【脱社畜マニュアル】「お金の考え方」と「次の職種を決める方法」
確実に人生を変える「脱・社畜マニュアル」
本記事では現実の「脱社畜マニュアル」を、書いていきます。
会社員を辞める前にやること、その際に考える「お金」のこと、次のスキル・仕事の選び方。
筆者のキャリアである「会社員〜フリーランス〜起業〜海外移住」の実体験から「リアル脱出方法」を解説していきます。
あなたは「自分株式会社」の社長である
いま会社員であるあなた自身もそうですが、例えば今後、起業やフリーランス独立した場合はなおさら、あなたは「自分という会社の経営者」になります。
いわば「自分株式会社」の社長。
「いや、経営なんてしたことないよ…」と思うかもですが、わりと自然にしてるんです。
給料など定期で入ってくるお金(=売上)、スマホ代や家賃など絶対に出ていく金(=固定費)。友人らとたまに飲む時のお代や(=交際費)、趣味に使える範囲、毎月のサブスクなどなど。
なんかのとき、時折、ぼんやりと足し算・引き算をしますよね。
たまに不安になると、預金残高を一応チェックしたり。
そう、そもそも人は皆、経営者なんです。毎月わずかでもプラスにして、しのいでいる。コゲつかないよう(=赤字にならないよう)に、一人ひとりみんな、切り盛りしている。
最近なら、新NISAで積立している人なんかは、長期目線では不労所得=経営で言えば最も近い概念は 「受取利息・配当金収入」 や 「不動産賃貸収入」 など、本業の事業活動以外から継続的に得られる収入もある感じ。
毎月のお金のやりくり、突き詰めればすべての管理運営とは「足し算・引き算」。
それは個人でも家庭でも、フリーランスでも会社員でも同じこと。
今回は「社畜的な会社員」という耐え難い現状から、どう脱出するかのお話ですが「お金の入と出」を主題にしつつ話をしていきます。
もちろん、その先のキャリアについても。
まず、今いる会社は辞める
あえて簡単に書きますが、今いる会社は辞めましょう。
その企業の会社員はもう無理、と、心の身体は答えを出してくれています。
ダラダラと続けると面倒なプロジェクトに巻き込まれたり、今より病んできたり、「辞めない方がよい理由」をいくつも思いついたりなど、終わりません。
そうしているうちに「次のボーナスまでは…」「なんか少し昇進した…」と、だんだんとまた会社に飼いならされていくんですね。
今の会社や人間関係が辛いのは、自分ひとりではどうしようもない。「周りを変えれないなら、自分が変わろう!」とか、時間の無駄なので却下。
なのでなるべく、1ヶ月後には辞めたいところ。
あなたの人生を先に進めるため、できるだけ早くの離脱をおすすめします。
しかし、会社の辞め方には対立を生まないためのコツが必要。ストレス発散で特定の上司などを責めるようなことはせずに―。
「一人の人間が辞める=その会社を完全拒否している」ということで、十分あなたから会社への「NO」は伝わっています。
会社側は強がっていても、その会社、その上司には手痛い一発。
なので、あなたは一時的な感情を最後まで爆発させず、うまく辞めましょう。これは、あとあと事務的に連絡すべきときもあるからですね。
それらは「会社の辞め方マニュアル」の記事で予習を。
辞める前に決めておく「お金」のこと
会社を辞める準備を進めつつ、それよりももっと大事なのは、あなたの「次の人生」のはず。
そこですぐ不安になるのが「お金」のことではないでしょうか。
お金の心配がそこまでない人は…「次の仕事」のことかと思います。
とりあえずまずは、会社を退職後のお金のやりくりを「7つの施策」で見ていきます。
お金の工面の方法です。
どうやって、しのぐか。
施策①「失業手当(失業保険)」
かつて自己都合退職は、失業手当が出るまでに3ヶ月かかった。現在は法改正がされ、2025年4月1日以降に退職した人は「7日間の待機期間」満了後、約1か月後から失業給付の支給が開始される。支給期間はその人の就労期間に左右される(90日〜330日)のと、給与の45%〜80%ほどの支給になる。また給付を狙うのであれば「求職活動をしている実績」が必要、ここは注意。
この失業保険との組み合わせで、以下を考えておくと安心。
施策②「住居確保給付金」
