24時間英語漬けは幻想。+180 ビジネステック留学流「時間投資術」

「セブ島に行けば、寝ても覚めても英語環境。自然と英語がペラペラになる」
もしあなたがそのような甘い幻想を抱いて留学を検討しているなら、今すぐにその考えを捨ててください。断言します。フィリピン・セブ島に降り立っただけでは、あなたの英語力は1ミリも伸びません。空気中に英語の能力が漂っているわけではないからです。
留学エージェントの美辞麗句に騙されてはいけません。現実はもっとシビアです。特に私たちアクトハウスのように、日本人向けのスクールである以上、放課後や寮生活ではどうしても日本語が飛び交います。油断すれば、セブ島にいながら「リトル東京」で生活することになり、気づけば半年が過ぎていた、という悲劇は後を絶ちません。
しかし、これは「環境が悪い」という話ではありません。「環境への依存心が悪い」という話です。
成長する人間と、停滞する人間の決定的な差は、授業中(オンタイム)ではなく、授業外(オフタイム)の使い方に現れます。授業はあくまで「きっかけ」や「答え合わせ」の場に過ぎず、本当の勝負は、誰の目もない孤独な時間に行われているのです。
本稿では、留学における「24時間英語漬け」の嘘を暴き、授業外の時間を戦略的にハックすることで、英語とITスキルを最短で最大化するための方法論を説きます。
幻想としての「24時間英語漬け」
まず、物理的な時間配分を直視しましょう。1日は24時間です。睡眠に8時間、食事や身支度に3時間使うと仮定すれば、残りは13時間。
アクトハウスの授業は1日平均6〜8時間程度(時期による)ですが、それでも完全に英語だけの時間は限定的です。
アクトハウスが、2026年から英語の呼称を「English Dialogue(イングリッシュ・ダイアログ)」としたのは、決して奇をてらったからではありません。
ビジネスの現場で求められるのは、難しい英単語を並べることではなく、泥臭くとも「相手と対話し、物事を前に進める力」だからです。
1日2コマ+予習復習。日本人初心者に最適化されたカリキュラムで徹底的に「基礎」を固める。この堅実な土台があるからこそ、放課後の自律的な学習が「ただの勉強」から「ビジネスの準備」へと変わります。
派手なスキルやデタラメのフィーリング英語へ逃げず、まずは中学・高校レベルの英語を「使いこなせる武器」に昇華させる。その着実な一歩こそが、180度人生を変えるための最短ルートなのです。
日本人コミュニティという「ぬるま湯」の引力
アクトハウスは同期(コホート)制を採用しています。これは、切磋琢磨する仲間がいるという点で最大のメリットですが、同時に「日本語で傷を舐め合う」ことができるというリスクも孕んでいます。
授業が終わった瞬間、「疲れたね、飲みに行こう」と日本語で盛り上がる。寮に帰って日本のYouTubeを見る。週末は日本人同士で観光に行く。これでは、場所がセブ島である意味がありません。
「英語漬け」とは、与えられる環境ではなく、自らの意志で作り出す環境です。意識的に英語環境を構築しない限り、あなたの脳は楽な方へ、つまり日本語の快適さへと流れていきます。この「引力」に抗う意志こそが、グローバル人材への第一歩です。
授業は「学習」ではなく「試合」である
多くの人が勘違いしていますが「授業中に英語力が伸びるわけではない」のです。授業は、自習でインプットした知識を試し、通じるかどうかを確認する「試合(Output)」の場。
スポーツに例えればわかりやすいでしょう。試合中(授業中)に筋力トレーニングをする選手はいません。筋トレやフォームの確認(単語暗記や文法理解)は、試合のない時間(授業外)に一人で黙々とやるものです。
授業外でインプットを行わず、手ぶらで授業に臨むのは、練習せずに試合に出るようなもの。それでは毎回同じミスを繰り返し、成長曲線は横ばいのままです。「授業を受けていれば伸びる」というのは、思考停止した受動的な姿勢に他なりません。
圧倒的インプットがアウトプットの質を決める
