セブ島留学の「捨てチケット」10ドル購入方法や注意点は?
セブ島留学や旅行でのフィリピン入国には「捨てチケット」が必要
フィリピンのセブ島への英語留学やIT留学の際に必要なのが「捨てチケット」と言われる「使わない”帰国用”の航空券」。
詳細はのちほど解説しますが「31日以上」フィリピンに滞在する場合は、必要となります。
どゆこと…?
「使わない航空券をなんで買うの?」
「他の留学でもそんなことすんの?」
「なんで帰りの航空券だけなの?」
「いったん何枚、どんな航空券を用意するの?
「つか、なんか怪しくない?大丈夫?」
こんな疑問が次々で出てしまうと思います。
筆者も、初めてセブでの留学生や旅行者が、日本人も韓国人も台湾人もみんな「捨てチケット」なるものが必要と知って「いやいや…意味わからん」となったものです。
ではまず「捨てチケット」について説明し、そのあと「購入フロー」そして「豆知識」そして最後に「ご注意」という流れでご説明します!
「捨てチケット」とは?
わかりやすいように、まずは特徴「3つ」を箇条書きで。
①実際には使わない航空券である
実際には使用しません。しかしこれがないとフィリピンには一定の長期では入国できないんです。詳細はのちほど。
②31日以上のフィリピン滞在では法律的に必要
結論【30日以内の出国なら捨てチケットはいらない。しかし「31日以上の滞在なら必須」】となります。フィリピンへの入国の条件は「入国日から《30日以内》に」「外国に出国する航空券」を持っていること。つまり、日に以内に「フィリピンから出ていきますよー」の証明がこの「捨てチケット」。
③10ドルで安く買えるので安心していい
航空券と聞くと、何万円もしそうですが、最近は便利な「格安の捨てチケットサービス」が出てきており、多くの留学生の間で使われています。通常は帰りの航空券単体でも2~3万円することがありますが10ドルつまり「日本円で1,000~1,500円程度で捨てチケットを購入できる」というオトクなサービスをこのあとすぐご紹介します。。(※当記事は当該サイトの宣伝やアフィリエイト目的では一切ありません)
当サイトのIT留学アクトハウスでも安全を見るためこのサービスの評判を長らく静観しておりましたが、この方法でフィリピンへの入国の安全は一定確認できるため、本記事にてご紹介するに至っています。
もちろん、マニラ初のアジア行きはこの格安サイトを使わず、ともそれなりに安いことも多々あるので、わざわざ格安サイトを使わず、普通に航空券を取得されるのも全然あり。心配な方は航空会社のサイトなども合わせてチェックしておきましょう。
どこで捨てチケットを買うかは自己責任にはなりますため、あくまでご参考までにお読みいただければと思います。
捨てチケットは、どこで買えるの?
買う方法は主に「2つ」あります。
①TopOnwardTicket
格安の捨てチケット購入サイトは「トップオンワード(TopOnwardTicket)」というサービス。英語のサイトではありますが、買い方かも簡単。前述のご説明どおり10ドルつまり「日本円で1,000~1,500円程度で捨てチケットを購入できる」サイトです。(※当記事は当該サイトの宣伝やアフィリエイト目的では一切ありません)
②格安航空券サイトや航空会社のサイトで購入
いつもおそらくみなさんが航空券を購入しているサイトでの、通常の購入方法で「帰りのチケット」を購入するだけです。
「捨てチケット」Q&A!まずは疑問を解消しておこう。
では、買い方を説明する前に、心のモヤりを軽減するため、以下に「Q&A」方式で、よく聞かれる「捨てチケットに関する疑問」を以下に。
さっそくいってみましょう。
Q「日本帰国便を買わないとだめ?だとしたら高そう…」
いいえ!
帰りの航空券は必ずしも「日本に買える航空券である必要はない」です!
フィリピンから「外国に行く」航空券でOK!
