収入の柱を複数持て。クライアント依存のリスクと、事業分散のすすめ

「フリーランスになって自由を手に入れた」と語る人の内情を聞いてみると、実は特定の1社からの発注に収入の100%を依存しているケースが驚くほど多いものです。これはフリーランスとは呼びません。実態は「福利厚生も有給もなく、いつでも解雇できる都合の良い従業員」です。

ビジネスにおいて、依存は最大のリスクです。その1社の経営が傾けば、あなたの収入は翌月からゼロになります。担当者の機嫌を損ねれば、契約は即座に打ち切られます。命綱を他人に握らせたまま、安心感に浸っている状態は、崖のふちで昼寝をしているようなものです。

AIの進化により、単純な作業系タスクの単価は暴落し続けています。ただ言われたモノを作るだけのエンジニアやデザイナーは、早晩、買い叩かれる運命にあります。これからの時代に生き残る「強者」とは、高い技術力を持つ者ではなく、複数の収入源を持ち、いかなる環境変化にも耐えうる「ポートフォリオ」を組める者です。

本稿では、アクトハウスが提唱する「ビジネステック」の観点から、クライアントワーク依存の危険性と、技術を武器に「事業」を多角化するための戦略について論じます。あなたが目指すべきは、下請けの作業員ではなく、自らの力で富を生み出す「事業家」としてのエンジニアです。

「一本足打法」が招く、じり貧の未来

特定のクライアント、あるいは特定のエージェントに依存することの恐ろしさは、単に「契約終了のリスク」だけではありません。真の恐怖は、「交渉力の喪失」にあります。

「君の代わりは他にもいる」という無言の圧力をかけられた状態で、あなたは適正な単価交渉ができるでしょうか。「予算が厳しいから今回は半額で」と言われた時、生活がかかっていれば呑まざるを得ません。依存先が一つしかないということは、相手に対して「生殺与奪の権」を明け渡していることと同義です。

多くの短期スクール卒業生が、卒業後にクラウドソーシングサイトの安価な案件に群がり、疲弊していくのは、自力で顧客を開拓する「Marketing/Strategy(マーケティング戦略)」を持たないからです。誰かが用意した仕事に乗っかるだけでは、商流の最下層から抜け出すことはできません。

アクトハウスが180日という期間をかけて、技術だけでなくビジネスと英語を叩き込む理由はここにあります。自分で顧客を見つけ、直接契約を結び、複数のクライアントと対等なパートナーシップを築く。この「自立」こそが、不当な値下げ圧力や理不尽な要求を跳ね除ける唯一の防具となるのです。

「労働収入」と「資産収入」のバランスを設計せよ

フリーランスの収入には、大きく分けて二つの種類があります。一つは、クライアントワークのように時間を切り売りして対価を得る「労働収入(フロー型)」。もう一つは、自分が寝ている間も利益を生み出す「資産収入(ストック型)」です。

多くのエンジニアは、労働収入を最大化することばかりを考えます。しかし、人間の時間は有限です。どれだけスキルを上げても、身体が一つである以上、労働収入には天井があります。そして、病気や怪我で倒れれば、その瞬間から収入は途絶えます。

賢明なビジネステック人材は、労働収入で日銭を稼ぎながら、その余剰リソースを投じて「資産」を作ります。例えば、自社開発のWebサービス、収益化されたブログメディア、販売可能なテンプレートやプラグイン、あるいはAIを活用した自動化ツールの販売などです。

これらは、一度作ってしまえば、継続的に収益をもたらす可能性があります。アクトハウスのカリキュラムにある「Logic Prompt(プログラミング)」と「Art & Science(デザイン)」は、クライアントのためだけでなく、こうした「自分の資産」を作るためにこそ行使されるべきです。

もしあなたが、今の働き方に限界を感じ、労働集約型のモデルから脱却したいと考えているなら、そのための知恵と戦略を学ぶ必要があります。[ >> アクトハウスの個別相談へ ] 自分の技術をどう「資産化」するか。その視点を持つだけで、キャリアの景色は一変します。

AI時代における「事業分散」の具体策

では、具体的にどのように事業を分散すべきか。AI時代の最適解は、全く異なるジャンルに手を出すことではなく、「コアスキルを軸に展開すること」です。

例えば、あなたがWeb制作のスキルを持っているなら、以下のような分散が可能です。

 

①制作事業(労働収入)
クライアントのWebサイト構築。高単価だが労働集約的。

②教育・コンサル事業(準資産収入)
企業のWeb担当者向け研修や、オンライン教材の販売。知識を切り売りする。

③自社メディア事業(資産収入)
 特定のジャンル(例:セブ島留学、プログラミング学習など)に特化したメディアを運営し、広告収入やアフィリエイト収入を得る。

 

これらはすべて、アクトハウスで学ぶ4教科(技術、デザイン、ビジネス、英語)の応用で実現可能です。特に重要なのが「Marketing/Strategy」「100日の実務」です。どんなに良いサービスや教材を作っても、それを届けるマーケティング力がなければ、資産にはなりません。