国がやっている、公的支援。失業保険と併用可能。若い人でも「離職後2年以内であること」「就職活動を積極的に行っていること」「収入や資産が一定額以下であること」など、いくつかの条件を満たしていれば「家賃相当額」を支給してくれる。市役所に相談してみると良い。
施策③「生活福祉資金貸付制度」
これも国がやっている、公的支援精度。失業保険と併用可能。生活福祉資金貸付制度(総合支援資金)は、低所得者世帯、障害者世帯、高齢者世帯が対象ですが、失業など一時的に生活が苦しくなった「若い方」も利用できる場合がある。
施策④「実家に戻る」
もしあなたが今「ひとり暮らし」をしているなら、実家に一時的にでも戻る。家賃、水道代、電気代などの多大な流出を防ぐため。ビジネスにおいての裏鉄則のひとつ「売上を上げるよりも、固定費を削るほうが、手っ取り早く金を確保できる」というやつ。本記事前半の通り、人は「自分という会社の経営者」。実家との軋轢がない場合はこの手段をとる。
施策⑤「シェアハウス」
実家に帰りにくい人もいるはず。であれば、光熱費を気にせず良く、また家賃も割安の「シェアハウス」が有効。旅人や、あなたのような悩みを持つ人達がいるのも知見が広まる。実家にずっとはいられないが、会社を辞めた後に環境を変え固定費の流出を最小限にするなら、この手が有効。もちろんWi-Fi完備が普通のためネット費用にも困らない。
施策⑥「すき間バイト」
いきなり定時で新たなアルバイトや派遣業をやっては、社畜時代のモチベーションがさらに下がるだけ。その際は社会科見学も兼ねて「すき間バイト」も有効。失業保険とのセットで、ダブルインカムに。小遣い程度でも収入を持っておくのと「家の外に出る」のは想像以上の刺激やリフレッシュになる。ミリ単位のストレスや課題はあったほうが意外とモチベーションもキープできる。
施策⑦「断捨離でフリマ」
すき間バイトがきつい人は、メルカリなどのフリマアプリで「断捨離しながら生計を立てる」のもあり。自宅にいながらできるので自分のペースででき、なおかつ身の回りはすっきりしていき、お金になる。直接リサイクルショップという手もあるが、フリマアプリの方が利益は出る傾向。
次の人生への「金の使い方」を考える
お金のやりくりを一定、なんとかやれたとしても。
あるいは元々、多少の蓄えがあった場合。
今の職場、辞めた職場から他の業界へ行くには「異なるスキル」が必要。
ここでまた「自分という会社の経営決断」を求められます。
「固定費を削るのが良いのだから、独学でYouTubeなどで学ぶのをやってみよう」
「とりあえずは無料の教材を使ってみよう」
このような考えに至るのは…よくあること。
節約グセがあるのは経営上とても良いことですが、一方で「間違ったコスパ」を追うのは非効率。経営は「時間」との戦いです。結果には多少コストをかけても、なるべく最短でいきたいんです。
早く進めば進むほど、軌道修正や対応力、アドリブも早くなり、動きながらブラッシュアップ=成長できるから。
「無料」や「自走」はコスパが極めて悪い
SNSでも「独学で年収◯◯◯◯までいった△△です」みたいな人もいますが、信じるのは話半分にしておきましょう。本当だとしてもかなりの一握りであり、そもそも独学の範囲が曖昧…。誰か友人に習ったかもしれないし、もともと昔やっていたかもだし、なんらか環境が整っていた人もいます。「完全独学」というのは、コスパを勘違いしがちな素人たちへの売り文句や宣伝にとても有効な言葉。なので、養分になるだけです。
なお、「学習動画」「学習サイト」などは、ちゃんとした使い方があります。それは「スキルの補完」。つまり、英語のオンラインレッスンやYouTubeなら「覚えたことをキープする」「忘れないため」の役割。オンラインなどの動画教材や通信教育で挫折が多いのは、このあたりの勘違いが原因。
これは、ITなどのプログラミングなども同様。
「復習」「振り返り」「弱点の補完」「思い出し」として使うのが有効。なぜなら、真新しいスキルというのは、体と頭で覚えるにはあまりにハードルが高いものだからです。
新世界へ乗り込むために
新しいなにかを学び、自分に実装するなら。
お金で「修行の時間」を買います。
スキルは「プロ」に習ってください。
結論「学校に行く」や「誰かにつきっきりで習う」のが最適解。
中途半端に「教材」とか買わない。直接、誰かに習う。
自分株式会社として「時間を買い、短時間で事業を成長」させるために。
