2026.06.11

アクトハウスが「IT未経験者」の参加に12年間こだわる理由

Lab Culture

アクトハウスが「IT未経験者」の参加に12年間こだわる理由

「今から始めても、もう遅いのではないか」という不安

20代、そして30代、IT未経験。

「自分のような素人が、ITやデザインの世界に飛び込んでも、すでに知識がある人たちには追いつけないのではないか」

「今からスタートしても遅いのではないか」

新しく学びを始めようとするとき、こうした不安を抱くのは当然のことです。周りに優秀な経験者がいたり、SNSで見かけるIT系の人がキレキレなほど、「自分には無理か」と足がすくんでしまうこともあるでしょう。

しかし、アクトハウスは12年前(2014年)の立ち上げから一貫して、IT未経験者や初学者の参加を前提とした運営を続けてきました。世の中の技術やトレンドがどれほど激しく変化しても、実はこのスタンスだけは変えていません。

なぜ、最初から知識を持つ人ではなく、未経験の人を対象とし、それでいて12年間も成果を出し続けることができているのか。そこには、経験の有無を高い価値へと変換し、受講生の未来を切り開く明確な仕組みがあります。

12年間、時代の荒波を乗り越えても「スタートライン」を変えなかった理由

アクトハウスが歩んできた12年間、IT業界にはいくつもの巨大な流行が押し寄せました。

ざっと振り返ってみても、以下4つの大きな波がありました。

①Web制作ブーム

ホームページを作れば稼げると言われた時代

②ノマドブーム

場所を選ばずに働くスタイルがもてはやされた時代

③DXブーム

企業のデジタル化が急務となった時代

④AIブーム

生成AIによって「作る」ことの価値が激変した現代

このように目まぐるしく常識が塗り替えられる12年間の中で、アクトハウスは一貫して「プログラミング×デザイン×ビジネス×英語」という4教科のクロスオーバー、そしてその入り口としての「IT未経験者・初学者起点」を一切変えずに運営を続けてきました。AI時代のいまは、各教科は名称も変わり、さらに内容は進化しています。

なぜなら、どれほど表面的な流行が変わろうとも、市場で最後に評価されるのは、単一の操作スキルではなく「すべてのつながりを捉えて、目の前の課題を解決する力」だからです。

技術がどれだけ高度化しても、人が成長する順序そのものは変わりません。だからこそ、余計な先入観のない状態から学び、仕事のつながりを正しく掴む。アクトハウスが12年間、この4教科に愚直にこだわり続けてきた歴史こそが、初心者が迷わずに最短ルートで実務レベルへ到達し、変化に対応できる力を身につけられる最大の証明です。

なぜアクトハウスのWEBサイトは「難しそう」に見えるのか?

アクトハウスの公式サイトを読んで、「未経験者向けと書いてあるのに、なんだか硬派で難しそうだな」と感じた方もいるかもしれません。

そう見えてしまう理由は、私たちが「誰でも簡単に数ヶ月で稼げる」といった、根拠のない甘い言葉を一切使わないと決めているからです。未経験者を対象にしているからといって、提供する中身まで子供っぽく、浅いものにしてしまっては意味がありません。「適当に受け身でいても育ててくれそう〜」のような”ガチ”でない人が申し込んでも、きっと後悔させてしまいます。アクトハウスはみんな、真剣だからです。


私たちが目指しているのは、単にツールの操作方法を暗記することではなく、プロの現場で本当に通用する実力をつけてもらうことです。そのため、あえて本質的な言葉をサイトや記事内で使い、誠実にカリキュラムの背景を語っています。書いてあることが半分くらいわからなくてもいい。目指す高みはそれくらいのほうがちょうどいいからです。ここで、アクトハウスのDNAと真剣さに触れてもらっています。

「未経験だからこそ、最初からごまかしのない本物の環境で学ぶべきである」という姿勢の表れがアクトハウスのサイトであり、この実直さこそが、結果として受講生がプロの世界へステップアップできる土台となっています。

当サイトのデザインはそこに共感できる人、「どうせやるなら、それくらいの環境でないと」と決意できる方の参加を待つ仕組みでもあるんです。

〜アクトハウス代表に聞く〜

このあたりのお話は、数々の大手企業のブランドアーキテクトやマーケティングに携わってきた、アクトハウス代表がYouTubeにても話をしています。以下はその箇所から再生できる設定にしてあるので、ご覧下さい。

先入観がないからこそ有利に働く、つながりを”つかむ力”

みなさんがアクトハウスを卒業をした後に、独立や就職の形で挑む「実務の現場」では、プログラミングだけ、あるいはデザインだけができても課題は解決できません。「技術がどうビジネスの利益に繋がり、デザインがどうユーザーの体験に影響するのか」を横断的に理解する力が求められます。

このAI時代、それは「FDEスキル」とも言われており、とても顕著です。国内外でもこのFDEシフトはすごい速度で動いています。

アクトハウスのエックスでもたびたびFDE関連のニュースはシェアしていますが、下のポストのように日立グループとGoogle Cloud、また富士通とOpenAI、アクセンチュアとマイクロソフトなどが続々と「FDE新体制」を実行しています。

この力を身につける上で、まったくの未経験や初学者であることは、時に有利に働く場面もあります。

特定の分野に対して自己流の癖や「こういうものだ」という中途半端な先入観がついていると、それが新しい領域を学ぶ際のノイズになり、全体を俯瞰する視点を邪魔してしまうことがあるからです。

