アクティブ・ラーニングと探究学習。アクトハウス留学という「環境」

参加者が”能動的にのぞめる”学習環境

アクトハウスの講座の様子
(2025年2月。アクトハウスでの勉強の様子をスタッフが撮影)

アクトハウスでは「アクティブ・ラーニング」と「探究学習」を土台にカリキュラムを作成しています。

例えば、

 

■プログラミング講座での「チームコーディング」

■デザイン講座での「プレゼンや実務課題とディスカッション」

■ビジネス講座の「超インプット後に+正反対の実践アウトプット100日」

■英語でも「参加者の属性にあったコースの推奨やレベルの提供」(英語成長を見てのIELTSの推奨など)

 

実践や実務課題を通しての、視点の多様性や協働的な問題解決。

動画教材などでの独学という世界観は全くない、リアル授業の毎日。

常に人という「対象」がいるなかの学び。

ただ暗記する受験型とは異なり「自分の記憶と知識」に刻み、さらにそれをすぐ試し、成果や課題がわかる学習環境。大人のためのオルタナティブ・スクール。

このオンライン時代に、そんな思考を尽くしたLIVEを大事にしています。

課題に直面することで「当事者意識」が

アクトハウスのインスタ
アクトハウスのインスタグラムより

通常の講座はメンターが丁寧にサポートをしていきます。無理に継続的な自走を強いることはありません。

同時に参加者一人ひとりが「自分で問題を認識する主体性」に”出会う”ことができる仕組みを。むしろ、嫌でも課題に出会えるようなカリキュラム。

例えば、100日間の実践においては、それぞれが異なるWEB案件を探し・営業し・受注し・制作する。実際のクライアントの反応や要求、予算は千差万別なため、必然的に「参加者一人ひとりが直面する課題」は異なってきます。

これらの課題の共通項は総じて「WEB/ITの現場」「実際にフリーランスや起業家として活動する際に遭遇する事案」と言えますが、それらがカリキュラムの中で発生するようにしている。

案件を通したフリーランス実践はまさにうってつけで、何が起こるかわからない緊張感を「メンターの手厚いサポート」と共にクリアしていきます。

自分が担当しているWEB案件であり顧客とのミーティングも自分がするのですから、当然そこには「当事者意識」が強く発生する。

WEB的に言えば「当事者意識が実装される」というかたち。

これは単なる受動型授業では得ることができないものと考えます。

ここが、アクトハウスが単なるIT留学などと大きく異なるところ。

他者との「相互作用」が学びを深める

プレゼンの様子
(アクトハウスでのプレゼンの一場面。レビューするメンターのアドバイスも手厚い)

ところでなぜ、部屋で「一人でオンラインの学習」や「動画教材」を見ていても、(個人差はあるものの)大きな成長や達成感が実感できないのでしょうか。また、継続性に限りがあり、挫折率も高いのか?

一説ではプログラミングの動画教材は「90%の挫折率」という崩壊ぶりです。

これは、それら教材の属性がそもそも中級者向けであったり(オンライン英会話はあくまでスキルのキープに最適)、プログラミングであれば自身の理解度や成長速度が、どうにも自分でわからないのがあります。人間不思議なもんで、画面でデータで見てもピンとこないんですね。

DX・AI時代のITスキルセット。論理的カリキュラムを解説する。

こういった、いわゆる受動型の教材や単独型学習=独学には「いつでも学べる」という利便性と引き換えに「他者とリアルに共有できる学びが、限りなく少ない」ことがマイナス点となってきます。良い面もあるゆえ諸刃の剣ではありますが、無視はできないポイント。

教えてくれたり(講師)、比較したり張り合ったり雑談したり助け合ったり(同期生)できる仲間と空間を共有していないということは、想像以上に「学びの成果」に影響をもたらすんですね。

「学習の環境」「他者との相互作用」

新しいことを学ぶのは、馬力が必要です。

学習者は積極的にその教科や課題と向き合って、人それぞれが難題や手間でもある基礎学習を繰り返しながら少しづつ成長する。

アクトハウスではこのオンラインや動画教材時代に、その逆をひた走る「他者との共同空間で発生する、アクティブ(ACT)な相互作用」の効果を立証してきました。

例えば、このような効果です。

 

■生徒は、メンターとの会話=学習に関する問答のなかから「自分が理解できる言語・温度感での解決策」を見出す。同じ問題でも参加者によって教え方が異なるため、メンターは言葉や速度をカスタムしている。

■同期生の進捗度を意識しながら自分の学習進度・深度を把握し(あせったり・余裕を持ったりしながら)学習を進められる。

■同期生同士で教え合ったり、そこにメンターも加わり「発見(新しいスキルのシェア、有益な話題への脱線)」がある。想定内と想定外の学びのLIVE感。

■同じところでつまづいている仲間と、アレコレ悩みながら進むことの心強さ。プログラミングの教え合い、デザインでの助け合い、ビジネスや英語学習での情報交換。

■メンターが「講座中も質問タイムも教えてくれる安心感」の中でのアクティブな学習。つまづいても怖くない、すぐ聞けてすぐ解決できる。

 

こういった「他者との同空間の共有」は、実は成長に大きな差をもたらしてくれます。

プログラミングやデザイン、また実践のビジネスは「専門的な技術」。ゆえに、分厚い参考書や膨大な動画を閲覧していても、なかなかスキルアップできないものなんですね。

ここをクリアするのが「学習の環境」「他者との相互作用」になってくるわけです。

アクティブ型共同学習の「環境」を作りあげる

アクトハウスの住環境
アクトハウスの新居。インスタグラムより

問題解決型の学習と共同学習。

こういった学習環境は一朝一夕に作り上げることはできません。なぜなら”箱”を作って終わりでないからです。そこには環境の主役である「参加者の意思・属性」も必要です。

プログラミングやデザイン、英語やビジネスなどの各スキルやナレッジを深めたいというのはもちろんながら、それだけでは「環境・雰囲気」は醸成されません。

大切なのは参加者たちの、人生の”前後”にある「自分たちはどこから来て、どこに行きたいのか」という人生観の共有。

まさに、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(1897年:ポール・ゴーギャン作)で示されている「人の一生」のプロセス。

