フリーランスになるには?【5つの行動】で必要スキルと仕事を獲得しよう

どうすればフリーランスになれる?

「フリーランスをやってみたい」

「フリーランスになる!」

という人は多い。

SNS上でもフリーランスをめざす人、アドバイスする人、なるための秘訣や心得などをうたう書籍やWEB上の記事も数多く存在する。一部のフリーランサーが声高に主張する「自由」や「海外放浪ブロガー」「フリーエンジニア」などの生き方に憧れる人も多々。

当然ながらWEB上にもフリーランスの「厳しさ・収入の不安定さ・継続の難しさ」は情報として発信されている。にも関わらず、会社員とはちがう世界に挑戦してみたいという人は後を絶たない。

フリーランスという言葉には「フリー(自由)」が平然と冠されており、ライフスタイルとしての気楽さ・気ままさが漂う。しかし、実態はそんなかわいいものではない。むしろその真逆であり、そこにあるのは「努力と実力」の世界。「なんだかんだラクそうだし」「のんびりカフェでお仕事」という浮ついた気持ちならやめたほうがいい。

しかし、これだけの「なりたいニーズ」があるなかで、長年「実際どのようにすればフリーランスになれるのか?」という疑問は明確に解決されてない。

そこで今回は、フリーランスになりたい人に必要な「5つの行動」について書いていく。

体系化されてないフリーランサーへの道

まず前提として、不思議なことがある。

実際にフリーランスになっている人の話を聞くと「なったプロセス」のバラツキに驚く。

行き当たりばったりであったり、偶然であったり、勢いであったり、かと思えば、何年も何年も会社に勤めてからであったり。そこには、きれいに体系化やパターン化できるような法則がないのである。

例えば「イベントのフライヤーを作成しているうちにだんだんと」とか「以前務めていた会社から退職後も仕事をもらえたから」「クラウドソーシングでお小遣いを稼ぎながらブログも収益化できたから」など「百者百様」のやり方が次々と出てくる。

彼らそれぞれのフリーランスになったプロセスが異なるため「フリーランスになれたノウハウ」も当然異なってくる。そのため、SNSや書籍においても意見はバラバラだ。これに素人は振り回されてしまい、何が正解かわからなくなってしまう。

しかし、その散漫に見えるそれぞれの見解のなかには「共通点」がある。

それらを「5つ」に絞ってみていこう。

①病的なインプット

まずはインプット(勉強)がなければ始まらない、それも病的なほどの。

「やったことがないから怖い」を「知っているから怖くない」に変えるに必要なのはまずひたすらの勉強だ。

自分の進みたいジャンル。プログラミングならプログラミング、デザインならデザイン、動画なら動画でも、そのジャンルを365日休まずにインプットする。例えばプログラミングの独学挫折率は90%とも言われるなか、理想は環境までも変えてしまうことで、スクールや留学などで自分をやるしかない環境に閉じ込める。勉強しない日をつくらない。

実際にフリーランスになった人は、なる前から常に自分の知識をアップデートしている。それはかっこ良い言い方をすれば「変わり続ける時代に対応するため」となるが、それは「知らないことがあるという恐怖を除去し続けている」ことと同義。フリーランスになる前から「呼吸するようにインプットする癖」をつける意味でも、ただひたすら最初は知識と技術の鍛錬に努めよう。

プロフェッショナルはいわば「好きなこと」あるいは「好きになれたこと」もしくは「強引に好きになってみたこと」を仕事にしているゆえ、他力本願でなくセルフコントロールに優れている。そのため毎日に「勉強・インプット」などという感覚さえもなく、絶えず情報収集・技術の向上を日常化できている。

今日あなたが勉強をサボったら、世界中にいる同ジャンルのフリーランサーとその予備軍に「1日分のスキル」に遅れをとったことになる。スキルの低いフリーランスに存在価値はない

フリーランスとは「自由・気まま」という意味でもステイタスでもない。プロとして独り立ちできること、勉強と経験のその先にあるポジションであることを理解しておくのがポイントだ。

「勉強グセ」をつけインプットに専念しよう。

 