英語学習には「3,000時間の法則」という仮説があります。日本人が英語を習得するには約3,000時間が必要だという説です。中学・高校で約1,000時間を消化したとしても、残り2,000時間が必要です。
授業時間だけでは物理的に足りない
仮に1日4時間の英語レッスンを180日間受けたとしても、合計は720時間。これでは到底足りません。残りの1,000時間以上をどこで捻出するか。答えは明白、「授業外」しかありません。
早朝、休み時間、放課後、週末。これらをすべて「自己研鑽」に充てる覚悟が必要です。
アクトハウスのカリキュラムは過酷です。英語だけでなく、プログラミングやデザインの課題も山積みです。しかし、成果を出す卒業生たちは、このマルチタスクを言い訳にしません。彼らは隙間時間を徹底的にハックしています。移動中に単語帳を開き、シャワーを浴びながら英語の独り言をつぶやき、寝る直前までコードを書く。この「隠れた努力の総量」が、半年の成果を決定づけます。
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ITスキル習得も「自走力」が9割
これは英語に限りません。プログラミングやデザインの習得においても、授業外の使い方が鍵を握ります。
授業では、メンターが概念や書き方を教えます。しかし、それを「自分の手で書ける」ようになるには、授業外で何百回とコードを書き、エラーと格闘し、自力で解決策を検索するプロセスが不可欠です。
「教えてもらう」のを待っているだけの生徒は、アクトハウスでは生き残れません。AIやGoogle検索を駆使し、授業外の時間に自力で問題を解決する「自走力(Self-driven)」を身につけること。これこそが、変化の速いIT業界でエンジニアとして生き残るための、最も重要な資質となります。
講師はあくまでガイドです。山を登るのは、あなた自身の足であることを忘れてはいけません。
放課後を「スキルの実装テスト」と定義し直す論理
多くの留学生が「24時間英語漬け」という言葉に酔い、具体的な戦略を持たずに放課後を浪費してしまいます。しかし、アクトハウスが重視するのは、授業で得た知識をその日のうちに実社会で試す「高速なアウトプット」の質です。 放課後の数時間を単なるリラックスタイムにするのではなく「今日学んだマーケティング用語を現地のカフェでヒアリングに活用する」といった明確な「実装テスト」の場に変えること。
この「インプットから実装までのリードタイムを最小化する」というビジネス視点の時間管理こそが、短期間で圧倒的な成長を遂げるための生存戦略となります。
デジタル空間を「強制英語化」せよ
物理的な環境(寮や教室)に日本人がいることは、避けられない事実です。しかし、あなたの手の中にあるスマートフォンやPC、つまり「デジタル空間」は、100%あなたの支配下にあります。ここを聖域化できるかどうかが、勝負の分かれ目。
英語のレッスンで学んだ「型」を、放課後のプログラミング(Logic Prompt)学習で即座に試してください。
プログラミングのエラー解決や、AIへの指示出しにおいて、実は「中学レベルの論理的な英語」が最も役立ちます。授業で身につけた基礎的なDialogue(対話力)を、そのまま技術習得の現場に横展開する。
アクトハウスが「IT留学」を卒業し「ビジネステック留学」へと進化した理由はここにあります。英語を単独の科目として終わらせず、テクノロジーを動かすための「共通言語」として捉え直す。この視点を持つだけで、放課後の自習の質は劇的に向上します。
検索言語を「English」に固定する
今すぐ、スマホとPCのOS設定を英語に変えてください。そして、何かを調べる際、無意識に日本語でGoogle検索する癖を断ち切ってください。
特にプログラミングの学習において、これは致命的な差を生みます。最新の技術情報、ライブラリのドキュメント、エラー解決の知見(Stack Overflowなど)は、圧倒的に英語の方が情報量が多く、鮮度も高いのです。日本語で検索している時点で、あなたは「翻訳された二次情報」しか手に入れられない情報弱者になり下がります。
「英語で検索し、英語のドキュメントを読み、英語でコードを書く」。
