接客業務から「フリーランスのWEBデザイナー」に。
本インタビューの概要
ITの完全未経験だった接客業務から、セブ島のアクトハウスへ参加。
卒業後すぐ「フリーランスのWEBデザイナー(のちにクリエイティブやマーケティング統括のWEBディレクターへ転身しました)」となった池本さんにお話をうかがいました。
アクトハウスに参加する前は?
▶新卒からずっと同じ会社にお勤めだったんですか?
「はい。7年間、勤めました。ちょっと自慢していいですか?(笑)私、学生時代に「居酒屋甲子園」をしていたんですけど、「居酒屋甲子園」に出場したんです。バイト先のお店がその大会で好成績を収めて、それで「接客って楽しいなぁ」と思うようになったんです」
▶居酒屋のアルバイトがきっかけだったんですね。
「そうですね。だから就活では日本の基幹産業であること、クライアントと長く付き合えることから「自動車販売(営業職)」に就きたいと考え、そういった企業を受けました。接客を仕事にしていきたい、と」
▶どんなお仕事をされていたんですか?
「入社後の配属先が高級車ブランドを取り扱っていて、当時そのブランドには「営業は男性のみ」という規定があったため、販売店での接客業務に従事しました。新卒から3年くらいで配置転換があって、新店舗の立ち上げを経験し、その後、元の店舗に後輩指導も兼ねて戻りました」
▶アクトハウスになぜ参加しようと思ったのですか?
「30歳手前にして「本当にこの仕事を一生できるのか?」と考えるようになりました。結婚しても続けていけるのだろうか…と。「このまま、この仕事をずっとしていていいのかな」という不安ですね」
▶ご不安もいろいろあったんですね。
「そう考えるうちに、やりがいがなくなっていたとき、なんとなくインスタグラムを見ていたらアクトハウスの名前を見かけたんです」
▶インスタだったんですね。
「それから、セブ島のIT留学について色々調べてみました。比較した上で「少人数であること」「初心者にもゼロから教えてくれそうなこと」「フリーランス実践がすごそうなこと」と、あとは勘で、アクトハウスに決めたんです」
▶勘!
「もう考えてもわからないですから(笑)」
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実際にIT留学へ行ってみて
▶セブ島のアクトハウスではどんなことを学びましたか?
「自動車販売店の接客でしたが、日本でもまだ珍しかった高級車ブランドを手掛けていたこともあって、マーケティングやブランディングにはとても興味がありました。ビジネスのそういった知識というか裏側の思考みたいのを、講義としてキチンと聞けたのが良かったです」
▶プログラミングやデザインのITに関してはいかがでしたか?
「留学するまでMacに触ったことすらなかった私のような初心者であっても、コーディングやデザインができるようになる、というのはすごいなと思いました。デザインでは、WEBデザインはもちろんですが、紙のデザイン手法についても学ぶことができて」
▶デザインはプログラミングに活きます?
「だいぶ活きますね。いまディレクターやっているからもちろん双方わかってないと話にならないのもあります。メンターさんにも「たまに自分でも手を動かせるディレクターが内外の信頼度も上がる、市場価値も高い」とは言われてました。WEBやITを知るうえで、プログラミングだけにいきがちですが、デザイン含めた双方を知ってるからこそ、また実際に出来るからこそ仕事に幅も深みも出ますよね。もちろん、ギャランティにもそれは反映されます」
▶なかなか同時に学ぶ機会はないですもんね。
「ですね、毎日同時進行ですからUIとかUXの根幹を知れるんです。AIと仕事している今を考えても、この経験とスキルはだいぶ使えるし時代の波に乗っていけている感触があります」
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デザインを学んだ価値
▶まずデザイナーになろう、と思ったのはなぜですか?
「私にとっては最初、コーディングよりもデザインのほうが楽しかったからです。今は、両方好きですよ。前職時代も、ちゃんとしたデザインではなかったですが、はがきやDMのデザインをすることもあって、その時からデザインには興味が強かったんだと思いますね。アクトハウスでデザインの理論や手法、Figmaやイラストレーターをしっかり学んだことで、まずはデザイナーとして仕事をしていきたいと思うようになりました」
▶アクトハウスに行って一番良かったことは?
