ここは学校ではない。「仕事が実際に回っている現場」で学ぶという意味

「勉強したのに、使えない」
「スクールを出たのに、仕事がない」

この残酷な現実は、なぜ生まれるのか。

理由は極めてシンプル。多くの人が「学校」という守られた箱の中で、顧客気分で学んでいるから。お金を払って教えてもらう立場である以上、そこにはどうしても甘えが生じる。カリキュラムは綺麗に整えられ、正解は用意され、講師は優しく導いてくれる。

しかし、一歩外に出れば世界は真逆。
正解などどこにもなく、クライアントの要求は理不尽で、納期は容赦なく迫ってくる。このギャップに耐えきれず、多くの「スクール卒業生」が挫折していく。

アクトハウスが「ここは学校ではない」と断言するのは、単なる比喩ではない。

私たちが提供するのは、教室での講義ではなく、ビジネスが実際に呼吸し、お金が動いている「現場」そのものだから。

なぜ今の時代に、泥臭い現場経験が必要なのか。今回はその本質について分解していく。

お客様気分を破壊する「商流」のリアル

一般的なIT留学やプログラミングスクール、語学学校の「構造的な欠陥」は、生徒が「お客様」であるという点に尽きる。

「高いお金を払っているのだから、手厚くサポートされて当たり前」
「(守られた中で、お客様気分で)自走する!」

このマインドセットのまま卒業しても、プロの世界では通用しない。なぜなら、ビジネスの現場において「お客様」なのはクライアントであり、あなたはお金を「もらう」側、つまり価値を提供する側だから。

この立場の逆転を、頭ではなく肌で理解しなければならない。

アクトハウスの後半3ヶ月=100日間は、この「商流」の中に身を投じる。架空の課題(ごっこ遊び、はっぴょうかい)ではなく、実際の企業や店舗から案件を獲得し、ヒアリングを行い、企画書を出し、制作し、納品し、請求書を発行する。

そこには、講師が用意した正解はない。

「イメージと違う」という修正指示に頭を抱える夜もある。チームメンバーとの意見の衝突で、プロジェクトが空中分解しそうになることもある。しかし、その「混沌」こそが、人を劇的に成長させる。教科書通りのコードが書けることよりも、混沌の中で最適解を見つけ出す力。それこそが、AI時代に人間だけに許された価値。

〜待ちの姿勢への「解雇通告〜

現場での失敗例として最も多いのが、「正解待ち」による信頼の喪失。

「どんな感じにしたいですか?」「このデザインで合っていますでしょうか?」というようなニュアンスで、クライアントに聞いてしまう。学校ならそれは「熱心な質問」として褒められる。しかしビジネスの現場では、その発言は「思考停止」と見なされる。

実際に、実務カリキュラムの中で、クライアントから「君たちに頼んだ意味がない。お金を払っているのは、提案が欲しいから。指示待ちならAIでいい」と、厳しい言葉を突きつけられた参加者もいた。その瞬間、空気は凍りつく。

しかし、その恥と冷や汗をかいた経験こそが、あなたを「生徒」から「プロ」へと強制的に進化させる瞬間。

「教えてもらう」のではなく「価値を出しに行く」。このマインドセットの切り替えは、座学では100年かかっても体感できるものではない。そしてここを通過すれば、次からは二度と同じ目にはあわない立ち回りや発言ができるようになっている。

失敗なくして進化なし。これが、成長。

100日の実務が「ポートフォリオ」の重みを変える

就職活動やフリーランスの営業において、必ず求められるのがポートフォリオ(実績集)。

しかし、採用担当者や発注者は、スクールの課題で作っただけの「綺麗なWebサイト」や「模写コーディング」をほとんど評価しない。なぜなら、そこには「ビジネスの文脈」が欠落しているから。