セブ島留学や旅行においての捨てチケットで特に安いのは、
《マニラ発→(マレーシアの)コタキナバル》
以上だとよく言われます。
時期によって最安チケットは変わりますが、まずはここをチェックです。
Q「セブ島発の捨てチケットでなくていいの?」
ここで素朴な疑問。
「セブ島から出るのを証明するのが捨てチケットなのに、マニラ発とか持ってるのおかしくね?」
というやつ。一時期、捨てチケットの情報が出揃うまでは、ここもひとつ留意点としてありましたが、2024年現在においては「セブ島への留学や旅行でも、マニラ発の捨てチケットでも問題は発生してない」というのが、実情です。ですので、当サイトのアクトハウスも情報は常にアップデートしていきますが、少なくとも2024年の9月現在においては、問題はないと言われており、多くの学校でも採用されています。
Q「注意点は?」
いろいろ見てきましたが、それでも「乗らない航空券を」「激安で買う」というのは、なんとも気持ち悪いものです。
確かに、乗らない航空券を買うのは「乗りたい人を乗れなくする」ことにもなり、気が進まない方もいるかもですが、本記事での最初でもご紹介したとおり「フィリピンでの入国の建前」として必須である以上、空港側もそれを理解している公然の裏ルールにもなっているのが現実です。とにかく「30日以内に出国しますから」を、フィリピンの空港では証明できないといけないんですね。
Q「なんか正式な証明書とかで入国できないの?」
例えばWEB上には「留学先の学校の、留学証明書があればOK」などの案内もありますが、これはかえって面倒なことになります。フィリピンの空港ではそういった「証明書」には、偽造かどうかも含め入念なチェックが入ることも多々。いろんな目的で長期入国を狙う人がいるため、その真意を探らないといけないのですね。そのため、変に証明書などを何枚か出すなどを空港ですると、そこから留学先の学校に電話で確認をするために待たされる例もあったようです。
やはり誰からもわかりやすい「すぐに出国する帰りの航空券(捨てチケット)」があるに越したことはないんですね。
Q「入国目的は何になるの?”留学”はダメってほんと?」
「留学」とは言わず・書かず「観光目的」での入国をしてください。フィリピン入国の際には「e-travel」というアプリを使って渡航48時間前の申請を行いますがこのアプリ内でも、また空港で実際に職員に聞かれても「観光」と伝えてください。入国時点では、留学の証明ができないため(できたとしても前項目のようにややこしいことになる可能性があるため)、旅行者としての入国がスムーズかつマスト。セブ島留学では「入国してから学生ビザを取る」ので、これは全く問題ない方法だからです。
Q「1ヶ月(30日)以内の留学なら捨てチケットはいらない?」
必要ありません。そもそもの「帰りの航空券」が30日以内の出国の証明になるからです。ただしその際も「留学」とは言わず「観光目的」での入国をしてください。前項目にも記載したとおり、入国時点では「留学の証明」がちゃんとはできないため、旅行者としての入国がスムーズかつマストだからです。セブ島留学では「入国してから学生ビザを取る」ので、これは嘘をつくという行為でなく「入国時は観光者というステイタスで入る」のが、留学の証明がちゃんとはできない状態でのステイタスと整合性があるため。全く問題ない正攻法です。
Q「WEB上で『もう捨てチケットはいらない』と見たけど…」
ここですが、結論「全然、捨てチケットは必要」です。日本のみならず、韓国や台湾からの留学生も皆この手法を使っています。「WEBで見たもん!」というだけでフィリピンの空港を突破できるほど甘くはありません。空港職員はただ、ある意味機械的に「30日以内に出国する人かどうか」を見ています。ここを1,000円程度でクリアできるならば、やっておかない手はありませんよね。
Q「入国後30日ギリギリの捨てチケットでもいい?」
「いつ頃の、フィリピン出国の捨てチケットを買うといいか?」「入国から29日後でもいいか」と考える方もいるかもですが、できれば「入国2週間以内」あたりがいいでしょう。これであればライトな旅行者レベルということにもなり、空港でアレコレ聞かれるようなリスクも回避できます。
10ドルの「捨てチケット」の買い方は?