「スキルもそうだけど、IT業界の知り合い・仲間ができたことかな。今でも、アクトハウス参加者の同期とはコンタクトを取ってるし、結構がっつり一緒に仕事して。コーディングでわからないことがあったらあの人、デザインで悩んだらこの人、みたいに、聞きあえる仲ができたのは本当にありがたいなと思います。そこから思いも寄らない人脈が広がることもあるし」
▶たしか、最初は卒業後「就職予定」だったんですよね?
「そうです。まずはWEB制作会社で正社員として働き、IT業界の現場の空気を経験したいと思ってて。でも、「せっかく会社員から離れたし、とりあえずは少し休もう」とも思っていたんです。だから、アクトハウスを卒業してから数ヶ月は、ゆっくり転職活動をしつつ、個人でも案件を請けていました。ミニフリーランスみたいな。ウェブサイトのデザインやロゴデザイン、たまにコーディングもやっていましたよ。そのときにお仕事をいただいていた方とはいまでも繋がりがあって、たまにお仕事をいただいていてたり」
住居の質がだいぶ高い
▶フィリピン、セブ島ということですがアクトハウスの住居は?
「新しく清潔だし、言うことない感じでしたね。他の学校さんはよく知らないけど、かなりというか結構すごいんじゃないかなあって。スタッフさんすごいですよねいつも見てると気合が(笑)」
▶他の方に聞いても住居の評判はピカイチですね。
「ですよね。アクトハウスは半年コースの方が多いから、もう留学というか「生活」という感じが強いじゃないですか。だから住まいにここまでこだわってくださったのは、本当に嬉しかったですね」
いま、新居の屋上にある夜のプールサイドに来ました。南国の夜、21時まで泳いだり、休憩に夜風で涼むもいい感じ。(スマホ電波入ります)
夜景で見ると、セブ島もいろいろ開発が進んでるのがわかりますね。#it留学 #セブ島留学 #アクトハウス pic.twitter.com/M4Vdy2ekpt
— IT留学のアクトハウス : 10周年の10月から新築住居 始まりました (@acthouse) October 28, 2024
卒業後はフリーランスに
▶お仕事は順調ですか?
「ミニフリーランスとして、ゆっくりしているときに、カグラ制作チームからお声掛けをいただいたことがきっかけで、いまは、人材系の企業に週3日常駐で仕事をしつつ、空いている日はフリーランスとして個人で請けたWEBデザインのお仕事をしています。いわゆるフリーランサーとしてのパラレルワーク。最初にアクトハウスからお話をいただいたときは、フリーランスになるつもりはなかったものの、いい働き方ができそうだな、と率直に感じました。大企業の働き方を体験しつつ、細かい案件もできるからです」
▶アクトハウスの留学前後では何が最も変わりましたか?
「とにかく「人生において関わる人が変わった」というのが一番の違いです」
▶よく言う「人生を変えるならまず”環境”を」というやつですね。
「ですですね。前職時代は、当たり前かもしれませんが、自分の会社の人しか関わって来なかったんですよね。でも、いまは、クライアント、そして同じ卒業生であるカグラ制作チームの同僚、また常駐先の方々など、様々な人と触れ合う機会があり、いろんな価値観の人と話ができるので、日々刺激を受けています」
▶文字通り、人生変わりましたかね(笑)
「ですね、うん、思えば全然変わってました(笑)」
2025年現在はWEBディレクターへ
2025年に入って、すでに池本さんはWEBデザイナーからさらにステップアップし、WEBディレクターへ。
デザイナーやコーダー、営業をまとめあげ、クライアントとプロジェクトを進行する、数千万規模のマーケティング案件を統括するに至っています。また、他にも一部上場企業のWEB案件もサポート。
デザイナー時代に培ったデザイン思考、プログラミングの経験で養ったロジカルシンキングで、さまざまな難しいプロジェクトに携わっています。
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