誰かにちゃんと習えば「ググって半日かかってもまだモヤモヤする」ところを「1秒から30秒以内」程度で解決できる。聞いて、教えてもらえば、そこにまつわるアレコレの副次的なことも知ることができます。ひと粒で何個もの気づきがあるんですね。時短のみならず、さまざまな方向性からその事案を俯瞰できる。その価値が高いんです。
先に投資は「貯金が減る」のでくやしい面もあるかもですが、そのスキルであとから「回収」できればいい。つまり回収できる範囲の投資にしておく。これも自分株式会社の経営。
「社長、そこにそんなに投資しますか?」
「いや、これは回収できる範囲。時間を買っているんだ」
このような脳内会議になるわけです。
新しいスキルとは一朝一夕に手に入るものでなく、挑戦とは始めたところでいきなり暗闇や試練が秒単位でやってきます。つまり独学では挫折する。早い人は「無理だわ…」と1日で消滅してしまう。
あなたは、新しいスキルや世界に身を投じるにおいて、少しでも先人たちに追いつけるよう「時間を買う」必要があるんですね。「経験を買う」ことができればもっとそれは意味がある。そして何より「無駄な寄り道なく成長できる安心感」という、最も大きなものが手に入る。
新しい世界へ乗り込むためには「回収できる範囲の投資」がポイントです。
自分株式会社の「新規事業に投資」する
新しい世界に進むフェーズでは「自分という会社の経営決断」において節約とは正反対の「新規事業への投資」というスタンスが必要。この振れ幅も経営の醍醐味です。
このスタートアップができるように、今まで節約をしていたようなもの。ケチりすぎず、自分に投資する。
自分という会社を成長、拡大していくため「安全で、成長性があり、間違いのない市場」を選ぶ。
なおかつ、二度と社畜に戻ることがないよう「自由も手に入る」目標が持てる業界と、スキルを得ることができる道を選ぶ。
転職やフリーランス独立は「IT系」の一択
あなたが未経験者でも初学者でも。
新しく選ぶ業界は「IT系」がおすすめ。一択。
転職先や、フリーランス独立をする際も。
IT業界は、ざっと挙げるだけでもガラケーがスマホに、WEB2.0から3.0に、またIoTかと思えばAIが続々など、常に進化し需要は指数関数的に世界中で増えているのはご存知のとおり。
素人目に見ても「少なくとも自分が生きている間は、どう考えても成長しかない世界」と見えるのではないでしょうか。
ITといっても非常に幅広く「開発・プログラミング系」「WEB系」「インフラ・ネットワーク系」「データ、AI系」「デザイン系」などさまざま。
みなさんが毎日見ているスマホの中身も、さまざまなタイプやポジションの「エンジニア」たちがそれぞれの仕事を通して運用や改善を日々おこなっています。
成長産業、終わらない需要の「IT」を軸に、次のキャリアを考えましょう。まずはこの業界に入り込むんです。
なぜなら。
「IT」はどの業界でも使えるスキル
ITという業界、また次の章で説明する「WEB」のスキルは、実はどんな業界に行っても使えるスキルだから。
だからどんな人でもITを知っておく必要があるのが、これからの時代、というか現代です。
いまや我々を取り巻くほとんどのものがシステム化され、今後はさらに洗練されていく。
それを支え、成長や改善や運用やエラーの修正を行う「エンジニア」「プログラマー」そして「デザイナー」たち。この職はAI時代においても、なくなることがないからです。
AIと共に、仕事を進める役割だからですね。AI時代にプログラミングを学ぶ大きな理由は、セブ島の現場ブログでもわかりやすく説明しています。
IT系の「WEB」から入る
で、IT系に乗り込むなら。
これからのAI時代も見据え「WEB」から学んでください。
WEB系は、初学者にとっても「ITの基礎」の詰め合わせみたいなもんで、もちろんそこからの応用はさまざまなプログラミングやデザインの技術の土台やメインとなります。
ついでに独立もしやすいWEB系エンジニアは、IT業界の中でも変わらぬ支持率の職業ジャンルでもある。
特に社畜的な辛い思いをしてきて、ゴリゴリのサラリーマン人生を送りたくないなら。社会人の一歩目はこのWEB系が最適解。
基本の「コンピューター語」に触れるという意味でも、ずっと使えるナレッジです。
