雇われても、個人でも生きられる人間になるための「環境投資」という考え方

「会社員はオワコン、フリーランスこそ自由。」
「いや、フリーランスは不安定、正社員が最強。」
SNSを開けば、ポジショントークにまみれた不毛な論争が繰り広げられている。
どちらが正解で、どちらが間違いか。そんな二元論に踊らされている時点で、あなたのキャリアは脆弱だと言わざるをえない。
真に目指すべきは、どちらか一方に依存する生き方ではない。
「組織に属しても重宝され、荒野に放り出されても独力で食っていける」。この「どちらでも選べる」状態こそが、不確実な現代における最強のセーフティネットである。
どこに行っても通用する人材、すなわち「全天候型」のプロフェッショナルになるためには、小手先のスキル習得だけでは足りない。自分自身のOS(基本ソフト)を書き換えるための、大胆な「環境投資」が必要不可欠だ。
今回は、雇われても個人でも生き抜くためのキャリア戦略と、なぜアクトハウスへの留学が最も理にかなった投資になり得るのか、そのロジックを解説する。
会社員かフリーランスか、という不毛な問い
組織人としての「安定」と、個人事業主としての「自由」。これらをトレードオフ(二律背反)の関係だと捉えている人があまりに多い。
しかし、優秀な人材にとっては、これらは矛盾しない。
アクトハウスが育成を目指すのは、組織にいれば「経営視点を持ったエース社員」として活躍し、独立すれば「組織の論理を理解した信頼できるパートナー」として重宝される人材だ。
この両輪を回せる人間は、市場価値が極めて高い。
逆に、言われたことしかできない会社員や、社会常識やビジネスリテラシーの欠如したフリーランスは、どちらの道を選んでも早晩行き詰まることになるだろう。
重要なのは「どこに所属するか」ではなく、「個として何ができるか」という機能的価値なのだ。
市場価値の正体は「代替不可能性」
あなたが会社員だとして、明日会社が倒産したら、即座に他社からオファーが来るだろうか。
あるいはフリーランスだとして、主要クライアントからの契約が切れたら、翌月から新規案件を獲得できるだろうか。
もし答えがNOなら、それは「環境に生かされている」だけの状態だ。
「あなたでなければならない」と言わせる独自の強み――アクトハウスで言うところの「Tech(技術)× Design(感性)× Biz(戦略)」の掛け算――を持たない限り、買い叩かれる運命からは逃れられない。
環境を買う、という投資リテラシー
では、どうすればその強みを手に入れられるのか。
独学か、オンラインスクールか。確かに知識は得られるかもしれない。しかし、マインドセット(思考様式)や基準値までは変えられない。
人間は環境の奴隷である。
ぬるま湯のような日常、変化を嫌う友人関係、安住できる実家。こうした環境に身を置きながら、自分だけが高みを目指そうとしても、無意識のブレーキがかかるのは生物として当然の反応だ。
だからこそ、成長のための「環境」を金で買うという発想が必要になる。
アクトハウスの留学費用は、単なる授業料ではない。フィリピン・セブ島という非日常、退路を断った仲間たちとの共同生活、そしてプロとして扱われる実務環境。これら一式への「投資」である。
機会損失という見えないコスト
「お金が貯まったら留学しよう」と考える慎重派がいる。
一見堅実に見えるが、投資の観点からは悪手であることが多い。
20代の1年間と、40代の1年間では、その価値も吸収率も、そして回収期間も全く異なるからだ。
若く柔軟な時期に環境を変え、スキルとマインドをインストールすれば、その後の数十年で得られるリターン(生涯年収の向上など)は計り知れない。
逆に、準備に時間をかけすぎてチャンスを逃すことこそ、最大のリスク(機会損失)ではないだろうか?
アクトハウスが提供する「全天候型」スキル
アクトハウスのカリキュラムは、特定の職種に特化していない。
プログラミング、デザイン、マーケティング、英語。これらを網羅的に学ぶ理由は、変化への適応力を高めるためだ。
ある時はエンジニアとしてコードを書き、ある時はディレクターとしてプロジェクトを回し、ある時は起業家としてビジネスを立ち上げる。
この変幻自在なスタイルこそが、AI時代における生存戦略となる。
特に後半の「稼ぐ100日の実務」では、実際に商流に入り、お金を稼ぐ経験をする。
会社という看板を外し、個人の名前で信用を勝ち取る。この原体験を持った人間は、帰国後に会社員に戻ったとしても、ただの従業員とは視座が違う。
「会社の利益をどう作るか」を肌感覚で理解しているため、経営者から見れば喉から手が出るほど欲しい人材となるはずだ。
結論:未来を予測するな、適応できる自分を作れ
10年後、今の会社が存在している保証はない。フリーランスという働き方がどうなっているかもわからない。
未来を正確に予測することなど、誰にも不可能なのだ。
だからこそ、唯一確実な投資先は「自分自身」である。
どんな時代が来ても、どんな環境に放り込まれても、自分の頭で考え、手を動かし、価値を生み出せる能力。それさえあれば、食いっぱぐれることはない。
アクトハウスでの半年間は、そのための土台作りだ。
消費としての留学ではなく、将来の自分への投資、ギフトであること。
雇われるもよし、独立するもよし。
選択肢(カード)を自分の手の中に持ち、自由に人生をデザインできる側へ回る。
そのための切符は、今、目の前にある。
著者:清宮 雄(アクトハウス代表) 起業家・ブランドアーキテクト。2014年にセブ島でIT留学の草分けアクトハウスを設立。「ビジネス×テック」をテーマに、時代に左右されない強靭な個の育成に従事。

















