未経験から月収50万の嘘と本当。ロードマップを因数分解する

未経験から月収50万の嘘と本当。ロードマップを因数分解してみた

SNSのタイムラインを少しスクロールすれば、嫌でも目に入ってくる広告がある。「未経験から3ヶ月でフリーランス」「スマホ一台で月収50万」。これらは現代の怪談であり、多くの若者を消費するための甘い罠といえるでしょう。

しかし、あえて言います。月収50万という数字自体は、決して不可能な高みではありません。むしろ、ITとビジネスの理屈さえ通っていれば、通過点にすぎない数字です。問題なのは、その「到達プロセス」が、都合よく隠蔽されていること。

魔法のような裏技はありませんが、確実な攻略法は存在します。今回は、アクトハウスが提唱する「ビジネステック」の視点から、この金額を論理的に因数分解し、生存するためのロードマップを提示します。

月収50万円の方程式を解く

感情論抜きで、数字の話をしましょう。
フリーランスであれ、起業であれ、あるいは高年収帯への転職であれ、収益の方程式は極めてシンプルです。

売上 = 単価 × 件数

多くの初学者が陥る「地獄のパターン」は、この式の「件数」を最大化しようとすることにあります。
例えば、クラウドソーシングによくある低単価なコーディング案件。1件1万円の仕事を50件こなせば50万円ですが、それは物理的に不可能です。営業、打ち合わせ、制作、修正、納品。これらを月に50回繰り返せば、心身ともに崩壊するのは火を見るより明らか。これが、安易なスクール卒業生が直面する「月収20万の壁」の正体です。

一方で、生存し続けるプロフェッショナルは「単価」を操作します。
25万円の案件を2件、あるいは50万円のコンサルティングを1件。これなら現実的であり、余白が生まれるため、次の学習や事業開発に時間を投資できる。

では、どうすれば単価が上がるのか。
答えは「技術力」ではありません。「希少性」と「解決力」です。ここを履き違えると、どれだけ高度なプログラミング言語を習得しても、永遠に「作業員」の地位から抜け出すことはできません。

技術一本足打法の限界とAIの台頭

かつては「コードが書ける」だけで価値がありました。しかし、生成AIの登場により、単純なコーディングやデザインの価値は暴落しています。ChatGPTやClaudeに指示を出せば、数秒でそこそこの成果物が出てくる時代。ただの手作業に、誰が高い金を払うでしょうか。

Web制作に特化したスクールや、動画編集だけの講座が乱立していますが、そこから輩出されるのは「AIに代替される予備軍」です。

必要なのは、AIを「使う側」に回るための知性です。
アクトハウスではこれを「Logic Prompt(プログラミングとAIプロンプト)」と定義していますが、重要なのは技術そのものではなく、その技術を使って「ビジネスの課題をどう解決するか」という設計図を描く力。

クライアントが欲しいのは、美しいコードではありません。売上が上がる仕組みであり、業務が効率化されるシステムであり、人が集まる仕掛けです。技術はあくまで、それを実現するための「手段」に過ぎません。手段を目的化してしまった時点で、月収50万への道は閉ざされます。

3ヶ月という期間の欺瞞

ちまたには「3ヶ月で即戦力」という言葉が溢れていますが、これもまた幻想の一つ。

3ヶ月で身につくのは、野球で言えば「バットの振り方を知った」レベル。そこから打席に立ち、空振りをし、球の速さに慣れる「実務経験」がなければ、プロの試合(ビジネスの現場)でヒットなど打てるはずがない。

もしあなたが、本気で人生の軌道を変えようとしているなら、最低でも半年の期間を確保すべきです。
基礎学習に3ヶ月、そして残りの3ヶ月を「泥臭い実戦」に費やす。これ以外のショートカットは存在しません。

アクトハウスが「180日コース」しか提供しない理由はここにあります。短期間で英語とプログラミングをなんとなく触って、南国気分で帰国する。それでは人生は変わらない。必要なのは、痛みを伴う成長と、圧倒的な没入体験です。

ここで一度、立ち止まって考えてみてください。今の学習計画に「実務」は組み込まれていますか? 教科書をなぞるだけの学習になっていませんか? もし不安を感じるなら、戦略を見直すタイミングかもしれません。

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さて、ここからは具体的な「生存ルート」について話を深めます。

ビジネステックという生存戦略

月収50万、そしてその先へ進むために必要な要素。それは「ビジネス」「テック」「クリエイティブ」「英語」の4つを掛け合わせることです。これを私たちは「ビジネステック」と呼びます。

なぜ4つも必要なのか。
一つひとつのスキルは、AIや競合によってコモディティ化(陳腐化)しやすいからです。しかし、これらを掛け合わせることで、あなただけの「希少性」が生まれます。

