IT留学行くのに20代後半、30〜40代とか年齢を気にしてる?

Age is just a number.

海外では、日常的な人付き合いにおいて「年齢」を聞かれることはめったにありません。

年齢よりも「いまやっている仕事」や「持っているスキル」あるいは「どこの国から来たの?」が会話になることが多いから。

長い付き合いの友人の年齢を知らない、なんてことはよくある話。

ここフィリピン・セブ島においても、またアメリカなどの諸外国でもそれは同じです。

もし日本人が「もう年だし…」「この年齢だから…」なんて言おうものなら、こう返されるでしょう。

 

Age is just a number!

 

「年齢なんて単なる数字じゃない!」と。

とはいえ、国がちがえば事情も変わる

年齢なんて単に数字にすぎないー。

そういうことは確かに言えますよね、数字なので。

しかし、例えば40代や50代の人が大学の生徒にいたり、仕事においても老齢の人がインターンをしていたりすることもある海外と日本では、そもそも年齢に対する考えがちがいます。

日本では昔から年齢は非常にセンシティブな問題。ようやく企業の正式な求人情報には性別と年齢制限を書かないことにはなってきていますが、それでもまだまだそういった傾向は見られます。

年齢表記だって、人によっては「事前にわかるからむしろいい」という考えもあったり、反対に「年齢で人間を差別している」という感想の人もいるでしょう。

年功序列社会、体育会系社会が根強い日本では、

「おまえいくつだよ?」

とか

「年下なのに生意気だ」

というような定形セリフもあったりします。日常的に敬語文化も定着しているため、相手の年齢を確認したうえで、1つでも年齢がちがうものなら「年上には敬語で」「年下には気を使わない」となる。

この「年齢」は、例えばお笑いの吉本興業で「1日でも早く吉本に入った人はずっと『兄さん』」となるように、実際の年齢は年下でも自分より先に吉本興業に入った人は『兄さん』として敬う対象です。この習慣は、日本の一般の会社でも同様。

誰に敬語を使い、誰に敬語を使わないか、という区分けは、実年齢や入社歴などがベースにされます。

つまり私たち日本人は、幼いころから年齢を意識する習慣のなかで生きている、と言えるのです。

外国人が自由でフランクなわけではない

そういった文化的背景から考えると決して「外国が自由でフランクなわけではない」ということも見えてきます。

彼らのなかにももちろん先輩後輩の関係はあり、海外のスターバックスなんかでもよく「キリッと教える先輩社員」「丁寧な英語で返答し教えてもらっている新入社員」の様子などは見られます。しかしいったん仲間となればそこに日本ほどの上下関係はなく「1日でも早く入った人が大先輩」という空気は希薄になってきます。もちろん、良くも悪くも。

しかしこのフラット感が、他人と余計な摩擦を生まない多民族国家ならではトラブル回避方法でもあり、自由主義のポーズでもあり、実力主義の厳しい世界の裏写しであると言えるでしょう。

年齢関係なく、会社でも「実力のあるやつが上に行き、給与も上がる」という欧米文化の土壌にも、やっぱり背景があるのです。

血液型も気にする日本人

日本人が気にすることのひとつに「血液型」もありますよね。

例えば、A型は優柔不断、B型は我が強い、0型は誰とでも仲良く、AB型が個性的…などの属性。占いなどもこのあたりを指標にしたり。

海外ではというと、外国人は自分の血液型を知らないことがほとんどと言ってもいいかもしれません。それくらい、知りません。

「病院などの輸血の際どうするの?」なんてことを聞く日本人の人もいますが、いまどき病院で5分もあれば血液型は判明します。そもそも病院としては血液型のチェックはいずれにしろするわけで、緊急時も困りません。

「○型なので〜〜〜なんだよね」

そういうこと言っているのは、世界で日本人だけかもしれないですね。

筆者も昔、イギリス人の友人に血液型を聞いたら、

「日本人にそれたまに聞かれる。ボクは自分の血液型を知らないよ。おかしいと思わない? 血液型なんて有名なのは4とか5種類でしょ? なんでそんなのに人の特長が収まるんだい?」

と言われたことがあります。

年齢変更を申請?

海外では、こんなニュースもありました。

69歳のオランダ人の男性が、いまの自分の年齢よりも「20歳若い年齢を自分の正式な歳として認定して欲しい」と、裁判所に訴えを起こしたのです。

「この時代、性別の変更が認められるんなら年齢の変更も認められるべきだろ」という主張です。写真をみるとDJなんかもやっていて、いろいろアクティブなのでしょう。

なかなかのツワモノですが、年齢を自由に考えているユニークな事例。逆にこの人は、外国人のなかでは「年齢をめちゃくちゃ気にしている」とも言えますね。

 



CNNニュースより 「私は20歳若い」69歳男性、年齢の変更求め提訴)

IT留学へのお問合せで

当サイトのアクトハウスは、フィリピン・セブ島にあるIT留学の学校。

ここにたまにあるご質問のなかで、こういうのがあります。

 

「29歳ですが、30歳くらいの方はいますか?」

「当方35歳ですが、過去に30代や40代の参加者はいましたか?」

 

回答から先に書くと、アクトハウスには30代の後半の方もいました。そして一番多いのは20代です。年齢など気にする必要はない留学です。

アクトハウス過去5年間のなかで最年少は高校生の16歳、最年長は社会人の38歳。しかしこれはあくまで「参加者」ですので、お問合せだけで言えば、中学生から40代までさらに広くなる。