誰のために、何の目的で作ったのか。
どんな課題があり、それをどう技術で解決したのか。
その結果、クライアントにどんな利益をもたらしたのか。

アクトハウスの実務カリキュラムを経た卒業生のポートフォリオには、このストーリーが刻まれている。

「クライアントの集客を20%アップさせた予約システム」「業務時間を半分に短縮した在庫管理ツール」。これらは単なる作品ではなく、ビジネスにおける勝利の記録。

未経験者が「経験者」の顔をして面接に臨める理由は、ここにある。彼らはすでに、プロとしての修羅場をくぐり抜けている。

技術(Tech)とビジネス(Business)の交差点

現場で学ぶことのもう一つの大きな意義は、「技術の使い方」を体得できること。
プログラミングやデザインの学習自体は、独学でも可能。しかし、「この技術をどう使えば、このビジネス課題を解決できるか」という視点は、現場でしか養えない。

例えば、クライアントが「アプリを作りたい」と言ったとき、言われた通りにアプリを作るのが二流。
「今の課題解決には、アプリ開発よりもLINE公式アカウントの連携の方が、コストも安く効果的です」と提案できるのが一流のビジネス”テック”パーソン。

アクトハウスが「Webクリエイター育成校」ではなく、「ビジネステック留学」を標榜するのはそのため。

私たちが育てたいのは、ただの制作者ではない。AIとITを駆使し、ビジネスの設計図を描けるアーキテクト(設計者)であり、ストラテジスト(戦略家)。
現場での実務経験は、技術を「目的」から「手段」へと昇華させてくれる。この視座の転換こそが、後のキャリアにおける年収やポジションを決定づける。

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AIを「上司」ではなく「部下」にする現場力

今、現場では生成AIの活用が当たり前になっている。
しかし、AIは魔法の杖ではない。適切な指示(プロンプト)を与えなければ、平凡な答えしか返してこない。

アクトハウスの実務では、AIを徹底的に使い倒す。
要件定義の壁打ち相手として、コードのデバッグ担当として、あるいはデザインのアイデア出しのパートナーとして。実務のプレッシャーの中でAIを使いこなす経験は、座学でのプロンプト学習とは次元が異なる。

「AIに仕事が奪われる」と怯えるのではなく、「AIを使ってどう仕事を回すか」を実践する。
現場のスピード感についていくためには、AIという強力なエンジンを乗りこなすしかない。そうして身につけた「AI指揮能力」は、どの業界に行っても重宝される最強のポータブルスキルとなる。

英語(English)は「教科書」から「武器」へ

最後に、セブ島という環境について。
英語もまた、教室で学ぶものではなく、現場で使うツール。

アクトハウスでは、英語での情報収集や、外国人メンターとのコミュニケーションが日常的に行われる。
技術的なドキュメントは英語の方が圧倒的に質が高く、最新情報は常に英語で流れてくる。現場で問題に直面したとき、日本語の情報しか検索できない人間と、英語圏の膨大なナレッジにアクセスできる人間とでは、解決スピードに雲泥の差が出る。

「TOEICの点数を上げるための英語」ではなく、「情報を掴み、交渉し、生存するための英語」。
実務の中で必要に迫られて使う英語こそが、あなたの血肉となる。

安全地帯を抜け出す覚悟はあるか

Not A School.

ここは学校ではない。
あなたをお客様扱いし、手取り足取り教えてくれる優しい場所ではない。

しかし、もしあなたが、温室のような環境で育った「自称クリエイター」ではなく、荒野でも生き抜ける「本物のプロフェッショナル」になりたいと願うなら。アクトハウスは最高の実験場となる。

失敗してもいい。恥をかいてもいい。
ただ、挑戦しないことだけは許されない。
180日後、傷だらけになりながらも、自信に満ちた目で「仕事ができる」と言える自分に出会うために。

私たちは、本気で人生を変える覚悟を持った「同志」を待っています。

まずはあなたの現状と、目指したい未来について、隠さず話してください。

自分の未来に、遠慮する必要などないのだから。

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著者:清宮 雄(アクトハウス代表) 起業家・ブランドアーキテクト。2014年にセブ島でIT留学の草分けアクトハウスを設立。「ビジネス×テック」をテーマに、時代に左右されない強靭な個の育成に従事。

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