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
(1897年:ポール・ゴーギャン作『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』)

具体的には、アクトハウスの参加者は、こんな「(人生の)前後」を持っています。

 

■以前はIT未経験だが、新しい人生では成長著しいITの業界に身を置きたい20代

■以前は往復通勤の会社勤めだったが、次の人生では在宅ワークや世界を飛び回りたい30代

■一定の年齢を重ねてきたが、まだまだ次の人生でも学び成長していきたい40代

 

こういった問題意識の一定の共通。

アクトハウスのWEBサイトではなるべく噛み砕いてはいますが、イージーなことは書いておらず、また本記事のように一体だれがこれを読むんだという内容のものを、わざわざオフィシャルサイトに掲載しています。

本記事のような内容は、過激・過剰全盛時代においてはつまらないものであり、1年で読まれる回数は、10回程度かもしれません。

しかし読んでくれ、共感を多少でもしてくれた10人、5人が、アクトハウスに参加してくれることが、この特異な体制のスクール(超少人数ゆえ、利益は対して出ていません)の歴史を創ってきてくれました。

そこは「アクトハウスの”体験”談」(まさにアクトハウスでの「体験・遭遇」)に詳しいです。

アクトハウスの体験談アクトハウスの体験談より)

入学初日からなんとなく気が合い、あるいは会話をすることはまだなくてもなぜかストレスにならない同期たち。

当然、その温度感をメンターは毎期理解しているので、余計な詮索もすることなく「勉強を通してのナチュラルなコミュニケーション」で、少しづつわかりあっていく。

たまには教室を飛び出してセブ島内の遺跡に行くこともあれば、早朝に乗り合いバスで地元の市場に生徒とメンターが行くこともある。一緒にボランティアをすることもある。

人生の”前”にあった不安を、すこしづつ剥がしていくようなコミュニケーションをしつつ、「次の人生」で戦うための武器=技術・知識・経験を身につけていく。

いろいろな「前後」を持った同期が、3ヶ月ごとに新入生が加わりながら、この学びと刺激の共同体をかたちづくっています。

長いようで短い半年間、適度な距離感・生徒主導の暮らしのなかで。

参加者が自身が実践した「構成主義」軸の定期勉強会

Design Nightの主催者

さて、最後に、本原稿のテーマに深く関わる”タネ明かし”もしっかり記載しておきたいと思います。

これまで述べてきたようなアクトハウスの温度感やあり方、環境を敏感に察知してくれ、またそれを実際にやってのけている参加者の方がいます。2025年2月時点の参加者さん。

その詳細は「アクトハウスの現場ブログ」にて前編・後編でインタビューを掲載しました。

この取材の中で伝えてくれており、明確に言語化されている言葉・引用に感化されたことが、実は本記事の執筆に至っています。さまざまな引用や解説はこのインタビューに掲載されています。

日曜日に「生徒のみ、有志の参加のデザイン勉強会」を主催し、まさに本記事やアクトハウスのコンセプトにあるような、スキルシェア・コミュニティであることを実行。思うとか考えるだけなく、実際にやってみる&改善&成長という「リーンスタートアップ」「アクト」な実行力。

本記事において、参加者である生徒さんに学びをもらい、気づきを授けてもらい、しばし言語化を怠っていた「アクトハウスの定義」あるいは「今後もブレずに向かうべき道」を改めて整理・模索できたことに心から、感謝しています。

年齢や立場に関係なく、生徒/メンター/運営というポジションにこだわることなく、有益な情報交換ができたこと。学びをもらえたこと。

この背景を知らなければ、本原稿も上記のインタビューも「少し長い、難しそうな話」に見えてしまうかもしれません。ただしここには、学習や実行、環境やコミュニケーションを通した、尊い「相互作用」がありました。

まさに、アクトハウスでの「環境」が生み出してくれた現象であると確認できた出来事。

この場を借りて、アクトハウスの代表としてお礼を改めてお伝えします。

留学相談は「土日祝」や「時間外」もOK

補講の様子
(夜の補講もいとわないメンター)

次世代のスキルシェア・コミュニティであるIT留学「アクトハウス」では、お話や質問ができる「オンライン個別相談」の予約時間を可能な限り広範囲に設定しています。

忙しい社会人の方や学生、お時間のない主婦や主夫などの方のために「土日祝」「朝7時から21時」の相談時間。

出勤前の20分でもOK、週末出かける前の午前中や帰宅後でも。

ご相談を受けるアクトハウスのスタッフも、いつでもスタンバイしています。

オンライン個別相談のバナー

IT未経験からの起業やフリーランス、IT初学者からの大胆なキャリアチェンジをもくろんでいる人は、

LINE

お問合せフォーム

からもお気軽にご質問・ご相談ください。

土日祝もOKの「オンライン個別相談」予約もWEB上で。お気軽にどうぞ。

著者:清宮 雄(アクトハウス代表)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

   セブ島のIT留学「アクトハウス」とは?

1日の流れ

カリキュラムについて

住居について

卒業後の進路

体験談

コースと費用

スタートアップの実績

卒業後のサポート

   最新のお申込み状況

すべての記事・コラムへ