では、先ほどご紹介した激安の格安の捨てチケット購入サイト「トップオンワード(TopOnwardTicket)」での「購入方法」をご紹介します。
STEP①「格安捨てチケット購入サイトにアクセス」
まずは「トップオンワード(TopOnwardTicket)」にアクセスします。
別タブで開きますので、当サイトも開いたままで、両サイトを見ながら最安の場合は10ドルで購入できるようにしましょう。
STEP②「注意を確認」
まずはこのサービスの条件を確認。英語なのでスルーしそうになりますが、TOPページの最上部には
「10ドルで、48時間有効なチケットを発行」「営業時間内なら5分から60分以内に発行」とあります。そういうサービスなんですね。
まあここはなんとなく「チケットの発行日時を、先々か、たった今かを指定できるのね」の理解でOK。あとあとの「STEP⑦」でご説明します!
STEP③「名前」を入力
では、そのままTOP画面で色々入力し購入していきます。
で、いきなり思考停止に陥りがちなのが「First Name」「Last Name」ってどっちが名字?名前?ってやつ。
以下に整理しますね。
■First Name:下の名前。山田太郎さんなら「太郎」がFirst Name。今日から一生「ファースト太郎」と覚えましょう笑。
■Last Name:こちらが名字。「山田」にあたるところ。
STEP④「One Way」で購入
片道の航空券だけでいいので「One Way」で指定します。
STEP⑤「出発地をマニラで指定」
同じくトップページのこの箇所。「Departing Airport(From)」とある箇所はつまり「出発地」ですね。今回がセブ島留学ですから「Manila-Phillipines(CEB)」を選びます。プルダウンでは世界各国の空港が出てきますから、空欄で「Manila」と打てば1発です。留学地はセブでも、マニラ発でも「第三国に出国する航空券」が必要であり目的なのでこちらで購入します。
もちろんセブ発でも問題はありません。セブ発が安い場合はそれがベストですが、マニラ発で何か問題があるかというそれはありません。だいたいの国際便はセブ→マニラ→外国とフライトするようで、となるとセブとマニラ間のチケットは当然ないほうは安いので、いきなり「マニラ発」を購入するほうが安いです。
STEP⑥「到着地を指定」
わざわざ到着地は日本を指定しないでOK。フィリピンから出国できればいいわけなので、最安の国を探したいところ。ではどこがいい?セブ島発の捨てチケットは、わりと「マレーシアのコタキナバル行き(Kota Kinabalu Sabah- Malaysia (BKI)」が最安と言われています。なので今回はコタキナバルを選んでみます。
スペルはちょっと難しいので、以下をコピペでどうぞ。
Kota Kinabalu
STEP⑦「When would you like to receive the ticket?」は?
はいみんな苦手なゴニョゴニョ英語きましたー。
ここは、添付で赤くしている箇所(実際には赤くないです)とおり「On a later date (recommended when your flight is further out: 48+ hours from today)」を選びます。
ようは自分でこの航空券発行の「”出発48時間前の日時指定”」ができるということ。
※すごい急いでいる人、今日とか明日に出発の人はその上のボタンを指定。
STEP⑧「購入完了画面」
おつかれまでした。これで最安の場合は10ドルで購入完了!
STEP⑨ メールで「Your Onword Ticket is booked」が来たらPDFをチェック
あとは「STEP⑦」で指定した日付と時間になったら、メールの添付PDFでチケットが届きます!