②無謀なアウトプット

そして、インプット(勉強)の次はアウトプット(実践)だ。

「勉強」は大前提でありながら、参考書やオンラインでいくら学んでもそれは「頭のなかの情報」が増えただけ。

実践・実務を通してないスキルは本物ではない

修行時間や下積み期間を不必要に長く取らず、すぐ実践に挑み、そして失敗・炎上するのが成長への近道である。「まだ自分では無理」「もうちょっとインプットしてから」と言ってる人はすでにフリーランスの素質はない。

プロフェッショナルでさえも実践ではたくさん失敗するのが当たり前なのに、駆け出しフリーランスだけが「失敗はできない」「完璧じゃないと恥をかく」「お客さんにも迷惑だし」と無駄にプライドが高く、かつ弱気で、ようするに何もしない。そんなに失敗が嫌ならば、一生インプットだけしていればいい。

ここで言う実践とは「完全な他人の仕事を請け負う」こと。「自分で考えたサービスをリリース」というのは趣味・自習の範囲。それは前項「①病的なインプット」に入る。

重要なのは「金を払う第三者」からの冷酷なわがまま、無理な納期、的外れな要望をどうキレイに折り畳めるかということ。

「金の絡んだ・アカの他人との仕事」で自分を鍛えよう。

 

③シェアする

前項までの「勉強と実践」は最も大事な2つ。しかし、それだけをやっていても誰もあなたに気づいてくれないという新たな問題が発生する。

フリーランスとしての仕事を拡大していくためには、あなたの勉強や実績の記録をシェアし続けることが必要。具体的にはtwitterやFacebook、instagram、Github、tumblr、Adobeポートフォリオ、自作のポートフォリオサイトやブログなどを活用する。

例えばWEB制作、という仕事の場合。

現実的に「仕事の実績を掲載したい」と思っても、クライアントからは「実績掲載NG」が出ることが多い。しかし、機転を利かそう。社名を伏せたり、写真を載せずとも箇条書きで案件内容を記載するなど「オブラートに包みながらもリアルな情報」として掲載・更新・発信していく。シェアは他者へのアピールのみならず、自分の仕事の振り返りにもなってくれる。もちろんシェア内容は日々の自分の勉強内容、自分のブログ、オピニオンでもOK。twitterアカウントを長年眠らせていた人は復活させよう。

第三者はあなたのSNSやブログを見て「どんな仕事をする人か」「どんな人物か」「依頼しようかどうか」を無言で見ている。それは裏を返せば、シェアした瞬間から、あなたが寝ている間も誰かにアプローチを仕掛けてくれる営業の自動化を実現することになる。体はひとつのフリーランスにこれ以上のことはない。

「SNSはもうちょっと経験を積んでから」というのは機会損失だ。SNSにはライティングスキルも発信センスも企画力もマーケティング力も必要。自分が無名のときから現代SNSの空気感に慣れておき、少しづつスキルを鍛えておく。

自分内で終わらせず「外に発信」しよう。

 

④人脈をつくる

前項までの①②③の流れが出来てきたら、その時点ではあなたは第三者から見たら「いつも勉強して、それを発信している人」「仕事を可視化・公開している人」になっているオープンな人物だ。もう「どこの誰?」ではない。ここが重要な下地になってくる。

勉強→実践→シェアのプロセスを経て、リアル社会やSNSでの人脈形成に乗り出そう。

フリーランスの70%は高額の仕事を「人脈」から得ている(2018年フリーランス白書調査)。意味のない賑やかしなパーティやイベントは行く必要はない。外出や出会いは「仕事に繋がる人脈を作れるかどうか」で判断するしたたかさを持ち、自分の予定を埋めていこう。人脈は多さでなく質が重要だ。

「人脈=仕事」と考えよう。

 

⑤評価を聞く

そして最後に忘れてはならないのが、他者に自分の評価を聞くこと

これは仕事の節目や、キャリアップをしたい際に「自分の現在地」を把握し「次の目的地」を決めるという作業。恥ずかしがってはいけない。自分の中に眠っている金脈を引き出すのも、フリーランスの大事な仕事のひとつだ。