まっさらな状態でスタートするからこそ、それぞれの分野のつながりを素直に、かつ深く吸収することができます。部分最適なスキルに偏らず、ビジネス全体を見渡せる視野を養うためにも、全員が同じフラットな状態から始める環境が必要不可欠なのです。

【参考】180日の修羅場。アクトハウスの1日のスケジュールと圧倒的な密度

卒業生で見る、未経験から現場で重宝される人材へ

アクトハウスのカリキュラムは、受講生が「IT未経験や初学者」であることを前提として、そこから逆算して一歩ずつのステップを論理的に組み立てています。個人の特別な才能やセンスに依存せず、誰もが着実にステップアップできる再現性があります。

実際に、アクトハウスの卒業生たちは、全く異なるバックグラウンドから未来を切り開いています。

☑️Aさん(元・飲食業)
パソコンの基本操作もおぼつかない状態から参加。アクトハウスの100日実践にて頭角を現し、卒業後は海外在住のフリーランスへ見事転身。クライアントの経営課題に技術的な視点からアプローチできる、現場と技術をつなぐディレクター〜PM(現在のFDE)として活躍しています。半年でも、ここまでいけます。

☑️Bさん(元・ショールーム受付)
クリエイティブな分野とは全く無縁の環境からスタート。デザインとフロントエンド技術を横断的に学んだことで、実務全体の流れを一人でコントロールできるマルチなWebプランナーとして独立。現在はプライム上場企業のグループ会社にての年間マーケティングをマネージャーとして統括。アクトハウスで学んだデザインは「手も動かせるマネジャー」として役立っています。

 

こうした事例は、特別な才能によるものではありません。「未経験者の状態」から最適な順序で学びを積み重ねたからこそ得られた、必然的な結果です。むしろ中途半端に経験があったら、ここまで伸びることはなかったでしょう。セブ島の没入環境が住居でもあるアクトハウスだからこその、成長です。

あなたが卒業後に手にする、自走できる具体的な未来

では、アクトハウスを卒業したとき、あなたの前にはどのような未来が待っているでしょうか。

手に入るのは、数ヶ月で使えなくなるようなツールの操作方法ではありません。技術、デザイン、ビジネスのつながりを理解し、自分で仕事を動かしていける「確固たる基礎体力」です。

具体的には、以下のような「市場から求められる生々しい実力」が現実のものとなります。

 

現場と意思決定を繋ぐ「FDE(前方展開型エンジニア)」としての未来

単に指示されたコードを書く作業者ではありません。クライアントの現場に入り込み、経営者が語る「ビジネス課題」をその場で理解し、それを解決するための「技術的なアプローチ」へと自分で翻訳して実装に落とし込めるようになります。さらにその知見を他サービスへの創造へと展開。エンジニアと経営者の双方の会話を対等に理解し、橋渡しができるため、あらゆるプロジェクトで圧倒的に重宝されます。

クライアントの課題を整理し、自走できるフリーランスとしての未来

「言われたものを作るだけ」の不毛な価格競争から抜け出せます。Webサイトやシステムを作る手前の段階で、クライアントの売上や集客の課題を一緒に整理し、「今本当にやるべきこと、やらなくていいこと」の交通整理から提案できるようになります。作れることは大前提ですが、AIには半分以上は投げ、自分は監督に徹します。

一度この「仕事全体の流れを捉える力」「AIオーケストレーション」を身につければ、数年後に新しいツールやAI技術が登場しても、慌てる必要はまったくありません。自力でその変化を吸収し、自分の市場価値へとなめらかに適応させていくことができます。

IT未経験からスタートしたあなたが、卒業後に「自分の力で課題を解決し、どこでも生きていける人材」になれるのは、アクトハウスがそのためのステップを逆算して用意しているからです。

【参考】4教科+100日実践。厳しいマルチタスク留学がAIゼネラリストを生む

だからアクトハウスは、初心者起点を変えない

アクトハウスにとって、IT未経験者や初学者という条件は、広く受講生を集めるためのマーケティング上の言葉ではありません。

過去12年間のデータは「まっさらなビギナーだからこそ、成長できる」というのを目の当たりにしてきた背景があります。そして、メンターも「教えがい」があると言います。

受講した方が、過去の経験に縛られることなく、ビジネス全体を俯瞰する強力な課題解決力を最も確実に身につけるために必要な, 大前提となる条件が「未経験、でもガチである」となります。

最初の状態をフラットに揃えるからこそ、プログラミング・デザイン・ビジネス・英語が連動するカリキュラムがその効果を十全に発揮し、受講生の未来を大きく変える確実な道へとつながります。

技術は変わる。しかし、人が成長する順序は変わらない。
だからアクトハウスは、12年間初心者起点を変えていない。

こうしたAI時代に求められるFDE人材を育成しているアクトハウスの具体的な学習環境や、カリキュラムに関するリアルな疑問については、『アクトハウスQ&A「20の誤解」。検討者の疑いを晴らす「NO」の真実』をあわせてチェックしてみてください。検討時に抱きがちな懸念や、スクールの仕組みについての理解がより深まるはずです。

著者:清宮 雄(アクトハウス代表) 起業家・ブランドアーキテクト。2014年にセブ島でIT留学の草分けアクトハウスを設立。「ビジネス×テック」をテーマに、時代に左右されない強靭な個の育成=「+180 ビジネステック留学」の戦略・運営を主導。

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