でも、年齢をどうしても気にしてしまうお気持ちも、わかります。

これはなんだかんだ国籍問わず誰しもが持つ不安かもしれず、特に「年齢大国」である日本人にとっては最初に気になることですよね。

自分の中で「若い人たちのなかで浮きたくない」という気持ちがあったり「ひとりだけオジサン、オバサンがいるなんてかっこ悪い」という少しネガティブな迷いもある、と思われます。

しかし、実際にアクトハウスの年齢は前述のようにバラバラなんです。

来てしまえば、何も問題なく過ごせます。

▶関連記事『年齢も出身も価値観も異なるから面白い。アクトハウスの空気感。

何歳だって、誰だって、挑戦していい

21歳もいれば32歳もいたり、40前後の方もいれば16歳も。期によって参加の平均年齢は異なりますが、アクトハウスは3ヶ月ごとに新入生が入ってくるため、たまに若い期があっても次の期は年齢バラバラだったりし、結局は「まぜこぜ」に。

そのステイタスもさまざまで、休学して来る大学生もいれば、会社を退職した社会人の方、新卒だけど就職せずにアクトハウスに来る方もいて、まさに十人十色。

そして、ひとつ屋根の下で暮せば、そこに年齢という境目がなくなり、その代わりに

「気が合うか」

「スキルを高め合えるか」

「同じジャンルの学問に興味があるか」

「頼りになるか」

などの人間ベースでの付き合いが始まります。

もちろん、日本人ですから完全には年齢に対する何らかの意識は消せません。しかし、当初より相手の年齢を気にすることもなくなり、

 

Age is just a number!

 

という海外寄りの感覚にだんだんなってきます。

何歳だって、誰だって、挑戦していいんだと。

▶関連記事『30代のIT留学、そして「起業家」へ。

フィリピンのセブ島にいると

セブ島にいると、フィリピンに住むプログラマーやエンジニア同士の会話やつながりができてきたり、コワーキングスペースやイベント知り合ったフィリピン人のエンジニア、欧米諸国の人たちとの知り合いができてきます。

外国人はフィレンドリーな方が多く、フィリピンは陽気な人が多いです。さらにフィリピンはFacebook大国なので、こちらに来てアカウントを作ってみるといいです。芋づる式に友人が増えていくでしょう。

そしてそういった日々のなかで「一度も年齢など聞かれない」という生活に慣れてきます。あなたが自身も自分から相手の年齢を聞いたり、気にしたり、がなくなってくるでしょう。

むしろ海外では、年齢などより、

「いま何をやっているんだい?」

「セブ島には何しに来たの?」

こんなストレートにステイタスを聞かれ、ちゃんと自分の現状やビジョンを短時間でしかも英語で回答することのほうがよっぽど大事なのです。

こういう一見小さな自分のなかの変化が、自身の「心の鎖国解禁」「内面グローバル化の一歩」となってきます。

年齢より圧倒的に「スキル」の時代へ

海外ではもともと「年齢よりスキル」です。

古来の日本と真逆の考え方。

そしていま、ITの進化、スマートフォンが世界中の人々の手に渡り、グローバル化が世界中で巻き起こっています。私たちはさまざまな国と出来事や価値観を即座に知り、考えることができるようになりました。凸凹だった世界が、情報という意味では平坦かつ平等になっていく。グローバル化の本質はこの「情報」にありますが、情報はすなわち新しい価値観をもたらします。

日本にもこの15年ほどで「実力主義」なる欧米の考えが浸透し、さらに次のスタンダードとして「具体的スキル」の時代に突入しました。

何ができるか?

何をやってきたか?

どんなビジョンがあるか?

プログラミングやマーケティング、あるいはスタートアップ経験や経営のスキル。可視化できなお結果を出しているかの「具体的スキル」で評価が決まる。

年齢どうこう言っているのは日本だけであり、日本でも「年齢至上主義」「無意味な体育会系」的な考えが崩壊しつつある。

もう、昭和の武勇伝を語るオッサンより、プログラミングを扱える人のほうが給与のいい時代なのです。

▶関連記事『商社勤務から「フリーランスのエンジニア」に。

グローバル時代の留学

日本という島国にいるとわからない「外国の文化・空気・考え方」。

これをグローバリズムという観点から痛感できるのも、留学の魅力でしょう。国籍も育ちも価値観もちがうのに、同じFacebookやinstagram、twitterというSNSを使っていたり、世界情勢に対して同じ懸念を持っていたりする。ITがもたらしたこういったグローバリゼーションは、海外でこそ味わえるもの。

あなたも、年齢をもし気にする自分がいたら。それを否定したり封印したりせず、単純に「世界」を見に行き、「世界」と会話し、「世界」と友達になることです。

そしてただ知るだけでなく「俺はこのスキルがある」「私はこれができる」を言える人物になり、自分の価値を常に上げておくこと。

そのグローバルスキルを修得しておきましょう。

そしたら、年齢という呪縛から解き放たれます。

セブ島のアクトハウスは、年齢関係なく、どなたでも参加できる留学。

プログラミング、英語、マーケティングにデザインそして「ビジネスの実践期間」を3ヶ月も確保する本格派のIT留学です。

ご質問はLINEやフォームからどうぞ

アクトハウスではご相談を毎日承っているので、起業やフリーランス、キャリアチェンジをもくろんでいる人は、

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また「個別相談」も実施しているのでお気軽にどうぞ。

著者:アクトハウス編集部
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