他者に見解を聞くときは、この質問の意図をきちんと伝え、相手にも真面目に答えてもらおう。そして「いまの自分の良いところ」を把握する。自分が思わぬ高評価を受けている点を逃さずに。それこそが次の自分が意識すべき「強み・ジャンル・セルフブランディングの鍵」となる。

例えばお客さんからは、こんな言葉を聞けることがある。

 

「クリエイターというか営業って感じ」
「メンテナンス対応が爆速ですごい」
「カワイイ系のデザインのほうがいいね」
「デザイナーというよりもうコンサルだよね」
「twitterのキャラのほうがいいなあ」
「もっと単価高くても仕事来そう」

 

などなど、人に言ってもらえて再認識・新定義できることは多い。

「他人に評価」をしてもらい「自分の強みを把握」しよう。

単純なことほど続かない

これまで書いた「5つの行動」は、フリーランスを目指す人たちにとっては最低限の条件になってくる。

しかしこのようなシンプルなことほど実現性・継続性が難しく、ちがう言い方をすれば多くのフリーランサーができてない・途中でやめてしまうことでもある。

例えば、一企業でさえも「売るための必殺技」を持っているわけではない。そのため、自社製品を売るため、WEB、SNS、動画、テレビ、雑誌やラジオを使って、全方位体制で消費者との接触を試みる。フリーランスも同様だ。どこで誰に気づいてもらえるか、何がきっかけで仕事が発生するかは、そもそも手を打っておかなければチャンスは生まれない

しかしある程度の収入を得たり、安定を得たフリーランサーが一息ついてサボり始めることがあったり、反対にフリーランス予備軍は自分の価値観をなかなか崩せず「5つの行動」の効果を検証せずに「面倒だ・意味ない」と続けない。こうして、だんだんとフリーランスをやめざる得ない・仕事がなくなってくるというフリーランサーを見てきた。しかし眼の前の仕事ばかりに気を取られ未来の種まきを怠っていたのだから、戦線を離脱していくのは当然である。

フリーランス成功への道はシンプルであるがゆえに困難であることを知っておこう。

「フリーランス」など超えて行け

単純作業だけの繰り返しを強いられる仕事ならば、それはフリーランスというよりも「便利な下請け」になってしまう。

そんなレベルでなく、企業や社会からアドバイスやクリエイティブを求められ「あなたでなければならない」と言わしめ、初めていっぱしのビジネスパーソンである。そしてそのステイタスに入るとフリーランスという言葉では収まらない。「ディレクター/デザイナー/プランナー/マーケター」などの「役名」を経て「氏名」で覚えられるようになり、唯一無二の存在になっていく。企業から”単なる外注”という流れ作業でなく「依頼・相談」がくるようになる。もちろん、そのタイミングでギャラを跳ね上げることも忘れずに。

これまで見てきた「5つの行動」を繰り返し、日々新しい自分や学びを見つけよう。

単なる外注で終わらず、あなたでなければならない、ひとつ上のステージを常に獲りにいく。

このようなフリーランサーは稼ぎ、人に囲まれ、頼られ、時間があり、つまり人生を自分のものにしている。

あなたは、どこまで登りつめるだろう?

プログラミング/英語/デザイン/ビジネスを学ぶIT留学

これまでお話してきたフリーランスへの道。

これを留学で挑戦できる場所、それがセブ島のアクトハウス。

プロのメンターからの「勉強(インプット)」のみならず「実践(アウトプット)」もパッケージしたIT留学。本物のWEB仕事をフリーランスとして営業・受諾することもカリキュラムに織り込まれているブートキャンプだ。

ここにはフリーランスの他にも、起業家を目指す人、異業種からIT業界への大胆なキャリアチェンジを試みる人たちがやってくる。

プログラミング/英語/デザイン/ビジネスを学ぶ、ハードな半年間。

アクトハウスではご相談を毎日承っているので、起業やフリーランス、キャリアチェンジをもくろんでいる人は、

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また「個別面談」も実施しているので、そちらも利用可能。

なお、新期生募集の最新情報はこちらから

著者:アクトハウス代表 清宮 雄
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