外国人の英語教師に聞いた「ここがヘンだよ!」日本人の英語学習《トップ10》

今回は外国人の英語教師たちに「どこがヘン? 日本人の英語学習法」というお題で話を聞いてみました。

果たしてあなたは、怒涛の「ダメ出し」に耐えられるか…!?

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これまで何度となく言われてきた「日本人の英語力の低さ」。英語という言葉の特長、どうも体に馴染まない「英語アレルギー」をいつまでも克服できない人は多いようです。義務教育からずっと勉強してきたのに、

I walk my dog.

こんなシンプルな文章も、

「私は、歩く、マイドッグと…だから…『私は犬と歩く』かな…?」

と、曖昧で的を得ない…。

ちなみに正解は「私は犬を散歩させる」です。対象に影響を与える「させる」がポイント。しかしこの意味が一瞬で出てこないのはなぜでしょうか。

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そこで、ネイティブ・スピーカーと同レベルのフィリピン人の「ベテラン英会話教師」と、日本にある英会話学校勤務の「イギリス人の英会話教師」、さらに「大手・英会話学校のマネージャー」に話を聞くことに。複数の方々の意見、また複数の学校からお話を聞くことで、意見が偏らないように配慮しました。

ちなみに、フィリピン人の方の英語力をあなどってはいけません。彼らは小学校から国語の授業「以外」は全て英語であり、子供からおじいちゃん おばあちゃんまで、アッサリと英語を話しまくります。もちろんハリウッドの映画もここセブ島でたくさんやってますが、映画館ではもちろん字幕なし。10代にしてすでに「ペラペラで話す」「バリバリでリスニングOK」が普通なのです。

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それでは、外国人から見た「日本人のヘンな学習姿勢《トップ10》」を見ていきます。普段なかなか実践できない「勉強のコツ」ではなく「思いっきりのダメ出し」にフォーカスすることで、なぜ日本人は英語が話せるようにならないのか、なぜ吸収できないのかを見ていきましょう。


 

1.「声」が小さい。

ダントツ1位がこれでした。自信のなさのあらわれでしょうか。確かに、声があまりにも小さい人とは、そもそも会話が成り立ちません。「せめて大きな声で話して欲しいんだ。まずは意図だけでも理解できるから」「会話はお互いの声が聞こえてこそでしょ?」という意見がとても多かったです。


 

2.「発音」をかっこつけすぎ。

英語コンプレックスは、こんなところに出るのかもしれません。「なんとなくの巻き舌」で話すものだから、聞いている方は全く意味がわからないそうです。「せめて正しい発音を何度か練習してからでないと…」とのことでした。


 

3.「文法」は知ってると勘違い。

「受験でさんざん英文法は勉強した」と、過去の栄光を振りかざす日本人もいるようです。確かに「受験勉強」はしてきたかもしれません。人によっては、外国人より文法を語れるかもしれません。だからといって「話せない、聞き取れない」事実からは逃げられないのです。「受験英語はたくさんやった」というのは、重要ではないようです。

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4.「勉強」してない。

「なぜ勉強しないの?」という素朴な疑問。例えば留学中でも、英語よりも結局はスマホで日本語サイトをネット三昧…。日本の友人とLINEやメッセンジャーで盛り上がる…。英語を勉強しようと「思うだけ」で、結局は日本人同士で食事や遊びに出かけ始める人も多いとのこと。


 

5.「日本語」の方が難しいと思ってる。

「英語は簡単。日本語は難しい」というプライドを持っている方も、なーんとなくいる感じらしいです。英語を心のどこかでナメているようにも…。でも英語はシンプルに見えて奥深い言語だけに、意味は多様で「実際は日本語よりも難しいかもよ?」という意見もありました。


 

6.「間違い」をバカにする。

「日本のテレビでは、カタコトの外国人がウケるよね。でもあれってバカにしてる感じがする。カタコトの人は恥ずかしい、と考えているのが日本人なんじゃない?」という意見も。他人の不器用は笑うのに、自分の不器用は笑われたくないのが日本人の語学感覚なのでしょうか…。

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7.「リスニング」を軽視している。

積極的に話すことは大事。しかし一方で「リスニング」を鍛えない人が多数いることは事実のようです。「リスニングのなかには、日常的な表現やスラング、流行語もさりげなく出てくる」ため、とても大事とのこと。


 

8.「単語」の意味を知らなすぎ。

これも「受験」の弊害か…。「数千語は知っている」と自負している日本人は多いようです。しかし「驚くのは、ひとつの単語につき、ひとつの意味しか知らない」ということらしく。英語はひとつの単語に複数の意味が含まれ、文脈により大胆に変化する言語です。もちろん単語を知っているのは基本中の基本ですが、単語の記憶数だけで安心しちゃうのはやめておいた方がよさそうです。

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9.「音読」しない。

「黙って単語帳を見ていたり、イヤホンでリスニングしながら参考書を見ていたり。とても熱心だけど『音読』をしている生徒はとても少ないといいます。良くも悪くも日本人ならではの「周囲を気にする照れ屋さんぶり」が裏目に出ているのかもしれません。


 

10.「法則」を無視する。

英語は「構造」の言語です。基本文型を理解し「法則」を頭に入れます。「日本人はあんなに真面目なのに、なぜいつまでも単語やフィーリングだけで話そうとするのか」「簡単な法則だけでも知っておけば、ぎこちなくても話せるはずなのに」という意見も多かったです。正面突破で勉強することを恐れず、英語と向き合うことが必要なのでしょう。

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以上、なかなかストレートな10個のご意見いただきました。

生々しい指摘から見えてきたのは、日本人ならではの特性か…。

ちょっと耳が痛いものの、素直に受け止めることで、英語を攻略するキッカケがつかめるかもしれません。

せっかく「英語をやろう」という素晴らしい決断をしたのですから、あせらずコツコツと少しづつ、英語も国際感覚も磨いていきたいものですね。

 

▶︎▶︎コラム「失礼な英語 9パターン : アイドンノーでなく「I’m not sure」を言えないと…」も読む
 

▶︎著者:清宮 雄 プロフィール
フィリピン・セブ島在住。IoTそしてA.I.時代の国際的な起業家・ビジネスパーソンを育成するセブ島留学「アクトハウス」代表。メンターとして現場でも奮闘中。アクトハウスの体験談はこちら >>>
 

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