海外で「チップ」ってどんなとき、いくら渡せばいいの…?

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海外旅行や留学、ワーキングホリデーや出張に行くとなったとき。

日本に漂う何となくの空気のように、

「店員には色々やってもらって当たり前」
「サービスは無料」
「モノにだけお金を払う」
「お客様は神様」

という感覚をどこかで持ってしまっているならば、横柄な外国人として浮いてしまいます。

【気持ちをお金で示す】

海外では、してもらったサービスに対して言葉だけでなく「お金」でその謝意を示すことがあります。

それが「チップ」。

しかし、気持ちをわびさびで表すことも多い日本人にとってチップはなかなか馴染みがないものです。

いざ海外旅行となっても、出発前の日本にいると意外と忘れがちな、海外の「チップ」事情。なんらかで外国に行く際は、現地のホテルやレストランで失礼がないよう、マナーも含め覚えておきたいところです。

もちろんチップの習慣がない国もあり、なんでもかんでも払う、というものでは決してありません。

その歴史や文化、ルールを知って、もちろん無駄な出費は抑えつつ、スマートな海外生活を送りましょう。

海外でのチップ

【そもそもチップって何?】

語源は18世紀のイギリスにあるとの説もありますが、完全に定義はされていません。

フランス語やドイツ語でもチップにあたる言葉はあります。

いずれにしろ、チップは「単にお金を渡す」というような味気ない行為でなく「歴史のある習慣と作法」であると理解すると良いと思います。

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【チップの構造】

▶︎チップをわたす側:感謝の心添え
▶︎チップをうける側:給与の一部

わたす側は感謝、しかしうける側の人たちにとっては、それは貴重な「給与の一部」という考え方の国もあります。アメリカなどでは、日本人が考えがちな「感謝の気持ち」以上のポジションにあることを覚えておきましょう。

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【国ではクッキリ分けにくい】

実はチップの有無は「国ごとにクッキリ分けることができない」という流動的な側面を持ちます。お店によっても変わります。習慣がない国でも、店側が請求の時点でチップを自動的に上乗せしていることもあり、どこまでがチップかそうでないか分かりにくいことも。

いずれにしろ、特に食事の際は「お会計のレシート」をよく見ると良いです。

【Gratuityって…?】

お会計のレシートに「Service Charge / Tip / Gratuity 10%」など明記があるものは、すでにその請求金額にチップが含まれているため、渡す必要はありません。

またカードでチップを支払える場合もあるので、いずれにしろこの項目には注目しておきましょう。

それでは次に「チップがいる国・いらない国」を見ていきます。

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【チップがいる国・いらない国】

まず結論ですが、世界では「チップを習慣とする国の方が多い」という事実があります。

※あくまで下記は目安としてご覧ください。

▶︎チップが「いる国」
アイスランド アメリカ アラブ首長国連邦 アルゼンチン イエメン イギリス イスラエル イタリア インドネシア ウクライナ エクアドル エジプト エストニア カタール カナダ ギリシア クロアチア コスタリカ コロンビア サウジアラビア シリア シンガポール スイス スペイン タイ チェコスロバキア チリ ドイツ トルコ ニカラグア パキスタン パラグライ ハンガリー フィリピン フィンランド ブラジル フランス ペルー ボリビア 南アフリカ ヨルダン レバン ロシア

▶︎チップが「いらない国」
オーストラリア 韓国 カンボジア スロベニア 中国 ベトナム フィンランド デンマーク 台湾 ニュージーランド 日本 マレーシア

【ご注意】例えば習慣のない日本でも、特別な席を演出してくれたレストランや料亭などでお心添えを渡すことはあります。また、ホテルなどでも何らかのトラブル対処を長時間してくれた場合は、感謝を示すことはあるでしょう。一概に「この国はチップがいる・いらない」と機械的には分けない柔軟さを持っておくと、感謝ある立ち振舞いができると思います。

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【どんなときに払うの?】

定番の3シーンとしては、

「ホテル」
「レストラン」
「タクシー」

があります。なんでもかんでも渡すと散財になってしまいますが、この定番の3シーンは「ここはチップな場面か…!?」と、ちょっと気をつけておくと良いです。

【いくらくらい払うの?】

下記にWikipediaにあった表を、ざざっと集約してみました。国、お店など、細かい場面場面で目安の額は異なります。ホテルでのちょっとしたサービスには1~2ドル程度、レストランやタクシーは税抜き合計の10~15%程度が目安になります。

▶︎ホテル
・ベルマン、ドアマンによる荷物運搬で1個につき米1~2ドル・英国50〜75ペンス程度。
・ルームサービスにはオーダー料金の10~15%程度。

▶︎レストラン
・アメリカ、カナダ、イギリスでは合計金額の15~20%程度。
・フランスやドイツは合計金額の5~10%程度。
・お酒を飲むバーでも、1杯につき1ドル程度付ける習慣も。

▶︎タクシー
・アメリカ、カナダ、イギリスでは料金の10~15%程度。
・フランスやドイツは合計金額の10%程度。

【サービスが悪いときは?】

不快なことや、明らかに手抜きの対応をされた際は必要ありません。逆に言えばチップを払わないことが不満のメッセージにも成り得ます。

【小銭ジャラジャラはNG】

「ちょうど小銭だけで2ドルあるから払っちゃお。財布も軽くなってラッキー」というのは、失礼にあたってしまいます。

反対に、タクシーでお釣りをもらわず「お釣りは取っておいて」という行為は、チップのメッセージとなります。

とにかく「小銭たくさんだけど、取っておいてよ」は逆に侮辱になりかねないので、気をつけましょう。どこの国でも、生々しいお金のやりとりはいけません。あくまで渡し方も小額紙幣でスマートに。

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【間接的に渡すときはメモ付きで】
ホテルのベッドメイクや掃除に対して直接渡せない場合は、メモ付きで御礼と共に置いておけると良いです。しかし部屋に戻ると、係の方が受け取らずそのままになっていることも。しかしそれは拒否ではなく、その国やホテルにそういった習慣やルールがあるのだと理解しましょう。

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国ごと、さらにはお店によっても変わる世界のチップ。

チップの賛否や有無は議論にもなりますが、海外では「サービスは無料でなく、別途払う」という意識の国や人が多いことを覚えておきましょう。

外国の文化を理解し、お互いを尊重し合うような素敵な関係が築けるといいですね。

 

▶︎著者:清宮 雄 プロフィール
フィリピン・セブ島在住。起業家・ビジネスパーソンを育成するセブ島留学のアクトハウス代表。メンターとして現場でも奮闘中。アクトハウスの体験談はこちら >>>

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