「600名以上のお問合せ」から分析したアクトハウス参加者の特徴とは?

アクトハウスに参加決定する方の特徴「5つ」をご紹介

筆者は、2015年の春くらいからアクトハウスの事務局(窓口)業務を引き継ぎ、対応をしてきました。引き継いだ時点からこれまでの3年の間だけでも、600名を超える方からお問合せをいただき、様々な連絡手段を用いて、やり取りをさせていただいています。

実際にアクトハウスのIT留学に参加決定される方は「個別相談(もしくは説明会)」でお話をさせていただくことが多いのですが、アクトハウスとしての一連のフロー(問い合わせ〜相談〜参加決定から渡航まで〜参加中〜卒業後)の様子(取り組み方)とアウトプットする成果の状況を見ていると、「アクトハウスの使いこなし方」にある一定の法則のようなものがあるような気がしてきたのです。

本記事では、筆者がアクトハウスの事務局(窓口)業務担当者として、実際にビジネス領域のメンターとして、セブ島で参加者の方々と向き合って来たからこそ見えてきた、アクトハウスに参加する方の「5つ」の特徴について、語ってみたいと思います。

せっかくですのでイメージしやすいよう「✔よくあるコメント」として、男女・ご年齢・ご出身もさまざまな方々からご相談時いただく言葉も各項目の冒頭でご紹介していきます。

【特徴その①】現状に対して漠然とした不安がある

ではまず、1つ目から、コメントと共にご紹介していきます。まず最初は「現状に対して漠然とした不安がある」という特徴。

 

✔よくあるコメント

「なんとなく将来が不安」

「このまま仕事しているのもどうかと思って」

「就職してしまってよいのかな・・・」

 

このあたりの言葉も「個別相談(もしくは説明会)」の中でとても多く聞く言葉です。

「不安がある」ということ自体は、その人の精神状態を考えると少しネガティブに捉えがちですが、その事自体は悪いことではないと思っています。「不安から抜け出すための努力」をする源泉になるからです。その努力が、人としての成長をもたらすわけです。

「不安」を不安としてきちんと直視し認識するからこそ、人はそこから抜けようともがき努力をし、そしてその努力が人としての成長へと繋がり、やがて不安から脱することができるのです。

もちろん、不安というものは無いなら無いほうが良いと感じるものでしょう。しかし、人として一切成長をしない状態、というのはどうでしょうか。どんどん不安になればいい、というのも語弊があるかもしれませんが、成長の源泉として不安という要素があるなら、積極的に直視し、立ち向かうべきなのではないかと思います。壁を乗り越える、ということに意義を見出す方が、アクトハウスの参加者には多いように感じます。

【特徴その②】尖っている

そして、2つ目は「尖っている」という特徴です。

 

✔よくあるコメント

「人の言うこと聞きたくない」

「自分の思ったようにやりたい」

 

一瞬「めんどくさい」という言葉が頭をよぎるかもしれませんが・・・。

アクトハウスに参加される方には、一定層こうした思いを持つ方が含まれています。これが「起業」や「フリーランス」という働き方(生き方)を選択しようと考えるきっかけの一つなのかもしれません。

確かに、会社等の組織の中では「使いづらい」存在なのかもしれません。しかし、人は必ずしも組織の中で、誰かに付き従って行動をしなければならないわけではありません。自らが組織を作り、規範となって行動する人も多くいます。

「人と違う」ということが「尖っている」とするならば、アクトハウスは「尖っている人ばかり」といえるかもしれません。その結果が「起業」「フリーランス」に進む方の数の多さにつながっているのだろうと推察しています。

▶関連ページ「アクトハウスの卒業後の進路」を詳しく見る

【特徴その③】IT=必須スキルの一つと冷静に見ている

3つ目の特徴は、わりと突っ込んだお話です。プログラミングなどの技術に対して結構冷静なところ。

 

✔よくあるコメント

「ビジネスを学べるんですよね」

「デザインって何やるんですか?」

 

ITがビジネスパーソンにとってのコア(基本)スキルとされるようになってから、だいぶ年月が経ちました。しかし、現実にはまだまだビジネスパーソンのITリテラシーが不足しているとされています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)が高度に進みつつある現代のビジネス環境において、ITはなにもIT専業(例えばエンジニアやプログラマー、WEBデザイナー等)の要員のものだけではなくなりました。

広報担当者であればSNSを始めとしたデジタルマーケティングの領域に精通している必要があります。企業の屋台骨を支えるバックオフィスの担当であれば、メールやファイルサーバーのようなオフィス系のITや、顧客管理システム・営業支援システム・製造管理システム等の基幹システムの知見が必要です。会計や経理のように会社の数字を扱う部署で働くなら、会計システム・予算管理システム等の数字に関わるシステムの知見が必要になるでしょう。

オフィススイート(Microsoft Excel / Word / PowerPoint)を使いこなせること=ITスキルとされていた時代はとっくに過ぎ去り、ITを専門に扱わない要員であっても、ある程度の深さ・広さのITの知見が必要とされているのです。

アクトハウスは、IT留学の中でも少し変わって(尖って)いて、ITだけに特化しない「総合型のIT留学」を標榜しています。基軸となる学習領域を説明するメインコピーに「IT×英語×ビジネス」を据えているのも、その典型例です。

実は、アクトハウスにお問合せをいただく方がよく仰る言葉に「IT留学をしようと考えていたけれど、ビジネスも学べると聞いて」「デザインってどれくらいやるんですか?」というものがあります。

