【基礎学習07】英語編|行動ベースのPDCAで学習する
言語の先にある「機会」への視座
英語を学ぶ理由を「旅行のため」「なんとなく必要だから」といった動機だけで留めてしまうと、学びの深度も広がりも限定されがちです。
とくに現代は、英語力が単なる語学スキルにとどまらず、キャリアやライフスタイルの選択肢そのものを左右する時代。
たとえば、リモートで海外チームと働くエンジニア、国境を越えて移動しながら活動するノマドワーカー、グローバル市場を相手にビジネス展開する起業家。
彼らの共通点は、「英語を手段として使いこなしている」点にあります。
英語はもはや、“学ぶべき教科”ではなく、“機会を引き寄せるための武器”となりました。
思考を言語化する力が問われる
グローバルに活躍する人材に求められる英語力は、単語量や文法正確性だけでは測れません。
むしろ重要なのは、「自分の考えを整理し、相手に伝わるよう言語化する力」。
これはAI時代のプロンプティング能力にも直結します。
たとえば、ChatGPTやClaudeなどの生成AIに対して「どのように英語で問いを立てるか」によって、返ってくる情報の質は大きく変わります。
つまり、良質なインプットとクリアなアウトプットの間には、「思考の明瞭さ」が求められるのです。
そしてその明瞭さは、言語の訓練と実践の中で鍛えられていきます。
プログラミング × 英語の連動が鍵になる
現代のエンジニアにとって、英語とプログラミングは、世界/日本で活躍するために習得すべきセットスキルとなっています。
Stack OverflowやGitHubのディスカッション、公式ドキュメントの多くは英語で提供されており、そのまま読解し、実装に移す能力が求められる。
また、海外の技術カンファレンスやYouTubeチュートリアルも、英語で発信されるコンテンツが圧倒的。
これらに触れることは、単に“英語を学ぶ”というより、“世界レベルの技術力と接続する”行為と言えるでしょう。
たとえば、AIのライブラリの解説を英語で理解し、Pythonで試す。この往復が、スキル定着を加速させるのです。
理想はここに、UI/UX思考を具現化するデザインの概念も連結できること。
英語学習は「行動ベースのPDCA」で設計する
語学習得は単なる暗記の積み重ねではなく、戦略的に回すべき行動プロセスです。
たとえば、「英語でSNS発信をしてみる → ネイティブにフィードバックをもらう → 改善して再投稿する」「オンラインでなくリアルの会話で長時間英語で話す」といった行為には、言語力・表現力・文脈理解・応用力が複合的に絡み合います。
終わったあとの無数の反省点と改善点は、心に刻まれます。話したいことが10分の1も言えず、プライドも傷つくような屈辱もあるかもしれません。
こういった実践を通じて学びを循環させていくサイクルこそ、確実に力をつける道。
特にビジネスパーソンにとっては、資料作成・交渉・会議ファシリテーションといった場面で、英語が“成果に直結するツール”になります。
つまり、英語力とは成果設計の一部であると言っても過言ではありません。
「国境を越える働き方」との相性
英語を本気で学ぶことは、場所に縛られず働く自由を獲得することにもつながります。
例えば、ノマドワーカー、海外フリーランス、リモートプロジェクトへの参画など、日本国内だけでなく世界全体を選択肢にできるようになります。
たとえば、欧州のスタートアップからデザイン案件を受ける、アメリカのAI系コミュニティに参加する、アジア諸国のデベロッパーとコラボする。こうした機会の多くは、英語が使えることで自然に開けてくる。
言語力があるということは、自分のスキルと意思を世界中に届ける準備ができているということにほかなりません。
「語学」から「知的インフラ」へ
英語は、ただ“話す”ための技術ではなく、自分の知識・考え・価値観を世界に共有するための”インフラ”です。
プログラミング、ビジネス、AI、どの領域に進むとしても、英語があることで情報量は拡張され、思考の粒度も高まります。
だからこそ、英語を学ぶという行為は「未来の自分への投資」でもあります。
より深く、より柔軟に、世界と関わっていくための選択肢。
それが現代英語であり、ひとつのゴールとして持っておくイメージでしょう。
著者:清宮 雄(アクトハウス代表)
【ゼロから学ぶ】基礎学習シリーズ01~08
本シリーズは全8篇に分け、アクトハウスで学ぶ越境型スキルの基礎を知るシリーズです。
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