会社員から「フリーランス/起業家」になると秒で知る”圧倒的ちがい”

会社員を辞め、フリーランスや起業家になる意義は?

ノートパソコンとスマホを操作する起業家

“フリーランス”を語るときに。

トピックになりがちなのが「会社員とフリーランスはそれぞれどのようなメリットとデメリットがあるのか?」という比較。

たしかに、大事なポイントではありますね。

実は当サイトの長年の人気記事で『サラリーマン「10のメリット・デメリット」フリーランスよりも会社員?』というのがあり。ここではどちら側の良さも悪さも中立に解説していますが、記事の滞在時間を見ても、毎日毎日とても慎重に読まれている印象。

実際には、サラリーマンや起業家、そして会社員にはどちらにも良いところはあり、またそれぞれに微妙なところはあるわけですが…結局は「それを選ぶ、その人の価値観」がどこに最も重きを置いているかによる。

そして実は、その答え=基準は意外と簡単だったり。

フリーランスや起業家と、会社員の「決定的なちがい」とは何でしょうか。

それは究極「たったひとつ」だけになります。

独立した瞬間、ほぼ秒で痛感できることがある。それを中心にご説明していきます。

会社員から見た、フリーランスや起業家の「忙しさ」

散らかったデスク

まず、フリーランスや起業家を、なんとなく目指している方に伝えたいこと。

まずは「なんとなく」からですよね、そこがスタート。

しかしながら、ひとつ留意しておくといいのが―。

実は、フリーランスのほうが会社員より大変で、起業家にまでなれば、もっと忙しいのが普通だということ。バチッと祝日で休めるなんとてことは、ゼロとは言いませんが、駆け出しの頃は「まあまあ、ない」でしょう。”会社員から見ると”、です

実際に、会社員から見ると、フリーランスには土日のきっちりした休みもなさそうで、朝9時から夕方17時までのシフトになっているわけでもありません。残業代も出ない…。

実にそれは、傍目からみれば「忙しそうだなあ」「土曜も仕事してるんだね」となり、何も羨ましい対象ではありません。

起業家ですと、それがさらにパワーアップ。損益の分岐に立たされ、従業員の生活も背負い、支払いに追われるような毎日・毎月であるのは、特にスタートアップであれば避けられないでしょう。

どう考えても会社員のほうが、守られていますよね。

会社員は「万が一、会社でほとんど仕事しなくても、大きな失敗をしても、さいあく何らかの理由で会社に全然行かなくても給与だけは入る」わけで。

しかもこの日本では「会社は社員を簡単にクビにできない」というのが法律としてある。労働基準法とか、労働安全衛生法の話ですね。会社員最強!という人はこういった面を喧伝しています。まさに、そのとおりといったところ。

それでもつらい、辞めたいのが会社員。

会社のオフィス

しかし、会社員はこんだけ守られていても、なぜか辞めたいものです。

給与だけはしっかり入るのに、それでも「会社員はつらい」もの。なぜでしょうか。

それは、お金以外にある、実にさまざまな「束縛」にあります。

時間、上司、通勤、責任、範囲、部署、役職、座席、書類、社則、社風、言葉、そして飲み会、二次会、などなど。

会社ごとにはもちろん、その中の職位、ポジション、あるいは在籍年数などによってもこの「束縛」度合いは変わる。弱い立場はずっと弱く、強い立場もどこか演じているところもあり、人が集うコミュニティとして破綻はしている。ただ「仕事」という約束の元、他人同士が結束するのですから、強制的なルールはいくつも必要になるのは仕方ないところ。

とにかく、自分でコントロールしようのない「外部要因」ばかり、この集積が「会社」でもある。崩しようのないこのしがらみと、日々向き合うのが会社員です。

どんなに日曜日が楽しくても、断ち切り、月曜の朝9時には朝礼などに出ないといけないわけです。軍隊といえば軍隊。

会社には、辞めさせない仕組みがある。

軍隊のように並ぶ会社員

大人になると「仕事やーめた」と、いきなり方向を変えることができなかったりもします。

すでに、膝や首までどっぷり「会社」に浸かっており、辞めようと思うと謎にプチ出世したり、昇給したり、あるいは3ヶ月後にボーナスが待っていたりします。なんか、ズルズル辞めれない。

実に巧妙に「辞めれない」仕掛けというものが、会社には張り巡らされているんです。これは悪どいということでなく、経営の資本は何より「人」ですから、当然のこと。どの会社もそうなのは、普通のことです。シンプルに、辞めて欲しくないのだから、頑張って仕組み化されているわけです。これも経営。

