卒業生に会う in セブ島 feat. 井手景子さん(海外就職/ブリッジSE/WEBディレクター)
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北海道の離島でのトレッキングガイドから、
セブ駐在のブリッジSE(兼)営業職へ。
人が好きで笑顔を絶やすことのない頑張り屋。
それが「井手景子」さん。
アクトハウス卒業後、研修を経て、
セブに戻ってきた彼女に会いに行ってきました。
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井手景子さんがアクトハウスに参加するまで・参加中の様子
アクトハウス参加後、スタッフの栗山と意気投合した井手さん。栗山が主に執筆を手がけている「IT留学ブログ」で、参加に至る経緯や参加中の様子を取り上げていました。
下記クリックで『アクトハウスの現場からは以上です。』にジャンプします
今回のインタビューは、「アクトハウスの現場からは以上です。」でインタビューした「後日談」となっています。
ではさっそく、いってみましょう。
アクトハウス卒業後は?
▶お久しぶりです。いや、正確には昨日ぶりか(笑)。よろしくお願いします。
「昨日のクラフトビールお美味しかったですよね!よろしくお願いします!」
※インタビュー前日の夜、セブ島にできたクラフトビール店に偶然でかけていたのでした。
▶まずは、アクトハウスを卒業した後について、教えてください。日本に一度戻ったんですよね。
「ですね。3月に卒業した後は一度実家に戻り、4月からは入社予定の会社で研修を受けていました」
▶研修はどんなことをしてたんでしょうか?
「実は、実務をいきなり担当させてもらいました。福岡にあるコワーキングスペースのレセプション業務と、ブリッジSE(現在の業務)として働く準備と、その2つですね」
▶いきなり実務!?それはとても鍛えられたでしょう。
「いやー、実際キツかったですよ。午前中はレセプション業務。午後からWEBディレクターとして仕事をしていました。サイトのディレクトリマップを整理したり、オフショア(セブ)に出す指示書の英訳をしたり。毎日深夜まで働いていましたね。加えて、プロジェクトマネジメントに関する研修も受講していたんですよ」
▶それはすごい。仕事に勉強に、大変だったでしょう・・・。
「頑張りました(笑)」
↓こちらは井手さん在学時のインタビュー↓
営業力もあるブリッジSEを意識。
▶いまセブでやっている業務とあまり変わらない感じだったんですね。
「いまはレセプション業務はやっていないですが、ブリッジSE・WEBディレクターという意味では変わらないですね。実は、レセプション業務を担当していたことで、コワーキングスペースにいた様々な利用者さんと関係ができて、それがいまのWEBディレクターとしての業務に人脈として活きているんです。だから、レセプション業務も担当できてよかったですね」
▶本当は2ヶ月後には戻ってくる予定だったけど、1ヶ月延長したんですよね。
「そうなんです。日本で業務をしていて、もし私がこのままセブにブリッジSEとして戻ったとしても、会社のミッションを達成することができない、と思いました。だから、日本での滞在期間を1ヶ月延長し、その間に営業活動をしようと思ったんです。上司も賛成してくれて、それで1ヶ月延長が決まりました」
▶ブリッジSEだけど、営業活動。具体的にはどんなことをしていたんですか?
「営業といっても、自分には営業として仕事をした経験がないので・・・。プレゼンもヘタだし、営業実務も全然わかってなかったです。なので、テレアポ・突撃営業・イベントに顔を出しまくる、などなど、とにかく地道に顔を出して、名刺交換をいっぱいしました」
私アクトハウス行く前は、ビジネスもITもめちゃ苦手でした。
というか今も勉強中。😭
今後はそんな私がwebの現場で実際に学んだことをシェアしていきます!
まだまだ勉強中なので補足、ご指摘あればお願いします🙏✨#アクトハウス #セブ #未経験者あるある #IT留学 #海外就職— Keiko@セブ島ブリッジSE (@kei052091) 2018年7月12日
再び、セブ島へ。海外駐在のブリッジSE(兼)営業職として業務スタート。
▶3ヶ月の研修勤務を経て、いよいよセブ島に戻ってきたんですね。久しぶりのセブ島、いかがですか?
「晴れて、戻ってきました!セブ島、いい感じですよ!(笑)」
▶いい感じ、とは?(笑)
「私、福岡のコワーキングスペースに入居していた方たちとものすごく仲良くなってしまって。本当は、セブに戻るのやだなー・・・なんて思ってたんです(笑)」
▶へー、そんなことが。
「セブに友達もいないし、なんか寂しいな、って。でもいざ戻って来てみたら、そういえばアクトハウスのスタッフや卒業生がいるし、全然寂しくなかったです(笑)すんなりと受け入れてもらった、みたいな気持ちでしたね」
会話もメールもチャットも全て「英語」。
▶セブ島駐在で働き始めて2週間。いまはどんなお仕事をしているんですか?