このプロセスを授業外の当たり前にすること。これこそが、IT留学における最強の英語学習法です。技術を学びながら英語のリーディング力が上がり、英語を読みながら技術力が上がる。この相乗効果(シナジー)を狙わずして、何のためのIT留学でしょうか。
エンタメを断つ、あるいは英語にする
休憩時間に日本のバラエティ番組やSNSをダラダラ見ていないでしょうか。脳を「日本語モード」に戻すその時間は、学習の積み上げを崩す行為です。
もし動画を見るなら、TED Talksや海外のテック系YouTuberの動画を見る。音楽を聴くなら洋楽や英語のポッドキャストにする。ニュースはBBCやTechCrunchで読む。
「息抜きさえも英語で行う」というレベルまで環境をハックしてください。最初は苦痛かもしれませんが、1ヶ月もすれば脳が順応します。アクトハウスの卒業生で高い実績を残した者は皆、この「デジタル鎖国」を徹底していました。
孤独を愛せ。群れるな。
厳しいことを言いますが、留学中に「日本人同士の絆」を深めすぎることに意味はありません。もちろん、共に戦う同志としての連帯感は大切です。しかし、常に集団で行動し、日本語で愚痴を言い合い、傷を舐め合う関係は、あなたの成長を阻害する「毒」になります。
放課後の「図書館」が主戦場
授業が終わった後の放課後、そして週末。ここからの時間を「孤独」に過ごせるかが重要です。
誰も見ていない場所で、今日の授業の復習をし、明日の予習をし、課題のコードを書き直す。泥臭い反復練習だけが、スキルを血肉に変えます。
アクトハウスの施設や近隣のカフェで、一人黙々とPCに向かう背中。それこそが、将来の成功者の姿です。「みんなが行くから」という理由で飲み会に行く流されやすい人間は、厳しいビジネスの世界では生き残れません。自分のリソース(時間と集中力)をどこに投下すべきか、冷徹な計算に基づいて行動してください。
現地コミュニティへ「越境」する
もし誰かと話したいなら、日本人の同期ではなく、現地のフィリピン人や、セブ島に滞在する他国のノマドワーカーと交流すべきです。
セブ島には活発なテックコミュニティやミートアップがあります。そこに飛び込めば、英語は「学習科目」から、コミュニケーションのための「生存ツール」に変わります。「拙い英語でもなんとかして意思を伝えなければならない」というヒリヒリした環境に身を置くこと。これこそが、授業外でしか得られない最高のトレーニングです。
安全な寮の中に引きこもらず、リアルな世界へ「越境」する勇気を持ってください。
【実録01:アクトハウスの夜は「開発」で更ける】
「24時間英語漬け」を追い求めるあまり、脳が飽和状態になっては本末転倒です。留学を成功させる時間管理の要諦は、放課後を「精読・精聴」ではなく「多読・多聴・即時出力」の場と定義し直すことにあります。
具体的には、授業直後の放課後1時間を「リフレクション・タイム」とし、その日に使ったフレーズをSNSやブログで英語発信するなど、インプットした情報を即座にデジタルデータとしてアウトプットする仕組みを作ります。
この「学んだ直後に形にする」という時間管理のルールを徹底することで、英語を記憶の奥底に定着させるための「想起」の回数が劇的に増加し、学習効率が最大化されます。
【実録02:アクトハウスの夜は「開発」で更ける】
対面での会話だけが英語学習ではありません。アクトハウスの放課後の時間管理において、極めて有効なのが「SlackやDiscordを活用したテキストベースの英語コミュニケーション」。
夕食時や休憩時間などの隙間時間を利用し、現地の友人やメンターと英語でチャットを行う。この際、単に返信するだけでなく、DeepLやChatGPTなどのツールを併用しながら「今の自分に欠けている語彙」をリアルタイムで補完し、それを即座に次のメッセージで使い倒す。
この「デジタルツール×実戦チャット」による同時並行学習は、授業外の時間を最も高密度な語彙習得の時間へと変えてくれます。対面のような瞬発力だけでなく、正確な論理構築を伴う英語力を養うための、IT留学ならではの生存戦略です。
