時代は「プログラミング×デザイン×マーケティング」のmixtureスキルへ。

IT業界はスキルのボーダーレス化が進行

昨今、IT業界では職種・スキルの「ボーダーレス化」が起こっています。

かつてはプログラマーはプログラミングだけやっていれば良く、エンジニアはエンジニアリングだけやっていればよかった風潮がありました。(プログラマーとエンジニアのちがいはこちら

またデザイナーも同様で、デザインが良ければそれで良しとされていました。

この状況は2019年現在も一部では続いてはいますが、世の中に「マーケティング思考」が根付いていけばいくほど、IT業界にある職種のボーダーはますます薄れています。

使われる側で終わるか

あなたは、『IT人材』とおだてられ「会社に定年まで使われるだけのプログラマー」や「海外ノマドや起業家と言いつつも実はやりたくもないジャンルの下請けで食いつないでいるクリエイター」で一生を終えたいでしょうか。

事実、Webクリエイティブ現場で、口が達者なだけの営業マンというのは活躍できるジャンルが限られてきている

紙だけできるザイナーというのも苦しくなってきている。

デザインと言えば現代では紙だけでなくWEBデザイン、スマホ用デザインも当然入ってくるため、デザイナーもマークアップやプログラミングの最低限のスキルは持っていて当たり前という流れになっています。

例えば、一定のスキルと経験を積んだ熟練のエンジニアは「次はマーケティングやりたいんだよね」などコメントすることがあります。これは異ジャンルへの興味、時代の動きの察知で、ステップアップの兆候。

今後、ITの専門性や広範囲性に欠けるクリエイターというのは淘汰され、すでにスキルがある人はさらに技術を身に着け上のステージへと進む「スキルの二極化」が進んでいるのです。

プログラミングやデザイン、エンジニアリングの複合スキル時代

例えば、Webクリエイティブの現場では「元プログラマーのエンジニア」や「元デザイナーのアートディレクター」といった「話せるクリエイター」の存在感がますます貴重となってきています。

彼らはもともとスペシャリストでありながら、キャリアアップと同時に広範囲のスキルを獲得していったゼネラリストたち。

そしてこの複合スキルは、一部のステイタスが高い人達だけのものではなく、さまざまなポジションで今後求められてくる「当然」のスキルになりつつあります。

なぜ、そんな高いスキルが「当然」となってきたのでしょうか。

マーケティング思考がIT仕事の「枠」をなくした

「マーケティング思考」の最たる例は「UI/UX」という考え方。

UIとは「使い心地」を示すユーザーインターフェイスの略、UXとは「体験」を示すユーザーエクスペリエンスの略です。

単にWebサイトやアプリケーションが「使いやすい」だけでも足りず「いい感じの体験ができそう」だけでも足りない時代。

「機能と美」を兼ね備える

ロジカルに構築されたプログラミングによる「使い心地」とユーザーの感動をもたらずデザインが凝縮された「体験」の双方を提供できて、初めて、お客の心をつかみ「リーピーター化」や「シェア」という行動につなげるマーケティングが成立するのが現代です。

ということは「プログラミング×デザイン」という思考とスキルを持ってないと「そもそもいいものは作れない」と言えてしまいます。

便利なだけでもダメ、美しいだけでもだめ。

「機能と美」を兼ね備えてやっとこさ、市場でそのサービスは土俵に上がることができるのです。

プログラミングとデザインとマーケティングは時代のスキル

また「プログラミング×デザイン」のコンセプトをわかりやすく噛み砕き、お客に提案もできる営業力、ディレクション力もなければ宝の持ち腐れになります。

これらのスキルを別会社やそれぞれ別人を起用せず、個人ひとりが持つことが「貴重な人材」「マルチスキル」「時代のクリエイター」といった評価を得ることにつながるでしょう。

縦割りでなく、スキルが横串」となっている個人が、発注側にとってもストレスなく、なんでも相談できる希少価値の高い人物となってきます。コストと時間を気にするお客としては、そういったクリエイターやコンサルタントを頼りにしてきます。

売れるもの、シェアされるもの、共感されるものを作りあげる。

このマーケティング軸の考え方が、複合スキルを持った「いろいろな視点からアドバイスや制作ができる人」というニーズを誕生させていきました。いまWeb/ITの現場でイケてるビジネスパーソンは、複合スキルを持ったマルチプレイヤーになっています。

記事冒頭のご説明のとおり、「マーケティング思考」の「UI/UX」なる概念は、IT業界のみならず、さまざな業界に普及しています。ロジカルなプログラミング思考と、感動や共感を呼ぶデザイン感覚。さらにそれらの背景には卓越したマーケティングのロジックがある。

