大学生22歳が挑んだ「6つ」の挑戦。
本インタビューの概要
今回は大学生でアクトハウスの参加中、全ての実践メニューに挑戦した米田さんにお話をお伺いしました。
驚異の実現力。セブ島で挑んだ「6つの挑戦」
セブ島にて、アクトハウスに挑戦した22歳の大学生、米田さん。
米田さんが6ヶ月コースに在学中、仲間や個人で立ち上げたサービスや企画は「6つ」。本ページでは、フィリピン・セブ島で縦横無尽に駆け抜けた軌跡をご紹介します。
なお、各実績のあとの米田さんご自身のコメントを掲載しています、あわせてご覧ください。
まずその「6つの挑戦」とは…?
①仲間とサービスリリース
②オウンドメディア
③バジャウ族との交流
④個人でサービスリリース
⑤英語イベント開催
⑥セブ島お弁当屋さんサイト制作
これらを、アクトハウス6ヶ月コース「後半3ヶ月」に取り組む「4つの実践」を中心に活用し、次々と着手していきました。なお最初の「仲間とリリースしたサービス」は、アクトハウス入学2ヶ月目にして完成。ここでの学び、スタートダッシュも後半の勢いにつながっています。
ではその6つの活動を順にご紹介していきます。
①最初のサービス「セブスマ」
これは、同期の仲間のひとりが考案した事業計画が発案となったサービス。
その案を、プログラミングやビジネス講座、デザイン講座の受講と平行しつつ4人のチームで具体化していきました。アクトハウス在学2ヶ月目にして早くも作られたサービス。これはアクトハウスの歴史のなかでも最速です。
↓米田さん在学時のインタビュー↓
セブ島のみならず、海外での最初の不安のひとつ「セブ島の長期滞在のときって、スマホってどうすれば使えるの?」という問題点にフォーカスしたもの。
海外それぞれ事情は異なれど、ここセブ島もなかなか慣れるまではその特殊なパケット事情に混乱をきたす人は多いです。そこを解決するサービスがこの『セブスマ』。
(4人で日夜、サービスのリリースに向けて取り組んだ)
ものづくりの楽しさ、チームで動くことの難しさも
「問題点にフォーカスしてサービスリリース!」「アクトハウス史上最速リリース!」というと、勢いもありシンプルで楽しそうですが、チームでコンセプトや契約内容などを作っていったり、ターゲット策定を元にしたブランドイメージをデザインしていくのは、実はかなり困難な作業。
ただ仲が良いだけの人間関係では継続性はなく、きちんと意見を言い合ったり、相手を尊重したりのバランスも必要です。また留学中は学生ビザでの活動ですので、実際にお客さんから料金をもらって商売することはできないため、サービス運営のための現実的な課題をクリアする必要もありました。逆にこの体験を、このチームメンバーは「在学2ヶ月目」に通過しておいたことで、それぞれが自分のやりたい方向性を具体的に模索するきっかけにもなりました。
たったひとつのサービスをWeb上でリリースするだけでも、むしろリリースすることよりも重要な、いろいろな体験がついてくるのです。技術を学んで終わりではない、このリアル体験こそがアクトハウスのIT留学の醍醐味でもあります。
最初のサービスリリース、米田さんの感想は?