というのは理解しつつ、現実的に、自分の家賃や携帯電話の料金を払い続けるのは、会社の給与であるからこそ….「繰り返しの労働」から離れることがなかなかしづらいのが現状です。

会社、会社員という仕組みから抜け出すのは、容易ではありません。YouTubeのビジネスチャンネルでは「会社が嫌なら辞めればいい」なんて簡単に言っていますが…実際はそういうもんでもないのはわかりきっていること。

では、そういえば……

“会社員から見ると”、本当に会社を辞めて、でも、休みも時間もないように見えたフリーランスや起業家はどんなマインド、どんな毎日なのでしょうか。

束縛からの開放。、フリーランスと起業家のマインド。

人生をスタートアップする事業家

実は、”会社員から見ると”とても忙しいように見えて安定とは程遠いフリーランスや起業家たちですが―。

本人たちはまず「精神の自由」を得ています。これが強大にして最強。

明日、朝の10時に起きようとも、昼の12時に起きようとも、誰にもとがめられません。しかしそれでは自分の仕事や会社の業務がその分遅れ、取引先からも信用を失うので、「自分で決めた時間に起きる」のが日課。自分で決める。この時間に起きろと言われたわけじゃない。

自分で決めているので、それが朝5時でも辛くないんですね。いや、多少辛かろうとも、心の深いところでは「まあ仕方ない」「これが終わったら休めばいいし」となる。

心の中では「いつでも休憩は取れる」その思いの中には「会社員のときよりずっといいわ」というのがある。

会社に頼らず生きていく、そういった自分を少しづつ創り上げていく。これからの時代、一度はこういった生き方をしておくのは人生のサバイバル手法としても大切なこと。

もし独立が、あまりうまくいかなかったら「独立経験のあるエンジニア」「起業経験のあるビジネスパーソン」として、大腕を振って会社に戻ればいい。そのときはギャラも上がるでしょうし、スキルも仕事の仕方もかなり視野が広がっているからです。貴重な人材、ってやつ。それもかっこいいですよね。本当にチャレンジした人、なのですから。

自由な女性

心の自由は、人生の自由。もし忙しくても。

フリーランスや起業家なら、朝ちょっと仕事したあと、AM11時くらいになって、突然カフェに行ってもいいわけです。実際にそんなことはしないでも「してもいい」という精神の自由が24時間ある。

今日は、本当に出かけてみて、外で仕事をしてもいい。家の中で仕事をしてもいい。

そのままひと仕事して、15時くらいにいったん終わらせ、近所のスーパーに気分転換で買い物へ行く人もいるでしょう。

昼間の人たちが右往左往と歩き、街角で忙しそうに携帯電話で連絡をとりあっているなかで、ひとりその群衆を逆方向に歩いている感覚。忙しいのは同じだけど、自分のペースで歩いている自由がここにあります。

自宅に戻ってくれば、また自分のタイミングで仕事を進める。納期とクオリティを守れていれば、誰も文句は言いません。

もし忙しくても、一瞬コーヒータイムや散歩に行くのに、誰の許可もいらないんです。

カフェの本

起業家も同様。

どのように自社のサービスのマーケティングを強化し、ブランディングを整え、どうやって利益を創出していくのかを考えます。知的格闘。

金回りの悩みはつきねど、それさえも勉強。どうすれば金が生み出せ、そして焦がすことなく回し続けることができるのか、これはすなわち「人生をクリエイティブ」している感覚。かっこつけているように聞こえるかもしれませんが、毎日が創作、毎秒をアイデアや機転で乗り切るイメージです。

ビジネスは甘くないですから、フリーランスも起業家も、”外野から見れば”ありえないほど努力や思考を重ねています。

でもそれらは、当人には努力でなく「自分の人生を生きる」ための活動であり「全てが冒険であり勉強」という”視座”になっているんですね。

会社員にも自由はあるように見えるが…

部屋でひとり悩む会社員

ここまで書くと、会社員がまるで奴隷でいいことはなく、フリーランスや起業家は良いという話になっているようですが、会社員にも良い面はある。健康保険料と厚生年金保険料は、会社と従業員とで50%ずつ負担という金銭面のベネフィットも。