この「プログラミング」「デザイン」「マーケティング」という3つのスキルをもって物事を判断できることが、バランスの取れた優れたクリエイティブを実現します。この「デザイン思考」のプロセスがクリエイティブを盤石なものにしていきます。

▶関連記事『プログラミングとデザイン、英語とビジネスを学ぶ価値。

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグも

よく例に挙げられるアップルのスティーブ・ジョブズは、実はプログラマーではなくマーケッターであり営業ですが、当然エンジニアリングやプログラミングに関して語ることができます。彼のプレゼンテーションを見ても、話の旨さにある営業力もさることながら、さらっとエンジニアリングについて語る場面や、プログラミングについても片鱗を見せることも多々あります。そして何より、UI/UXについては徹底したこだわりを感じさせます。

また、Facebookのマーク・ザッカーバーグは始まりはギークなプログラマーでしたが、いまや世界的な若き経営者でありマーケッターであり、また今もってUI/UXのデザイン思考を持ったいい意味でオタクなプログラマーです。

海の向こうでも、複合的なMIXTUREスキルを制した者が世界を制しています。

このように、複合スキルの必要性は近年の歴史が証明し始めており、今からITやプログラミングの勉強を始める人は方向性をミクスチャースキルに置きつつスタートしていくことが、得策と言えるでしょう。

それは決して「世界を変える!」といった大きな夢のためでなくとも、一企業内においても大変貴重な存在となることができ、またフリーランスや起業時においても差別性を発揮できるからです。

未来から逆算すると、未来の必要スキルが見えてくる

プログラミングやエンジニアリングの技術を持ち、なおかつデザインやマーケティングのスキルも持っている、そんなクリエイターやコンサルタントになるのは、もちろん簡単なことではありません。グローバルに活躍するプログラマーやエンジニアならば、英語の能力も必要になってきます。

「そんなハイスペックな人、いたらとっくに高収入でしょ」

「めったにいないって」

と言いたくもなりますが、現時点においては数としては「少ない」ため、単に目立ってない、希少価値のある人物としてとどまっているにすぎません。そして現時点でさえ当然そのような人材はグローバル企業から巷の中小企業まで、喉から手が出るほど欲しいビジネスパーソンです。

しかし、ご存知のとおり2020年からはプログラミングも英語も小学校から義務教育化されます。未来の職場、常識として考えられるスキルをイメージしてみてください。

未来から逆算し、時代を先取りする

いまこの記事をご覧いただいている方の「未来の部下・未来の同僚・未来のチームメイト」は、少なからず「プログラミングと英語」の能力を持って社会人になってきます。

少なくともHTML・CSSのマークアップの概念やスキルは持っていることは確実で、プログラミングにのめり込んだ子であれば、成人前にフロントエンド・バックエンド共にこなしていることもあり得るでしょう。

彼らは、社会人になってからマーケティングやディレクション、あるいは営業の経験を積むかもしれませんが、小学校から始めているプログラミングやエンジニアリング、英語に関しては20代半ばにして「15年以上の土台」ができています。

つまり複数の技術やスキルがあって当然の状態で社会で働き始めます。あなたはそのとき、対等に仕事ができる先輩や上司、社長になっているでしょうか。

プログラミングや英語、エンジニアリングやデザイン、マーケティングは、それぞれを専門的に学ぶことはもちろん、実践を絡めて自分を鍛えていくことが必要になります。

mixtureスキルを一気に学ぶ

アクトハウスは、この「専門的に学ぶ」と「実践する」を双方できるIT留学。

✔ プログラミング
✔ 英語
✔ デザイン
✔ ビジネス

以上4つの技術・知識を習得します。

フロントエンドのプログラミング技術、デザインやマーケティングの勉強も行うハードな半年間。場所は英語圏のフィリピン・セブ島ゆえ、もちろん英語も鍛えることができます。アクトハウスについては下記のリンクからどうぞ。

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プログラミングも英語もマーケティングも学べるIT留学がある

アクトハウスでは、本稿で取り上げた複合的なmixtureスキルを提供しています。

プログラミングやエンジニアリングを学びつつ、なおかつマーケティングや財務・お金を学ぶビジネス、そしてデザインについても講座を設けています。

来たる時代のスキルスキル「プログラミング×デザイン×マーケティング」のスキルを獲得し、どんな時代でも必要とされるビジネスパーソンになる場所。

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著者:アクトハウス編集部
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