ベンチャー企業「本当にあった失敗例」83パターンを一気に見れるこの無料サイトがスゲエ。

世界的な事業家やカリスマ経営者、才気あふれる起業家や億万長者の「成功ノウハウ」。

一見とっつきやすいそれらを参考にしようと思っても、その「武勇伝」は、聞く側にとっては現実味に乏しく、なんだか結局は身にならないことも多いもの。では、ビジネスで成功するには、何に学ぶのが良いのしょうか。ノウハウ本? サロン? セミナー?

それはズバリ「失敗例」です。

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会社の「どんな業種が」「どんな時期に」「どんな要因」でつまづき、痛手を負ったのか。そしてそこから「墜ちたのか、這い上がったのか」。もしそれらのデータをサクサクと、しかも同じ調査、同じフォーマットで比較することができたら、効率よく「失敗の法則」をつかむことができるでしょう。それも、雲の上の世界的大企業の事例でなく、従業員100人以下のベンチャー企業の「血の歴史」であれば、なおさらです。

そんな希望を叶えてくれる無料のサービスが、日本の行政機関のひとつである「経済産業省」のサイトの中に「こっそり」あることをご存知でしょうか。しかも完全本気モードの気合いっぷりで。


 

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それが「ベンチャー企業の経営危機データベース」。「83社の失敗例」がぎっしり詰まった良質なコンテンツです。

【サイトURL】
http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/kikidatabase/index.html

ではさっそく、その使い方と特長を説明していきます。


 

【使い方】
ネットユーザーであれば、レクチャーの必要がないレベルの簡単さ。下に掲載の写真のように「カテゴリを順に選択していくだけ」の仕組みになっています。しかし驚くのは、その「気の利いたカテゴリ」たち。

【カテゴリ】
▶︎業種:製造業や飲食、運輸業などから選択。
▶︎成長ステージ:起業時から成長期、上場まで。
▶︎失敗の結果:売上やメンバーの辞職までも。
▶︎失敗の原因:社長の人的問題という項目も。

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【失敗例が具体的】
企業プロフィールには「社長の年齢」なんていう項目もあり、生々しい。その「失敗が起きたとき」の会社の状況がよくわかります。

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【グラフ・年表付き】
さらに、このデータベース内の会社ならば「同じ図表・同じ年表」で全体の流れを把握できます。手作りのエクセル表でしょうか、しかし視認性は問題ありません。いかに会社経営とは「ナマモノ」であるか、同時に紆余曲折を経て荒波を超えていくものであるかがよく分かります。

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【まとめも濃厚】
そして最後のまとめも、取材の根気が感じられます。会社設立後にぶち当たった壁、失敗、ヒヤリとした経緯、それに対する対策、そして現在に至るまでの克明な記載。単なる成功のノウハウや、結果オーライの美談からはキャッチできない、経営の現実と生々しいバックステージの混乱がそこにあります。さらに失敗から「どう立ち直っていったのか」「現在も苦しんでいるかどうか」までも記録されています。

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普段は縁のない「経済産業省」のサイトかもしれませんが、将来の起業家や事業家にとって、もちろん現役のビジネスパーソンにとっても、このコンテンツは貴重な「バーチャル企業訪問」の機会となるでしょう。最前線で戦う日本のベンチャーたちの波乱の舞台裏。普段知ることのできない鬼気迫るその姿は、演出がかったドキュメンタリーより何倍も真に迫ってくるのは間違いありません。

ところでかつて、ドイツ帝国の首相であったオットー・フォン・ビスマルク(1815-1898)はこんな言葉を残しています。

「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他者の経験から学ぶ」。
 
先人たちの警鐘に敬意を表しつつ、失敗から学んでいくー。

本コンテンツは、襟を正してその証言の数々を吸収できる貴重なルポルタージュと言えるでしょう。
 

▶︎著者:清宮 雄 プロフィール
フィリピン・セブ島在住。IoTそしてA.I.時代の国際的な起業家・ビジネスパーソンを育成するセブ島留学「アクトハウス」代表。メンターとして現場でも奮闘中。アクトハウスの体験談はこちら >>>
 

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