AI時代においてはプロンプトといわれるエンジニアリングも必須なので「AIに指示を出したり、AIに修正を入れるには、そもそもその知識がないとできない」わけです。
だからこそ、最初は泥臭い基礎を学習します、
将来、数年後、あなたがAIに指示を出し、時にAIに修正さえも出せるように。これがAIプロンプトと呼ばれるもの。プログラミングの基礎や応用を知っているエンジニアでなければ、そして経験を積んでいなければ。これらの「エンジニア」の仕事は、1ミリもできないからです。
ゆえに、WEB系からしっかりITの世界に入っておきましょう。その前に必須の修業を半年で済ますなら、ここです。
努力と挫折の構造を知っておく
成長階段、マインドのステップアップの話も少ししておきます。
それがITでWEBでも、あるいは何か他の挑戦でも。
必ず「秒で挫折」の局面はやってくる、これは避けられない。新しい世界に進むというのは、いきなりバラ色になるわけではないんですね。これだけでも知っておいてください。これだけで随分と、当事者になったときに冷静に対処したり、誰かを迷いなく頼ることができます。
努力と挫折の構造も事前に把握しておくには「人の成長の軌跡(グロウス・パス)」も把握しておくと安全なんですね。
社畜のままでいることは、無意識の自己否定
今の会社、今の働き方が苦しいと感じているのに、それを「仕方ない」「みんなもそうだから」と我慢しているとしたら―。
それは自分自身をすり減らし、否定し続けているのと同じこと。
しかも、それに気づかないふりをして日々をこなすうちに、夢も、自信も、笑顔も、少しずつ失っていく。
「もう考えないようにする」「遊びや酒で時間を埋めて忘れることにする」「会社員が最高ということに強引する」という人生になりかねない。
それらを重ねれば、やがては何もしなかった自分を肯定するために、他者を否定したり、会社員であることを執拗に肯定したり、頑張っている人を斜め上から見ていることさえもあるかもしれません。
それは、本来のあなたの姿でしょうか。
希望を捨てない。人生は一気には変わらないからこそ、すぐ始める。
本音は「本当はやりたいことがあった。もっと自由に、もっと創造的に生きたかった」だとしたら。
これまでは「世間体やお金、将来の不安がそれを許さなかった」なら。
今一度、地味で確実な方法であるこの記事を見て、始めてみてください。お金の部分はいろいろと大変なこともあると思います。それも含め全ては「人生の大きな切り替えの成長痛」。
先に種明かしをするならば「会社を辞める」ことが実は一番のハードルであり、ここを、社内のプレッシャーや上司の嫌味、同僚への申し訳無さ含め乗り切れたら。このチャレンジの60~70%以上はうまくいったかたちです。
なぜなら、葛藤があればあったほど、それを経たうえでの挑戦と新しい世界は、自分にとっては刺激と楽しさにあふれているから。努力の過程だけを見たらバラ色ばかりでないですが、それさえも悩んだ数だけ、汗の量だけ、前向きに味わえる。
どこかで、自分が今いる環境、良くも悪くも安全な地帯(コンフォートゾーン)から抜け出し「新しい人生へのシフトチェンジ」に舵を切るタイミングがきます。それは、今。
時間は有限、若さも有限です。
人生は一気に明日から変わらないからこそ「あのとき早めにやっておいて良かった」という自分を少しでも早く達成するため、今から動くんです。
脱社畜のIT留学相談は「土日祝」や「時間外」もOK
社畜を脱出し、新しい人生を密かに始める。
誰にも言わず、スタンバイし、実行する。
そのための場所に特化したIT留学「アクトハウス」では「スキルを買う」ための少人数講座と個別指導がある。
さらに「経験を買う」ための「100日間に及ぶ実践」も。これらをプロの日本人メンターから習える。
そして英語圏であるフィリピン・セブ島の立地を活かし、グローバル言語の「英語」も毎日。
アクトハウスでは、お話や質問ができる「オンライン個別相談」の予約時間を可能な限り広範囲に設定しています。
忙しい、会社を辞める前のあなたのために、今は「土日祝」「朝7時から21時」の相談時間。
IT未経験からの起業やフリーランス、IT初学者からの大胆なキャリアチェンジをもくろんでいる人は、
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著者:清宮 雄(アクトハウス代表)