しかし結論「毎月の給与」という体制以外では、なかなか決定的な自由や人生のクリエイティブ感は希薄です。

会社員でも、一定の権限を与えられ、それなりの自由な決裁権者となっている人もいます。が、実際はその立場でも「束縛」は無数にあり、また部下やスタッフにも同様に束縛を強いることになるため、自分が模範になるという自己束縛もミックスされてきます。どんなに偉くなっても、創業者でもない限りは「お上」の顔色をうかがい続けることになるからです。

そのため、偉いポジションのサラリーマンでも過剰なストレスは同じく抱えており、時に想像以上に追い詰められてもいて、そういった方々は決して自由とは言えない責任に押しつぶされている。

「精神の自由」へ。誰しもが脱出をしてみたい。

バックパックを背負うフリーランサー

どうしても会社員では限界がある、自由の獲得

そこで、どんなにデキるサラリーマンでも、会社員でも、いやどんなにデキる人だからこそ「脱出」を試みることはよくあります。

みなさんもニュースなどで、超大手の会社から独立した飲食店やアパレルのオーナーや、普通の会社員を数年やってからIT起業などした人を見たことがあるのでは。なぜ彼らが「安定してて最高」なはずのサラリーマンという立場から、卒業や脱出をしたのでしょう。

そこには「自分の好きなようにやりたい」「自分で決めたい」「一度でもいいから、自分の人生を自分で創りあげたい」「明日をワクワクして迎えたい」こんな思いがあるからです。

それこそが、フリーランスとか起業家どうこうの前にある「精神の自由」。

安直にフリーランスどうこうという話でなく、気持ちの自由。

自分の人生。一度きりの若さと、一度きりの人生

ここを求める人は、ビジネスパーソンとしてとか、アルバイトとか、なんらか仕事をしてきた人がたどりつく”わかっていた答え”なのかもしれません。

“わかって”はいたが、それなりに会社員も一応やってみたり、アルバイトや派遣などで生き抜く術や自由を模索した。

しかしやはりそれでは…思ったような「精神の自由」は得られなかったー。

だから思い切って「次の自分」へと、進んでいく。

そして、それ自体はある意味「普通のこと」なのかもしれません。

時間が有限な人生において、平日の日中全部、時には土日も祝日も侵食してくる「会社」からの脱出。

やらされ仕事でなく「やってみよう」が日常に。

自由に生きるフリーランス

起業家やフリーランスにある毎日は「やれ」「やっとけ」「できたらやってね」「来週でいいから」なんて上司に言われない日常。

つまり、自分の仕事は「やらされ」でなく「やろう、やってみよう」の対象になる。精神の自由がもたらす影響は、このように仕事への前向きさや責任感に転換します、実にあっさりと。

月曜から金曜の苦行でしかなった繰り返しが、フリーランスや起業家になれば「もう金曜か、でもあと土日があるな」と考えたりもします。ただガムシャラに働くでなく「この休みはこう使ってみよう」「こっちの本も読んでみよう」など、創作は常に続く。

シンプルに頭は良くなり、経験値も上がる。

もちろんその過程では、ひとりのビジネスパーソンとして色々な失敗も重ね続ける。

でも、上司に呼びつけられネチネチ言われるわけじゃない。

自分の中で折り合いをつけ、クライアンに詫びるなり、折衷案を出すなどで切り抜ける。謝りながらも、回収(案件の報酬・入金)はしっかりできるように、うまく立ち回る。最初そんなうまく出来なくても、だんだんと経験が人を変えていく。変わっていく自分も実感できる。

生きている」を感じることができる。労働ロボットからの卒業。

ノースキルからも、自由になれる。

自由に働くフリーランス

自由を求めた時点では、どんな人も最初はノースキル

厳密に言えば「本当は自分にある特性や特技」に気づいていないという状態。

そういった方々をセブ島で一気に鍛え上げ独立までもっていくITの留学アクトハウスを仲間と立ち上げたのが、11年前(2025年時点)。

筆者自身が、かつてノースキルな自分にジレンマを抱えながら自由を渇望し、でもどうしていいかわからず、とはいえゴリゴリのサラリーマンだったうえに、その前はフリーターの時期もあったから。とにかくどうしていいかわからないままに、何年も過ぎてしまったことは、今でも内心、後悔するところです。

だからこそ、この場所を作った。

会社員としてもさまざまな経験を積ませてもらったからこそ今があるゆえ、会社=悪とは思っていません。ただしブラック企業にまちがいない会社もいくつか体験したので、会社という権威を使っての束縛に関しては、今でも抵抗はありますし、サラリーマン体験のなかで喰らい続けた理不尽な仕打ちについては一生忘れないでしょう。同時に、感謝をしている会社ももちろんあります。