◎米田さんコメント◎
「セブスマは、僕の留学での活動のきっかけとなりました。ここでサービスの立ち上げ方、チームで動くことの難しさを学びました。そして、残りの留学生活の過ごし方を見直すきっかけとなりました」
②自身のメディア立ち上げ
ブログメディアを活動のプラットフォームに
米田さんが2番目に着手したのは自身のメディア立ち上げ。アクトハウス在学中はもちろん、卒業後も自身の活動発信の場として運営していくブログサイトです。
留学中に学んでいるWORDPRESS(ワードプレス)、プログラミングやデザインがここでも活きてきます。またアクトハウスならではのマーケティングやビジネス、ライティング講座でのナレッジもフル活用。
サイト名『がりゅうさん.com』は自身の長年のニックネームから。ここでセブ島での活動をリアルタイムで発信。ソーシャルサイトも絡め、このあと続いていくオリジナルサービスの情報も掲載するなど、活動のプラットフォームを留学中に作り上げていきます。
◎米田さんコメント◎
「ブログの立ち上げたきっかけは、とにかくアウトプットしたかったからです。将来のことで迷っていた時期だったので、自分の考えや今まで感じたことを世間に出し、意見が欲しかったんです。今となっては、5年後の自分のブランディングのためのブログとなっています」
③バジャウ族との交流
ITに寄せた活動が続きましたが、米田さんのそもそものアクトハウス参加の動機のひとつが「いまの世界をちょっとずつより良くする」ための活動をすること。一人で何かをする際は、やはりITのチカラは必要になってくるため、アクトハウスでプログラミング、世界での活動も見据えた英語、トータルでビジネスやマーケティングのスキルを修得していくのが目的でした。
米田さんは同期の仲間と共に、セブ島の原住民の方々である「バジャウ族」の方々との交流をするため、ある企画を立ち上げます。それは、このバジャウ族の子どもたちへ「クリスマスプレゼントを届ける」というもの。喜んでくれた子どもたちとの交流は1日という限られた時間ながら、さまざまなことを考える時間ともなりました。そしてこの体験がまた次なる活動(⑥番目にご紹介する活動)にもつながっていきます。
◎米田さんコメント◎
「バジャウ族のイベントは、実は1週間前に決めました。僕は、補助役として携わりましたが、イベントの企画から運営まで学ぶことは多かったですね。また、僕自身も貧困について興味があったので、現実を見てヤバいって感じました」
④個人でサービスリリース
そして米田さんの4番目の活動は、たった一人で「企画・デザイン・Web制作・マーケティング」までを行う自身オリジナルサービスのリリース。
多くのビジネススタートアップの課題でもある「ビジネスを始める際のWEBサイトづくり」を手軽にできるサービスです。
LP(ランディングページ)をWORDPRESSのテンプレートから手軽に作成できる『Smart LP』がそれ。リリース直後からtwitterでダウンロードする方が複数出てくるなど、着眼点の良さが光ります。アクトハウスで学んだプログラミングやデザイン、マーケティングのスキルを着実に反映していきました。
◎米田さんコメント◎
「このスマートLPは、サービスを作ることを目的にせず、サービスを世の中に広める方法を知ることを目的に作りました。ここでSNSマーケティングの可能性と、難しさを知りました。このサービスを自分一人で企画から運営まで行ったことが、僕自身の成長を加速させたと思います」
⑤英語イベント開催
英語が苦手な人にこそ挑戦して欲しいイベントに
さらに次の挑戦は「セブ島でのイベント開催」。イベント名は『Let’s ガチで Discuss』。
このイベントは米田さんの、
「あまり自信が持てずに、海外の人に話かけられない、周りは話せているのに、なんで僕、私だけが話せないのだろうと悩んでいる日本人って多くないか?」
「これって俺と同じ考えを持っているから、俺だったらそういう人たちを理解した何かができるんじゃないか?」
これらの思いをきっかけに企画された「異文化交流イベント」。英語も学べるアクトハウスに参加したからには「英語に関わる何かを成し遂げたい」という気持ちがありました。この時期の心境や背景は、米田さんのメディアでも記事で語られました。
そしてこのイベントの特長は単にコミュニケーションしようねということでなく、わりとシリアスでガチなお題「政治」と「浮気」を用意し、それについて話し合うというもの。また一方で気楽に楽しめるゲームも実施するなど、緩急のついたイベントメニューで展開しました。集客も上々、イメージ通りに多国籍な方々が会場に集まりました。