必ず「スマホにダウンロード」していつでも空港で見せれるように、そしてのちほどの注意点でも触れますがプリントアウトも忘れずに。
✔ 購入指定した日付や時間と異なるチケットが発行された事案もあるようのなので、必ず「自分が指定した日時の航空券か、あっているかどうか」を見ておきましょう。もしちがう場合は、問い合わせれば対応してくれますのであせらずに。
【超・万が一の豆知識】空港で何か言われたら…
過去にそういった例はないようですが、もし空港職員に「これ、格安サイトの捨てチケットだよね、だめだよ」なんて言われたら。
でも、超万が一、そういうことがあっても大丈夫。
すぐに「その場で、スマホで、正規の航空券を購入」しましょう。
空港職員にその旨をすぐ伝え、スマホで「マレーシア行きやシンガポール行き」などで安い航空券を、航空チケット販売サイトや、航空会社のサイトにて購入してください。2週間後あたりに出国のやつを。
これは、何等か入国やチケット関係でトラブルがあった際にバックパッカーの方などが取っている方法です。というのは、旅人で、捨てチケットのルールを知らないでフィリピンにフラッと立ち寄る人もいるわけで、そういう人は「片道の航空券」や「60日後に出国する航空券」しか持ってないなんてことがあるんですね。なので、ここで機転を利かせて「その場で買ってしまう」のが、有名な打開策。
ようは「では、この場でちゃんと買うよ」「そのあたりのルールを知らなかったんだ」と切り替えして、その場を収めるというやつです。実際にこれで普通に入国できているので、覚えておきましょう。
しかし、あくまでネット上の情報では、格安捨てチケットは自己責任とはアナウンスされつつも、そこでトラブルになったというような報告は見受けられません。
とはいえ、よくルールや規定があっさり変わるのがフィリピンですので、気は抜かずに、いつでも機転を利かせられるようにはしておきましょう。
激安1oドルの「捨てチケット」注意点
①購入は自己責任
→航空会社の規定では(建前上)捨てチケットはアカンと表明していることがあります。そりゃ航空会社にしたら「乗らないお客さんの航空券」は売っても仕方ない&ほんとに乗りたい人が乗れないということになりますから、そのように宣言はしています。ただし、もし何かあったら、前の段落でご説明したように、その場で正規の航空券を購入すれば回避できます。また、次の②でご説明するようにTop Onward Ticketで購入する捨てチケットは「自動キャンセル」されるゆえ、実際にはずっと席を確保し続けるものではありません。
②実際には乗れない
→「そんなに安いなら、普通にどっか行くときもTop Onward Ticketで買えばええやん!」と思うかもですが、このチケットは「自動キャンセル」されるゆえにこの価格なので、実際には使えません。ご注意ください。
③日本出国時やフィリピン入国時には「スマホにPDF保存」「プリント用紙」そして「口頭でも言えるように」スタンバイ
→まずこのチケットはスマホにキャプチャをPDF保存をしておき、なおかつプリントアウトもしておき、さらに出国日時を口頭でも言えるようにしておきましょう。空港で聞かれた際に、モゴモゴすると怪しいですから。ここまで準備しても、プリントアウトを結局使わないとか、そうことはよくあることはご了承ください。空港の職員やそのときのルール、時勢によってチェックの厳しさは変わります。
旅人、バックパッカーら御用達のTop Onward Ticket
TopOnwardTicketは、その利便性から世界の旅人たち御用達となっているサービスです。フィリピン以外でも、世界の国々では「30日以上の滞在は正式なビザが必要」などあるため、長期滞在を目論む人は「まずは入国」するために、このようなサービスを使っています。
セブ島への留学や旅行においても、この手法が一般的です。理由は「セブ(フィリピン)に入国してから、学生ビザを取得する」ために、どうしても「入国時は旅行者になってしまう」から。そのため、30日以上の留学をする人には、この捨てチケットはメジャーで一般的、セブ島の学校がこのやり方を留学生に伝えているんですね。
安心してまずは入国し、セブ島留学や旅行を楽しんで!
せっかくのフィリピンでのセブ島での英語留学やIT留学、そして旅行。
入国をまずは確実にして、気持ちよくスタートしたいですね。
今回の捨てチケットはセブ島での長期留学では日本からの留学生だけでなく、韓国からや台湾からの留学生でも当たり前の手法です。当サイトで紹介したTopOnwardTicketでなくても「30日以上の滞在の場合は捨てチケットを」を忘れずにおきましょう。
(逆に30日以内の滞在であれば普通の帰りの航空券で大丈夫です)
それでは、みなさまのセブ島留学が有意義なものになりますように…!
著者:アクトハウス編集部