プログラミングができる人は五万といます。
しかし、「ビジネスモデルを理解し、英語で最新のAI技術をキャッチアップし、デザイン思考でUIを設計し、自ら実装できる人」は、市場にほとんどいません。これこそが、高単価を叩き出すための唯一の解です。

ロードマップの因数分解

では、どのようなステップを踏むべきか。

■Phase 1:インプットの徹底(最初の3ヶ月)

ここではHTML/CSS/JavaScriptなどの基本言語、デザインの原則、マーケティングの基礎、そして英語を徹底的に叩き込みます。甘えは許されません。朝から晩まで、脳が悲鳴を上げるまで情報を浴び続ける時期です。

■Phase 2:実務による血肉化(後半の3ヶ月)

ここからがアクトハウスの真骨頂、「後半100日の実務」。

実際のクライアントから案件を受注し、企画、提案、制作、納品までをチームで行います。時には納期に追われ、時には理不尽な要求に悩み、チーム内の衝突も経験するでしょう。
しかし、この「リアルな痛み」こそが、未経験者をプロに変える触媒となります。ここで得たポートフォリオ(実績)と自信は、どんな資格よりも強力な武器となって、帰国後のあなたを支えます。

〜実録・案件炎上直前のリアル〜

具体的な事例を挙げます。過去のある期は、飲食店のWebサイト制作案件で、クライアントから「納品3日前のちゃぶ台返し」を食らいました。「やっぱり、もっと高級感を出してほしい。今のデザインは全部ボツで」という、震え上がるような通告が。ここで「でも、仕様書にはこう書いてあります」と正論を吐くのは、ただの学生です。 ビジネステックの現場では、なぜその変更が起きたのか、クライアントの裏にある不安(競合店への焦りや集客への恐怖)を読み取り、「デザインを全修正する時間はないが、トップ画像のクオリティと配色の変更で高級感を担保し、さらに予約導線を強化する」という“代案”で交渉・着地させる力が問われます。このヒリヒリするような交渉経験こそが、将来あなたがフリーランスになった時、理不尽なトラブルから身を守り、単価を下げずに信頼を勝ち取るための「筋肉」になるのです。

 

■Phase 3:AIを上司にする(卒業後)

身につけた4つのスキルを軸に、AIを徹底的に活用します。コーディングはAIに任せ、あなたは要件定義とディレクションに集中する。あるいは、AIを活用した新規事業を立ち上げる。
ここまで来れば、月収50万は通過点。フリーランスとして独立するもよし、スタートアップのCTOを目指すもよし、グローバル企業へ転職するもよし。選択肢は無限に広がっています。

英語力というレバレッジ

最後に、英語について触れておきましょう。
なぜITやビジネスを学ぶのに、セブ島である必要があるのか。それは、情報の「鮮度」と「質」に関わります。

AIやITの最新情報は、常に英語で発信されます。日本語に翻訳されるのを待っていては、周回遅れになるのが今の時代。一次情報に直接アクセスできる英語力は、それだけでビジネスの速度を数倍に加速させます。

また、英語を話すことができれば、マーケットは日本国内(1億人)から世界(80億人)へと広がります。円安が進む日本において、外貨を稼ぐ力を持つことは、最強のリスクヘッジとなるはずです。
単なる語学留学ではなく、ビジネスの中で使う「道具としての英語」を身につけること。これが、アクトハウスのスタンスです。

覚悟のある者だけが辿り着ける場所

「未経験から月収50万」は、決して嘘ではありません。
しかし、楽をして稼げるという文脈で語られるなら、それは真っ赤な嘘です。

そこに至る道は険しく、平坦ではありません。
孤独な学習、終わらないエラー、クライアントとの摩擦。それらを乗り越えた先にしか、自由で自律したキャリアは待っていません。

アクトハウスは、その険しい道を共に歩むための場所です。
「楽しそうだから」「なんとなく海外に行きたいから」という動機なら、他のスクールをお勧めします。しかし、もしあなたが、自分の市場価値を極限まで高め、人生の主導権を自分の手に取り戻したいと本気で願うなら。

ここには、それを実現するための環境と、同じ志を持つ仲間、そして本気で向き合うメンターがいます。
半年後、別人のような顔つきで帰国する準備はできていますか?

未来を変えるための対話を、私たちはいつでも歓迎します。

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著者:清宮 雄(アクトハウス代表) 起業家・ブランドアーキテクト。2014年にセブ島でIT留学の草分けアクトハウスを設立。「ビジネス×テック」をテーマに、時代に左右されない強靭な個の育成に従事。

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