海外生活するなら「天然炭酸水」を好きになっておくと良い話。
留学や旅行、出張での「食事」
留学や旅行、長期出張など海外生活をするうえで、最も大変なことのひとつが「食生活」。
そう、日本では当たり前のようにおいしいパスタや揚げ物だって、欧米もアジアも中東も、そうそう美味しいお店を見つけるまでは一苦労。
現地の食生活って、短期滞在での旅行とはちがった難しさが出てくるものなんです。
海外では新鮮な野菜を取るのも大変な場合も
また、特に東南アジアなどでは、自炊するより外食の方が遥かに安いこともあり、野菜のように健康に関わる食材ほど、デパートではしっかり高値だったり。
健康に良さげな食べ物って、海外ではそれだけステイタスも高いんですよね。自炊も外食も、とても気遣いが必要だったりします。ですので、海外の生活が始まったあかつきには、何を買って何を食べるか、上手なパターンを作っておくことが大切となってきます。
今回は南国フィリピン・セブ島より、海外での「食生活ストレス」を軽減してくれる、とあるモノをご紹介します。
ワールドワイドな商品は数あれど
海外生活が始まると、最初、思わず手が伸びそうになるのがワールドワイドに販売されている商品。
いわゆる、日本でよく見る有名な商品です。コーラやスポーツ飲料、有名なチョコレート菓子などを見ると、懐かしくなり「あ、知ってる」となってしまうことも多々。これらは世界のどこで買っても、ほとんど味が変わらないため、好きな人は思わず購入してしまいます。
しかしこれら甘い系の商品は、健康を気にして日本でも購入を控えている人もいるでしょう。
お薦めは「天然炭酸水」
海外でそれらのワールドワイドな商品を買わないとなると、さて何か安心して買えるものはないか、となるわけです。凝りに凝ったオーガニックドリンクなどは非常に高いし、水ばかりも飽きるし…と。
そこでお薦めなのが「天然炭酸水」です。
これが甘い飲料の多い海外において、水に次いで非常に貴重な存在となってきます、味が好きになれれば…ですが。
そう、天然炭酸水はジュースに比べれば相当に味気ないので、いや味がないので「好きになれるか」「長く付き合えるか」がとても重要になってきます。もちろん、天然の炭酸ですから、慣れてくると銘柄によって味や深みを感じてきます。
「炭酸水なんて、意識高いねえ」と一蹴せずに、この奥深い世界を知ってみると、なかなか面白いものです。
最初は抵抗あるこの天然炭酸水、これから海外移住する方が好きになれそうな理由を書いていきます。
海外移住ついでに好きになっておくと、ダイエットにもなり、結構いいことづくめです。
有名なペリエやゲロルシュタイナー、サンペレグリノなどは「天然炭酸入りのナチュラルミネラルウォーター」。自然の産物であるのが特長だ。
実は最強の天然炭酸水
日本でも一時期わりとブームになりかけましたが、海外のレストランでは置いてあることがある天然炭酸水。
オーダーの際は銘柄を直接伝えるのが無難です。しかしその際、割りと多いのがクラブソーダと言われる「水+二酸化炭素+マグネシウム」など人口炭酸飲料。天然物ではない別物なので、店員さんが栓を開けて持って来てしまわないよう、こだわる人は気をつけましょう。
ちなみに筆者は強いこだわりを持っていないので、後者のような炭酸水しかない場合は、それをオーダーします。確かに味は…ちがいますね。
食事の際に、ビールもコーラもオレンジジュースもコーヒーも、さらに水さえもちょっと飲みたくない場合、この天然炭酸水があれば満腹感も得られて安心です。ミネラルウォーター同様、身体に優しい優れモノだったりするので、おトクなことも多いのです。
そのポイントをまずは「5つ」あげてみます。
天然炭酸水ココがすごい「5つ」のポイント
※あくまで「期待される効果」です。医学的な効果は不明ですので気になる方は医師にご確認ください。
1.疲労回復
乳酸を排出してくれるデトックス効果。
2.美肌効果
老廃物をタンパク質に付着して除去。
3.血行促進
酸素欠乏で血流が増。冷え性改善。
4.ダイエット効果
満腹感を得られやすい。
5.整腸作用
腸の運動を活性化・便秘改善に。
味自体は慣れるまで味気ない感じもする天然炭酸水ですが、このようにさまざまな効果が期待できます。
海外では、日本の「緑茶」にあたるような渋い飲料はなかなか見つけることも困難。むしろ渋いお茶とは真逆の、ちょっとしたレモンティーなども「超激甘」で出てきます。
そもそもお店に砂糖入りの状態で納品されているため、砂糖抜きというオーダーもできないとも推察されます。格式あるお店は別にして、糖分の過剰摂取はなかなか避けれない状況にあるのが海外の特長です。
海外では脂っこい食生活も注意
海外旅行をしたことがある方。滞在数日目に、あるいは帰国後すぐに「日本食が食べたい…」となったことはないでしょうか。または滞在中に「旅行じゃなかったら、海外の食生活ってやっぱキツそう」なんて思ったことはないでしょうか。
やはり日本食は偉大です。
そばやうどん、お寿司にお茶。それぞれは素材の味を主張せずとも、一体になったときの美味、また「食は健康の源」という文化でしょうか、ジャンクフードやギトギトの脂料理のような大雑把で不健康なものとはベクトルがちがうように思います。
海外移住とは、その国の文化と付き合っていくこと
もちろん、それは日本に美しい四季があり、狭い国土ながら恵まれた立地にあることから生まれた料理文化という背景が大きいでしょう。
何も東南アジアの人々は好き好んで揚げ物ばかりを料理しているとも言いがたく、そこには「揚げ物であれば腐らない」「日陰に保存しておける」といった生活の知恵、その国ならではの食文化があります。
海外移住とは、その国の文化と付き合っていくことに他ならないのです。
とはいえやはり、日本に生まれ育ち、その芳醇な環境のもとで作られる料理に慣れてしまうと、どうしても海外の食事は「体に合わない」となってきてしまう人が多いのも、無理はありません。
せっかくの海外生活が、食文化に慣れきれずに短期で終了とならぬよう、そこにはやはり工夫が必要になってきます。
そこで天然炭酸水
海外でも比較的当たり前に手に入り、レストランでもわりと置いてある天然炭酸水。
コーラや甘味ソーダ、実は糖分過多の果物ジュースに体が慣れきってしまう前に、日本で炭酸水生活に慣れておくと、海外でも甘いものづくしのスパイラルにハマらず済むでしょう。
天然炭酸水はこう飲む
1.食前に飲む
お腹が膨れダイエット効果に。
2.すこし多目に飲む
目安は最低300m以上。少ないと食欲促進に。
3.飲み過ぎない
何事も適量が大切。過剰摂取は体調不良に。
食文化と上手に付き合う心構えを
将来は海外に、いや実は今年か来年から海外に…なんていう方は、滞在先の食文化と上手に付き合う心構えが必要です。いきあたりばったりですと、行き詰まるか、高い日本食屋さんに入り浸ることになります。
海外ならではの、デパートや町に溢れるジャンクフード、糖分過多のお菓子屋やソーダに慣れきってしまわないように、海外生活での健康キープの下地を、渡航前から作っておくと良いでしょう。
著者:清宮 雄
フィリピン・セブ島在住。「プログラミング/英語/デザイン/ビジネス」を学ぶIT留学「アクトハウス」代表。▶ セブ島のIT留学「アクトハウス」を詳しく見る