一般的な「プログラミングだけ」「デザインだけ」を学ぶ環境では、結局のところ「少し作れる人」にしかなれず、事業を作る視点は養われません。複数の収入の柱を持つということは、自分自身を一つの「企業」と見なし、多角経営を行うということです。この経営者視点こそが、AIに代替されない人間の最後の聖域となります。

[ >> アクトハウスにLINEで質問 ]

日本円だけを稼ぐリスク。「英語」で商圏を世界へ広げよ

収入の柱を増やすと言った時、多くの人が「日本国内での仕事」を増やすことだけを考えます。しかし、少子高齢化で市場が縮小し、円の価値が不安定なこの国だけに依存することは、それ自体が巨大なカントリーリスクです。

真のリスクヘッジとは、通貨の分散です。つまり、日本円だけでなく、外貨(ドルなど)を稼ぐ手段を持つことです。

ここで、アクトハウスがカリキュラムの柱の一つに「English Dialogue」を据えている意味が響いてきます。英語を学ぶ目的は、単に海外旅行で困らないためや、外国人の友達を作るためではありません。「商圏を世界に広げ、顧客の母数を70億人に拡大するため」です。

プログラミング言語は世界共通語です。そこに英語力という「パスポート」が加われば、あなたは日本の安い単価競争から抜け出し、世界基準の報酬を得ることが可能になります。Upworkなどの海外クラウドソーシングを利用する、海外のスタートアップのリモート案件を受ける、あるいは自作のデジタルコンテンツを世界に向けて販売する。

英語ができないというだけで、これらの可能性をすべてドブに捨てることになります。「技術はあるけど英語はからっきし」というエンジニアは、国内の狭いパイを奪い合うレッドオーシャンで一生を終えます。アクトハウスは、技術と英語を同時に学ぶことで、国境を超えて稼げる「グローバル・フリーランス」への切符を渡します。

「100日の実務」は、事業家としての最初の実験室

事業の分散や資産化の重要性は理解できても、実際にそれを実行に移すのは怖いものです。「失敗したらどうしよう」「何から始めればいいかわからない」。その恐怖心が、結局は「言われたものを作るだけ」の楽な下請け仕事へとあなたを引き戻します。

だからこそ、アクトハウスには「稼ぐ100日の実務」があります。

この期間は、メンターの指導の下、実際にチームを組んで案件を獲得し、あるいは自社サービスを立ち上げる「模擬起業」のような体験をします。ここでは、失敗が許されます。作ったメディアが全く読まれない、リリースしたサービスがバグだらけで動かない、営業メールが無視され続ける。これらの「健全な失敗」を、セブ島という守られた環境の中で経験できるのです。

座学メインのスクールや、動画教材を見るだけの独学では、この「商売の肌感覚」は絶対に身につきません。自分の頭で考え、手を動かし、市場に問いかける。その痛みを伴うプロセスを経ることで初めて、あなたは「作業者」の顔を捨て、「事業家」の顔を持つようになります。

卒業する頃には、「仕事をもらう」という受動的な思考から、「仕事を作り出す」という能動的な思考へと、OSが完全に書き換わっているはずです。これこそが、複数の収入の柱を構築するための土台となります。

結論:安定とは「依存先」を無数に持つことである

「安定した生活がしたい」。誰もがそう願います。しかし、現代における安定の定義は変わりました。かつては大企業に入ることや、太いクライアントを掴むことが安定でしたが、今は違います。

真の安定とは、「依存先を無数に分散させること」です。

一つのクライアントがダメになっても、別のクライアントがいる。Web制作の需要が減っても、自社メディアからの広告収入がある。日本経済が沈んでも、海外からのドル収入がある。このように、収入源を多重化し、リスクを分散させることこそが、予測不能なAI時代を生き抜く唯一の生存戦略です。

アクトハウスの180日間は、そのための武器を揃える期間です。「Logic Prompt」で技術を、「Art & Science」で表現力を、「Marketing/Strategy」で売る力を、そして「English Dialogue」で世界への扉を開く。これら4つを統合し、ビジネステック人材として覚醒した時、あなたは誰にも媚びず、自分の足で人生を歩む本当の自由を手に入れているでしょう。

もしあなたが、ただの「便利な下請けエンジニア」で終わりたくないのなら。

自分の人生を、自分でコントロールできる「事業家」になりたいのなら。

私たちは、その野心に応える準備ができています。

リスクを恐れず、未来への投資を始めたい方は、まずは個別相談へお越しください。あなたのキャリアのポートフォリオを、一緒に再設計しましょう。

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著者:清宮 雄(アクトハウス代表) 起業家・ブランドアーキテクト。2014年にセブ島でIT留学の草分けアクトハウスを設立。「ビジネス×テック」をテーマに、時代に左右されない強靭な個の育成に従事。

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