自分の特技に気づいてる? その宝物を捨てないで。

文章を書けば、
小さい頃から褒められている人ほど、

「いや、別にこれは特技とかでなく」

なんて謙遜します。

そしてその人は、文章を書くこととは関係ない仕事についていたりします。

お金の計算をさせたら、
すごいスピードで勘定できる人ほど、

「いや、単なる足し算ですから」

なんて謙遜します。

そしてその人は、計算することとは関係ない仕事についていたりします。

分析や評価をさせたら、
冷静かつ公平に意見を述べれる人ほど、

「いや、わたしは言うだけだから」

なんて謙遜します。

そしてその人は、分析することとは関係ない仕事についていたりします。

〜とある映画で〜

超A級のB級映画(?)として愛されている『アンブレイカブル』という映画が、昔ありました。

その主人公は、とあるチカラを持っているのに、自分と向き合うことから逃げ、警備員の仕事を日々やっています。


(Buena Vista Home Entertainment)

その主人公は、過去どんな大事故にたびたび出くわしても、幼い頃から自分だけがケガもせず生き残っていることに疑問をもたない。

むしろ疑問を持つことが面倒くさく、才能があるかどうかは明確じゃないし、実はちがったら怖いし嫌だから、何もしない。

なので周りから見たら、単に「覇気がない人」ということで終わっている。

クライマックス直前まで、のらりくらりと自分の可能性から逃げ続ける男が描かれる映画です。


(Buena Vista Home Entertainment)

〜封印していないか〜

自分の特技に本当は気づいている、けど封印している、という人がいたら。

それはとても、もったいないことです。

じっくり考えるのが面倒、仕事に直結しなそう、自分と向き合うのが面倒だからと、日々過ごしてしまっているなんて。

特技が自分のなかでは当たり前になっていて「いや、別にこれは特技とかでなく」と、特技として自分に刻み込んでいない。

そしてそれ自体を忘れてしまい「なんとなくみんな就職してるから」「特技を本格化させるまでがダルい」などの理由で、自分の「宝物」を何年も封印している。

好きでもない仕事に自分を押し込めながら「現実はこんなもんなんだ」「つまらないのが仕事なんだ」「これが大人になるってことだろう」と、自分に無理矢理すりこんでいる。

〜特技をこじつける〜

もちろん、実際には「特技そのものを仕事にする」というのはなかなか難しいものです。

たとえドミノを並べるのが得意でも、ドミノを並べて安定した高給をもらえる仕事はないに等しいと言えるでしょう。

また「好き」と「できる」もちがいます。趣味にかたよっていない、自分の「できる」はなんだろう?は、冷静に見定めなければなりません。

しかし、例えば世の中を見てみると、「特技そのものを仕事にしてしまっている人」がいます。

いや、仕事ができる人というのは、実にうまく「仕事に特技をこじつけた人」であると言えるでしょう。

〜プログラマーの世界でも〜

一見、理数系が多いようにも思えるプログラマーの世界でも、文系の人は意外に多かったりします。

「文系だから」と偏見を持ってあきらめず「物事を論理的に考えるのが嫌いじゃない」だったり「小さい頃からラジコンを運転するより、解体するほうが好きだった」なんていうエピソードを持っていたり。

ラジコンを解体する仕事を探すのでなく「ものごとを論理的に組み立てていく仕事=プログラミング」に自分の特技をフィットさせている。

ましてやプログラマーともなれば、これからの時代に最も重要とされる特別技術職のひとつ。時代への先見性も持ちつつ、そして自分の「できる・できそう」を照らし合わせ、結果その業界で大きく稼ぎ、名を轟かせ、のし上がっているのです。

プログラマーの人には、実は元ミュージシャン、サーファー、旅人…そんなやんちゃな人がたくさんいるんですよ。

〜いっそ「プロのお調子者」に〜

例えば「お調子者め」と、若い頃から怒られたり、嫌味を言われていたりした人がいるとします。

それは、言われ続けていた人にとって「ノリが良すぎ」「相手の意見に同調しすぎ」という「欠点」としてインプットされてしまいます。ああ、お調子者なワタシはダメなんだって。

しかし、この「お調子者」という一見ネガティブな要素でさえも、やがて大きな武器へと「育てる」ことができる。

お調子者は、例えばお客さんの話を嫌な顔をせずに聞くことができます。すべてに肯定的なリアクションを取れるので、相手から見て印象は決して悪くないんです。

しかしもちろんそれでは「イエスマン」というレベルになってしまうので、成熟にはまだまだ程遠いところ。なので、特技を中心に掘り下げることが必要になってきます。

この、一歩踏み込んだ粘りがポイント。

お調子者の自分をネガティブに封印することなく、そこであきらめず。

お客の話の本質を見極める「眼」を鍛えていく努力をしてみる。特技を中心に、足りないところを掘り下げる。

人から見て気持ち良いリアクションが取れるのは天賦の才能として、でもそれだけでは足りないと「人格に深み」を持たせるために自らに鍛錬を課す。

ときにお客さんに「恐縮ながら物申す」ことなどもできれば、活発した絶妙な議論を展開できるでしょう。しかしベースは「お調子者=ポジティブキャラ」ですから、嫌味には映らない可能性はぐっと高まります。

どんなに手に技術を持っていても、どんな学歴があっても、どんなに頭がいいと褒められていても、人として嫌われてしまっては、社会ではジ・エンドです。

だからこそ、自分がもし「お調子者」なんて揶揄されたことがあったら。そんな素敵な「宝物」を封印してはいけません。

いっそ「深みもある、プロのお調子者」を目指せばいいんです。

〜発想を変え、封印を解こう〜

先ほどご紹介した映画の終盤で、主人公は封印していた自分の運命と向き合い、周りの声に耳を傾け、半信半疑で自分自身を受け入れます。そして、ある行動に移る。

するとその翌日「朝の目覚めがちがう」ことに気づきます。

自分は自分の運命に正しいことをやっている、という「腹落ち」が頭からつま先に抜けていく感覚。

自分の仕事が「得意なことベース」であるから、もうそれはやらされ仕事でなく、自分のなかから湧き出る「自己表現」という喜びに変わってくる。

あなたは、

本当はやるべきことはわかっているのに、目をそらし続けてきた人でしょうか。

ちょっとした特技を過去に置いてきた人、封印してきた人でしょうか。

誰かに批判されたり、必要以上の注意を受け、その宝物にフタをしてしまった人でしょうか。

その特技は、自分にとっては当たり前すぎて、なんでもないように思えるかもしれません。

しかしそれは、発想を変え、封印を解くことで「自分らしい自分への道しるべ」となってくれるチカラを秘めています。

可能性を捨てないでください。

あなたにはあなたの、誰にもない魅力があるのです。
 

▶︎著者:清宮 雄
フィリピン・セブ島在住。起業家・海外フリーランスを育成するセブ島留学「アクトハウス」代表。アクトハウスの体験談はこちら >>>

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