「弊社では日本で受注した仕事のオフショア開発を手がけているんですが、そのブリッジSEとして、日本でまとめられた要件をフィリピン人エンジニアたちに伝えて制作する、そのディレクション部分や制作進行管理を担当しています。営業としては、福岡のコワーキングスペース勤務時代に培った人脈を辿って営業活動を行っています」
▶フィリピン人エンジニアたちとの協業はいかがですか?
「みんな本当に優秀です。動きのあるサイト制作とか、みんな得意で。ただ、日本品質というか、細かいところの作り込みは甘いときもあるので、ブリッジSEとして細かくチェックして修正を指示したり、ときには自分で修正することもあります。アクトハウスに参加中、私はそんなにプログラミングが得意なほうではないなと思っていましたが、ここで活きていますね」
▶すべて英語での指示出しやマネジメントになるのでしょうか?
「はい、そうです。会話もメールもチャットも全て英語ですね」
※実際に手がけている案件を例にして、フィリピン人エンジニアへの修正指示の様子を見せてくれました。
プログラミングもできるディレクターの優位性
▶アクトハウスで学んだこと、他に「ここが活きているな」なんていうことはありますか?
「私、もともとはブリッジSEのみが職務だったんです。でも、福岡で勤務しているとき、営業としての職務も担わないといけないと感じました」
▶それはなぜですか?
「その理由は、アクトハウスで学んだ『視座を上げる』という感覚だったんです。それに、ビジネス講義で学んだWEBディレクションの知識や数字感覚は、ディレクターとして・営業として、コスト感覚を持って仕事をするのにそのまま役に立っています」
▶それは嬉しいですね。
「そして、さっきも言ったとおり大得意!とは言えなかったけど(笑)プログラミングも。ちょっとした修正なら自分でやっちゃおう、というフットワークの軽さは、受講したからできていることですね」
これが、自分をイジめるプログラミング。https://t.co/tHFQfRhxuc
— アクトハウス@IT×英語×ビジネス留学 (@acthouse_) 2018年7月20日
実際、海外勤務ってどうなの?
▶まだセブ島駐在での勤務はちょっとですが、海外勤務って実際どうですか?
「楽しくてしょうがないです!(笑)」
▶仕事が楽しい。それは本当に素晴らしい!
「正直なところ、仕事や業務ってどこでしてても変わらないものだとは思います。でもその土地によって、職場の雰囲気は違うものだなということは感じました。日本だと『お先に失礼します』と帰りづらいな、という雰囲気があることもあると思いますが、フィリピンだとスッパリ帰ったり(笑)そういう意味ではフィリピンでの勤務はストレスが少ないかもしれませんね」
▶なるほど。海外ならではの帰り方ですね(笑)
「ですね(笑) それと、ブリッジSEとして、という意味では、やはり対面でフィリピン人エンジニアたちと話ができるのがよいです。電話やビデオ通話ではどうしてもニュアンスを伝えづらいこともありますけど、対面で会話すれば、わかってもらえることが多いなと感じます」
※フィリピン人エンジニアと肩を並べて作業中。
フリーランス、そして世界も周りたい
▶最後に、今後の展望を教えてください。
「まずは、いまのお仕事、ブリッジSE(兼)営業で実績を出していきたいと思っています。最低でも2〜3年は。その後については、フリーランスという働き方にも興味があるし、世界一周にもでかけてみたい。コワーキングスペースやコミュニティのようなものを創ることもしてみたい。やりたいことはたくさんありますね。そうだ、最近、ツイッター始めたんですよ。卒業生の吉本くんの影響をうけて(笑)」
先日アクトハウスの方に記事を書いてもらいました〜 😊
ありがとうございます!そして、今日はカンパニーにアクトハウス生のみんなが来てた!
なんかみんなともっとお話したかった〜😭😭#アクトハウス #IT留学 #海外就職 https://t.co/n4ltupq8RE— Keiko@セブ島ブリッジSE (@kei052091) 2018年8月1日
▶卒業後にも影響を与え合う関係性、いいですね。
「本当にそう思います。いまはセブ島にアクトハウスからの卒業生が3名移住しています。近い内に、私の同期の米田くんも、彼がこれから手がけるプロジェクトのためにセブ島に来ると言っていましたし、ますます楽しみですね」
▶今後のますますのご活躍、期待しております。本日はありがとうございました。
「はい!ありがとうございました。」
(取材・構成 アクトハウス編集部)