そんな自身でも、今は海外でビジネスをし、起業家でありフリーランスであるという立ち位置でまさに「精神の自由」を、共に共有できる共同経営者であり友人と歩んでいける現在がある。

この「感じ」を、かつての自分のように、同じように悩んでいる20代、30代、40代の方々に「まだ間に合う、いつでも新しく始められる」と伝え、この場所に気づいてもらうのが、今の自分のひとつのミッションでもあります。

こういった経緯や想い、またひとりひとりの将来に向き合うからこそ、毎回迎え入れるのは5〜7名ほど。向き合うには、それが限界だから。

10年目に形になった、セブ島のスキルシェア・コミュニティ。

勉強するアクトハウスの生徒

2025年には11周年も迎えることになる、多くの起業家やフリーランスを輩出してきたアクトハウス。

やっと、2024年の10年目にして、アクトハウスにとって重要なファクターのひとつ「住居」を一つ上のクオリティにすることができました。新居への引っ越しが完了しています。

楽しく、またストレスのなく勉強に集中できるる、セブ島のスキルシェア・コミュニティです。セブ島の中に限らず、こういった環境の留学ははずです。

海外でこの「なんとなくいい感じ」を実現するのに、過去5回ほどの引っ越しを重ねましたが、しばらくはここでいろいろみなさん楽しんでもらえそうです。居住者もみなさん、満足してくれています。

まだまだアクトハウスの冒険は続くので、もちろんここがゴールではないので、ここに住むのはもしかしてまた3年ほどかもしれません。ワクワクできる場所があれば、いくらでもこのセブ島で引っ越しをするつもりです。

時代が追いつき、批判より同意・賛同が増えた。

アクトハウスの講座の様子

なお、約10年前にアクトハウスを始めた際は「IT留学なんて中途半端だ」とか「IT留学なんて意味ない」と言われておりました。

かつてのtwitterでもそのように絡まれたことも複数。もちろんその人たちは、アクトハウスのIT留学を体験せずに言っています。

しかし時代は変わり「英語だけの留学…英語だけ少しできてもどんだけの競争力なのか」という現実路線の新世代が出てきました。

彼らの先見性により「スキル重視・得られるもの重視・卒業後の人生に有効なもの重視」という、論理的・合理性がメインストリームになりました。端的に言うと「意味あることをしたほうがいいよね」という。

時代が、それより先を行っていたアクトハウスに追いついた瞬間。

アクトハウスだけが、かねてから「自由になるための、卒業後の人生に意味がある学びの場」として提唱していた、ITを中心とした留学。決して英語とプログラミングだけでもない。

英語も勉強はするけれどそれはライフワークとして位置づけ、プログラミングやビジネス、デザインといった「モダンで、食っていけるスキルと思考」を習得する。で、実際にすぐ独立する。

こういった結果を積み重ねるなかで、少しづつ口コミやSNSの雰囲気で、感度の高いユーザーが「行って意味ある留学」として、毎期5〜7人やってくる場所が、セブ島のアクトハウスです。

気付いた人だけの場所であるのは、ある意味うちのマーケティングでもある。なぜなら、一定の意識や危機感は同じのほうが、長く一緒に空間を共にするなかで、大切だから(とても重要なポイント)。

つまり”遊び留学””思い出留学”の人はいません。ほどよく意識高く、仲はいいけれど、お互い無理を強いらないチームのような感じ。

人生相談・留学相談は「土日祝」や「時間外」もOK。

次世代のスキルシェア・コミュニティであるIT留学「アクトハウス」では、お話や質問ができる「オンライン個別相談」の予約時間を可能な限り広範囲に設定しています。

忙しい社会人の方や学生、お時間のない主婦や主夫などの方のために「土日祝」「朝7時から21時」の相談時間。

出勤前の20分でもOK、週末出かける前の午前中や帰宅後でも。

人生に関する相談というのがアクトハウスでは主ではあるので、留学相談もありつつの人生の相談というかたちで、いろいろとお話やご相談に乗れる時間です。

オンライン個別相談のバナー

会社員やフリーターを抜け出し、IT未経験からの起業やフリーランス、IT初学者からの大胆なキャリアチェンジをもくろんでいる人は、

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土日祝もOKの「オンライン個別相談」予約もWEB上で。お気軽にどうぞ。

著者:清宮 雄(アクトハウス代表)

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