👉『Let’s ガチで Discuss』イベントレポートはこちらから
◎米田さんコメント◎
「このイベントは、スマートLPから1週間後に企画しました。このスピード感が留学生活を振り返ると良かったと思います。イベント自体は、当初予定していた集客よりも少しだけ下回りました。しかし、「もう一回やってよ!」という声を参加者の半分の方々から直接言われました。自分自身もこれには驚きました。英語力は関係なく、自分の強い思いが参加者に伝わったと感じた瞬間でしたね。やって良かったと思います」
⑥セブ島お弁当屋さんサイト制作
本ページ項目③でご紹介した「バジャウ族との交流」での体験や衝撃。米田さんは「自分がアクトハウスを卒業するまでに、社会貢献としてのこせる『仕組み』はないか」という目標に対して試行錯誤を繰り返していました。単発のボランティアもいいけれど、自分がいなくなっても機能する持続可能な仕組みの提供はできないだろうかー。
そうした模索のなかで、アクトハウスのスタッフからある話を提案されます。
とあるセブ島のお弁当屋さん
アクトハウススタッフから紹介されたのは、セブ島でフィリピン人の方々が営んでいる、とある小さなお弁当屋さん。このお店は「お弁当を3つ購入するごとに、それらの代金の一部が貧しい子供たちに軽食を届ける貧困支援活動につながる」という仕組みを目指すお弁当屋さんでした。しかしこの仕組を活かすプラットフォームとなるWEBサイトが少し古いこともあり、せっかくのおいしいお弁当の魅力が出し切れていない、という課題があったのです。
しかしこの話が出てきたのは、米田さんの帰国3週間前ほど。
しかし、迷わず「YES」で即決即断。
帰国前日まで制作と打合せ
そのお店「Katsu Katsu Kitchen」に、運営サポートをするボランティア団体の理事に同行いただき打合せ。もし魅力的なサイトを作り、商売のサイクルに貢献できれば、文字どおり「自分が日本に帰ったあとも機能する仕組み」を提供できたことになります。
こうして、帰国前日まで制作と打合せが続き、帰国後も仕上げの作業に取り組む日々。アクトハウス留学中に学んだ英語、プログラミングやデザインの技術を活かし、晴れて「Katsu Katsu Kitchen」のサイトは納品となりました。
制作代金は一切いただきかず、とにかく貢献したい、半年間留学で滞在し、外国人である自分たち日本人を受け入れてくれたフィリピンやセブ島への恩返しも含め、米田さんが思いを込めたサイトが完成しました。この概要はアクトハウスのスタッフブログ『これぞ真の社会貢献!?フィリピンで注目の日本食デリバリーを注文してみた』でもフィーチャーされています。
「Katsu Katsu Kitchen」のWEBサイト
◎米田さんコメント◎
「実は、NGO団体にWEBサイトを作ることを留学中の目標にしていました。だから、案件のお話を聞いたとき、飛びつきました。完全に埋まってたスケジュールをこじ開けましたね(笑)睡眠時間が3時間とか普通でした。でも、この頑張りがクライアント様に認めてもらい、また次の案件につながったと思います」
駆け抜けた6ヶ月。そのチカラを「社会貢献」に
アクトハウスのIT留学で学び、触れ、突き詰めていったプログラミングやデザイン、そして英語とビジネスの学び。米田さんはそれぞれのジャンルを、留学後半3ヶ月の「実践フェーズ」でモノにしていきました。もちろん、全てはスムーズにいかずに壁にぶつかることばかりで、このページ内ではご紹介しきれない毎日の地道すぎる活動が背景にあります。
最後に、アクトハウスの感想を米田さんにお伺いしたします。この6ヶ月、いかがだったでしょう?
◎米田さんコメント◎
「アクトハウスに来て、僕はチャレンジをし続けました。でも、このスピード感をもってチャレンジできたのは、アクトハウスにチャレンジさせてくれる環境があるからだと思います。このチャレンジさせてくれる環境は、他の留学学校にはありません。そして、その環境が僕を成長させてくれたと思っています」
アクトハウスで学んだ強み
日々の積み重ねからプログラミングの可能性、社会に貢献できる技術としてのIT、英語、マーケティング、そしてデザインの世界を知ったこと。そしてそれを実践を通してモノにしていったこと。アクトハウスだからこそ、やりたいことにどんどん挑戦できる、またそのためのインプットもできている。
米田さんが描く「持続可能な世界」への取り組みと挑戦は、始まったばかりです。22歳の大学生が挑む「技術を世の中に還元する取り組み」は、いま確実に動き始めています。
【取材・構成:アクトハウス編集部】
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