【実録03:アクトハウスの夜は「開発」で更ける】
IT学習面も同様。
他の語学学校では、夜もラウンジで生徒同士が英語で談笑する姿が見られるかもしれません。しかし、アクトハウスの夜は少し異質な空気が流れています。
聞こえてくるのは、談笑の声ではなく、無数の「キーボードを叩く音(タイピング音)」です。 昼間に英語とビジネスの授業で脳をフル回転させた後、夜は「ものづくり(Logic Prompt/Art & Science)」の時間へと切り替わります。自分のWebサービスを実装する者、課題のデザインをブラッシュアップする者、黙々とブログを書く者。 彼らは「英語から逃げている」のではありません。「英語を使って発信する中身(スキル・実績)」を作っているのです。
24時間英語漬けでふわっとした会話力を磨くよりも、夜は母国語で深く思考し、論理(ロジック)を組み立てる「没頭の時間」を持つこと。この「静と動」の切り替えこそが、半年でプロレベルのスキルを身につけるための秘密です。
180日後、習慣だけが残る
モチベーションという不確かなものに頼らないでください。「やる気がある日はやる、ない日はやらない」では、プロフェッショナルにはなれません。必要なのは「規律(Discipline)」と「習慣(Routine)」です。
歯を磨くように学習する
アクトハウスでの半年間は、単に知識を詰め込む期間ではありません。学習し、思考し、アウトプットするという行為を、歯磨きやお風呂と同じレベルの「生活習慣」に書き換える期間です。
朝起きたらまずニュースをチェックし、移動中は単語を覚え、夜はコードを書く。このルーティンが完全に定着すれば、帰国後にモチベーションが下がろうとも、身体が勝手に学習を続けます。
「24時間英語漬け」とは、誰かに強いられるものではなく、自らの規律によって作り上げるライフスタイルそのものです。
150万円を投じるからこそ得られる「英語×ビジネス」の強制力
人生を変えるための150万円。それは、一発逆転の魔法を買う代金ではありません。
英語の基礎を固め、ITを学び、ビジネス(Marketing / Strategy)の思考を血肉にする。この「当たり前の積み重ね」を180日間、極限までやり抜くための環境代です。
「いまさら英語なんて」という世間の声を無視していい。着実に、堅実に。セブ島での180日間を「ビジネステック」という新たな武器の習得に捧げてください。放課後の静かな努力だけが、半年後のあなたを「選ばれる人材」へと変えてくれます。
独学で英語を続けるのは孤独ですが、アクトハウスという環境は違います。
セブ島のこの「基地」に集まった仲間たちは、英語を『単なる趣味』ではなく『人生を変える武器』として捉えています。
授業外の何気ない会話が、ビジネスの戦略会議やAIの活用法に発展する。
この『英語を使って何を成すか』を競い合える環境こそが、独学では決して到達できない180日間の加速度を生む。
時間は命の断片である
最後に、時間の価値について考えてください。あなたは安くない費用と、人生の中の貴重な半年間を投資してここに来ます。
授業外の1時間を無駄にすることは、あなた自身の命の一部をドブに捨てているのと同じ。
アクトハウスは、あなたに最高のカリキュラムとメンターを提供します。しかし、授業外の時間まで管理することはできません。その自由時間をどう使うか。そこに、あなたの本気度が如実に現れます。
「授業さえ受けていればなんとかなる」という甘えを捨て、24時間すべてを自らの成長のために使い倒す。その覚悟が決まった時、あなたの英語力と技術力は、爆発的な進化を遂げるはずです。
ただの「留学生」で終わるか、自律した「学習者」として覚醒するか。
すべては、あなたの放課後の選択にかかっています。
著者:清宮 雄(アクトハウス代表) 起業家・ブランドアーキテクト。2014年にセブ島でIT留学の草分けアクトハウスを設立。「ビジネス×テック」をテーマに、時代に左右されない強靭な個の育成=「+180 ビジネステック留学」の戦略・運営を主導。

















