2026.05.06

英語の仕事の「No」の言い方。業務を停滞させない洗練のフレーズ集

English Dialogue

英語の仕事の「No」の言い方。業務を停滞させない洗練のフレーズ集

ビジネス英語での「NO」フレーズ集

「英語で仕事をする」という状況において、もっとも勇気を要し、かつプロとしての資質が問われるのが「No」の伝え方です。

ビジネスの現場で主導権を握るための「交渉としての英語」は、YESよりもNOのほうが大事。これは日本語でも同じです。

自分のリソースとプロジェクトの品質を守り、業務を停滞させないための洗練された「英語のNOフレーズ集]をまとめていきます。

曖昧さを排除し、プロとして境界線を引く

多国籍なビジネス環境において、日本的な「察してほしい」という態度は、しばしば「Yes(承諾)」と誤解され、結果として業務のパンクを招きます。

プロの「No」は拒絶ではなく、品質を維持するための「境界線の明示」です。

以下の2例を見ていきましょう。

①リソース不足を論理的に伝える

“I appreciate the offer, but my current bandwidth is fully committed to ensuring the quality of my existing tasks.”

(お声がけはありがたいのですが、現在は既存タスクの品質担保に全力を注いでおり、手一杯の状態です。)

②「できないこと」を即座にフラグ立てする

“I wanted to flag this as soon as possible. Within the current specs, this request isn’t feasible.”

(できるだけ早く共有しておきたかったのですが、現在の仕様内ではこのリクエストの実現は不可能です。)

相手を尊重しつつ、条件を再定義する「Soft Refusal」

角を立てずに断るポイントは、相手の意図を汲み取った上で、納期や優先順位という「共通の課題」に視点をスライドさせることです。

①優先順位の再考を促す

“Adding this now would impact our original timeline. Should we prioritize this over the current goals?”

(今これを追加すると当初の納期に影響します。現在のゴールよりもこちらを優先すべきでしょうか?)

②「Yes, if…」の論理で交渉する

“We can certainly explore this, but we would need to discuss additional budget or a timeline adjustment.”

(検討は可能ですが、その場合は追加予算やスケジュールの調整について相談させてください。)

代替案(Counter-proposal)で業務を止めない

洗練された「No」には、必ず次のステップがセットになっています。代わりの案を提示することで、プロジェクト全体の進行を止めずに済みます。

①フェーズ分けを提案する

“Integrating the full scope by next week isn’t realistic. How about we launch with Phase 1 first?”

(来週までに全スコープを完了させるのは現実的ではありません。まずはフェーズ1で進めるのはいかがでしょうか?)

②自分の専門外であることをスマートに伝える

“That falls slightly outside my core expertise, but I can recommend [Name] who is better suited for this specific task.”

(それは私の専門外ですが、その業務により適した[名前]を紹介することができます。)

まとめ:洗練された「No」は信頼の証

「No」と言える人は、自分のキャパシティとプロジェクトのゴールを正確に把握している人です。

海外のエンジニアや顧客、チームメイトとシビアに仕事/交渉する中で身につくのは、流暢な発音以上に価値のある「主導権を握るための英語力」。

勇気を持って「No」と言いましょう。

それが、あなたとプロジェクトの双方を停滞から救う、最も誠実なプロの振る舞いです。

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著者:清宮 雄(アクトハウス代表) 起業家・ブランドアーキテクト。2014年にセブ島でIT留学の草分けアクトハウスを設立。「ビジネス×テック」をテーマに、時代に左右されない強靭な個の育成=「+180 ビジネステック留学」の戦略・運営を主導。

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