り拓くために必死に努力をしているのです。
それなら、いっそのこと、業務に近い実践的な内容は、実際にその業務を担っている民間企業が教えればいいのではないか―。これが私たちの考えの源泉となっています。
だからこそ、ITを学ぶ場として、「IT留学」という形式でサービス提供をしているのです。
なぜセブ島なのか
「ITを学ぶだけなら日本でもいいじゃないか」
「動画サービスで無料で学べるよ」
・・・おっしゃるとおりです。
では、なぜ私たちは海外での「IT留学」にこだわっているのでしょうか。
多彩な理由がそこには存在しますが、今回はそのなかで「2つ」ご説明いたします。
アクトハウスが海外にこだわる理由
理由1)フィリピン・セブ島という環境
島国である日本の若者は、まだまだ海外滞在経験を持ったことが少ない方が多くいらっしゃいます。
せっかくITという未知の分野を学ぶなら、生活環境も変えることで、自らに対する変化を促すほうが良い―。そう考えるからこそ、海外のIT留学という形式にたどり着きました。
そしてフィリピン・セブ島を拠点として選択しているワケは、下記の3つです。
①英語が公用語で、普段から耳に英語が入ってくる
②グローバルクラスの大企業が多数進出している
③生活コストが日本に比べて安い
まさに「環境が人を変える」というセオリーを活用している、とも言えます。
▶関連記事『なんでフィリピン?アクトハウスはなぜセブ島でIT留学を?』
理由2)密着で教えることができる
経営視点で見れば、無料動画サービスのほうが、圧倒的に利益率は高いと思います。しかし、プログラミングを習得する側の視点で考えると、どうでしょうか。無料動画サービスというものは、サービス提供者側の効率性の論理のみが優先されているように感じてしまいます。
無料動画を見て、自習した方は、用語理解や操作方法の理解という意味では、全くの初心者の方よりは一歩進んでいると言えます。しかし、実務で使えるか、というと正直申し上げて、全く使えない、ということも多々起きてしまいます。
それは、動画で解説されている内容が教科書的で実務に近い内容ではなかったり、技術的に陳腐化してしまっていたりと、実践的な内容とは必ずしも言えない場合があるからです。
アクトハウスでは、6ヶ月や3ヶ月など一定期間にプロフェッショナルのプログラマーやエンジニア、デザイナーや経営者についてITを学ぶ機会を非常に大切にしています。ある意味逃げ道なく、濃い時間を設け、だんだんとそのスキルを吸収していくのに海外のIT留学は適しています。
▶関連ページ「「少人数プログラミングスクール」としても優れるアクトハウス」
留学後半3ヶ月は「リアル実践」。決められた仕事や内容でなくWEB案件を自ら営業・制作・納品したり、起業着手する参加者も。メンターや同期と未知の領域に挑む。
➡最新info
①4月期あと1名(完売から復活枠)
②7月期あと6名(3ヶ月コース完売)
③くわしくは↓https://t.co/4CwT0EBUL5#IT留学 pic.twitter.com/eIX0FOqSOn— アクトハウス@IT留学×英語×ビジネス (@acthouse_) 2019年3月25日
人と人が向き合い、丁寧であること
実際に制作案件を対応してきたエンジニアやデザイナー、経営者・フリーランサーが、自らの経験を元に語ること。
この圧倒的なリアルさは、海外IT留学という形でしか出せないものと考えています。既存の学校教育では実践的な知見を身に着けられない、実践力がつかない―。そう感じている方からのお問い合わせを日々いただいております。皆さん口に出してはっきりとはおっしゃいませんが、それぞれに「学校教育の限界」を感じているようです。学校教育そのものは否定するものではありません。
一般教養として身に着けるべき内容は数多くありますし、身に着けていればプラスになるシーンも出てくることでしょう。しかし、学校教育だけでは、実践的なITスキルを身に着けるのはなかなか難しいという現実もあります。だからこそ、私たちアクトハウスのようなサービスが存在しているのです。
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アクトハウスではご相談を毎日承っているので、起業やフリーランス、キャリアチェンジをもくろんでいる人は、
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著者:アクトハウス編集部
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