そうなんです、IT留学でプログラミングだけを学ぶなんてもったいないんです。なぜなら、ITは広くて深いビジネス環境の中のごく一部分に過ぎないからです。

たとえば、html・css・javascriptを駆使してLP(ランディングページ)を1枚作る、WordPressで構成されたサイトをPHPを使ってカスタマイズしていく、というシーンがあったとします。そこには、「世の中に対して何かを訴えたいから、ITを使って作業をしようとしている」という、背景があるはずなのです。

ウェブサイトやウェブページは、世間一般に対して公開されて初めて意味を持ちます。言い換えれば「何かを公表したいから」作るわけです。やみくもにプログラミングだけをして、その成果(例えば、技術力)をアピールするだけでは、あまり意味を持ちません。

アクトハウスで学びたい、という方の多くが、「ITを一つのツールとして捉えている」「ITを身につければ、自分のやりたいことの実現が近づく」と、冷静に見ている方が多いな、と感じます。先に挙げたhtml・css・javascript・PHPといったプログラミング言語は、それぞれがとても深くて幅広いものです。追求すればするほど、学習すればするほど、その奥深さに気づくでしょう。しかし、スキルという冷静な尺度を持って考えるならば、ある程度のところまで学習して、次の領域を身につけていく、といったある種の「割り切り」も必要でしょう。

ITをツールとして捉え、冷静に考えているからこそ、その「割り切り」ができるのです。プログラミングをする、という技術(技能)面だけに囚われてしまうと、ITを使う目的を見失い、はては、ITを学習する目的も見失ってしまうのです。

▶関連ページ「プログラミングとデザイン、英語とビジネスを学ぶ価値。

【特徴その④】旅人気質

4つ目の特徴は、イメージしやすいかもしれません。いわゆる「ノマド」な旅人気質です。

 

✔よくあるコメント

「ノートパソコン片手に世界を飛び回りたい」

 

この夢を叶えるためにITを学びたい、というニーズは非常に強いと感じます。

実際にラップトップを片手に世界を飛び回るには、「自由な働き方」を実現する必要があります。最も近いのは「フリーランス」でしょう。

フリーランスの「ディレクター」「エンジニア(フロントエンド領域)」「ライター」「エディター」「マーケッター」あたりが、ラップトップを片手にふらっと世界に飛び出して行っている印象が強いです。

アクトハウスへお問合せをいただく方は、上記のようなイメージを漠然とお持ちの方が多いな、という印象があります。「会社組織に束縛された自分に対する不安」の反動から、「自由な働き方を求める」というのは自然な流れなのかもしれません。

単純に「旅が好き」という方も多いです。アクトハウスの参加者が出会って最初の頃の会話の中には「こんなところに行った」「あそこに行ったらこんな目にあった」など、旅にまつわるエピソードを交換しあっていることが多いのは、旅好きの方が集まっている最たる例なのかもしれません。

【特徴その⑤】SNSにある一定の距離を置いている

最後5つ目の特徴は、時代の中心にあるといって過言でないSNSとの距離感について。

 

✔よくあるコメント

「インスタ少しやってるくらい」

 

昨今では「インスタで数千フォロワーいます!」「facebookの友達数は限界(5000名)超えています!」という方も珍しくなくなりましたが、アクトハウスの参加者にはそういう方はあまり多くないようです。

それに、アクトハウスの参加者募集においては、恣意的な宣伝をしないためにも、「ブロガー枠」や「アルファツイッタラー枠」のようなものも設けていません。

SNSで自分の活動状況を逐一報告して反響を得ることよりも、粛々と日々の活動を積み重ねている、研鑽型の方が圧倒的に多いように感じます。我々アクトハウスの運営サイドとしては、アクトハウスへの参加をきっかけに日々の活動内容をどんどん公表してもらっても歓迎なのですが(笑)。皆さんそういう気質ではないのでしょうか。

SNSには良い面と悪い面がある、ということはここ最近で議論が深まっています。SNSに依存してしまい、いいね!がほしいばかりに危険な自撮り(セルフィー)や問題行動を起こしてしまう若者の問題、アメリカの大統領選挙に伴うフェイクニュースや情報操作の問題など、SNSを舞台にした問題・課題は日毎に増えているようです。

情報のインプット・アウトプットを正しく行っていくことも、セルフマネジメントとして大事なことです。ITの要素技術やプログラミングを学ぶのも同様で、情報を入手し、正しいか検証するというプロセスは、必ず発生します。

アクトハウスに参加されている方は、SNSの情報を鵜呑みにしたり、むやみに反響を得ようとせず、きちんと検証して自らの考えに照らし合わせて判断するという基本行動が伴っている方が多いなと感じます。アクトハウスの評判や口コミにおいても自分の判断を大事にしています。

 

動画で観てみるアクトハウスの参加者

ここまで『アクトハウスへの「600名以上のお問合せ」から見る参加者の特徴とは?』と題してご参加者の傾向をみてきましたが、実際にアクトハウスのYouTubeチャンネルでは、在校時のご参加者のインタビューもご覧いただけます。







アクトハウスの現在の募集状況や各コースの価格などを確認したいかたは、当サイトのトップページに情報が網羅されています。下記のリンクからどうぞ。

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こんなIT留学にピンときたら、お問合せを。

アクトハウスの事務局担当として、日々多くのお問合せに対応させていただいていると、皆さんそれぞれに思いがあってお問合せをいただいているのだなと、ひしひしと感じます。

悩みや不安、希望や目標―。それぞれに考えていることは違っても、成長しようとしている根底の部分は同じだと思っています。アクトハウスが、その成長の起爆剤として役に立てたら。そう思いながら、できる限り丁寧に、お答えしていきたいと考えています。

ご質問はLINEやフォームからどうぞ

アクトハウスではご相談を毎日承っているので、起業やフリーランス、キャリアチェンジをもくろんでいる人は、

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著者:新村 繁行
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