孤独のススメ。なぜ、学校や職場で話の合う人がいなくなっていくのか?

「学校に話の合う友人がいない」
「職場の同僚とうまくいかない」
「旧友とも何か合わない感じが」

こういった事態に「突然」なることは、人生においてよくある。

結論から言えば、あせる必要も、落ち込む必要もない。

ただし、この「突然の孤独」が自分にとって「どういう状態か」を知っておくことは重要だ。でないと、いらぬ寂しさを感じたり、大きな場合は人生の判断を誤ることになる。

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〜今回のテーマ〜

「孤独」を理解し、履き違えないための知識を持っておこう。

「孤独」を受け入れ、それがどういう状態なのか理解しておこう。


 
【孤独を理解していない人たち】

日本ではここ数年「ぼっち」という自虐的・嘲笑的な言葉が定着した。この《1人でいることは寂しい・悲しい・恥ずかしい》と考える傾向は世界中に蔓延している。

例えば、俳優のキアヌ・リーブスが独りで公園で食事をしている写真は、世界中にいる「孤独を理解していない人たち」の格好のネタにされた。

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「ひとりで公園って」
「好感度アップ」
「ウケる」
「かわいい」
「おもろ」

おもしろがるような、驚くような、小馬鹿にするような、後ろ指を指すような、同情するような。「こうはなりたくない」とでも言うような感想が、世界中を駆け巡った。

ハリウッドの有名人だからというゴシップなフィルターをかけながらも、これらには「哀れみ」という、いらぬお世話に包まれた「ねじれ」の感情が混在している。1人の人間が公園で食事をしている孤独に対し「あらあら、まあ」と、あざ笑う風潮が浮き彫りになった一件だった。

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【孤独とは何か】

孤独とはどのような状態なのか。その答えはシンプルだ。

孤独とは「仮面を脱いだ状態」のことである。

他者への愛想笑いや、ごきげん取りをしていた自分を卒業し、やっと自らと向き合おうとし始めた状態。しかしまだ大人になりきれず、完全に自分と向き合って対話ができているコンディションとは程遠い状態。

そのため、多くの人は孤独に混乱する。ひどい場合は「うつ病なのか」「引きこもりなのか」と勘違いをしてしまう。しかし周囲の友人や同僚と合わなくなったというのは、決して病気ではない。自分が変わり始めた、ただそれだけのことである。

◉今までずっと集団で行動していたこと
◉些細な判断でも誰かに頼っていたこと
◉何もかも人のせいにしていたこと
◉レールに乗った人生であったこと
◉口だけで実行してこなかったこと

こんなことの積み重ねから、潜在的にいつも抜け出したいと思っていた自分の心が「孤独」というカードを切ってきたのである。

周囲との傷のなめ合い、その場かぎりの盛り上がり、SNSでの褒め合いから距離を置きたくなるのは、異常なことではない。しかし最初は思わずそれを「他者のせい」にしてしまう。

「学校に話の合う友人がいない」
「職場の同僚とうまくいかない」
「旧友とも何か合わない感じが」

けれどもその孤独は、他の誰かのせいではない。

単に自分が成長のタイミングを迎えているだけのこと、である。

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【「たかった」に挑むとき】

集団と離れることができるようになる「孤独のタイミング」。それは絶好の「自分試しのチャンス」に他ならない。

この時期に、自分の心に封印していた

「たかった」

を掘り出そう。心の奥に、ずっとしまっていたもの。他者の意見や空気が混在しない「ピュアな空間=孤独」のなかで、人知れず行動に移すのだ。


 
▶︎ そういえばアメリカ横断したかった
▶︎ Webサイトを作ってみたかった
▶︎ パワースポットで瞑想したかった
▶︎ 会社を辞めたかった
▶︎ ガンジス川で泳ぎたかった
▶︎ DJをやってみたかった
▶︎ 着物教室に通いたかった
▶︎ 留学してみたかった
▶︎ 絵を描いてみたかった
▶︎ ピアノをやりたかった
▶︎ 英語を勉強したかった
▶︎ モナリザの絵を見たかった
▶︎ ワーキングホリデーに行きたかった
▶︎ 起業したかった
▶︎ 砂漠を歩きたかった
▶︎ ボランティアをしたかった
▶︎ 本を読みたかった
▶︎ 踊りを習いたかった
▶︎ 海外で暮らしたかった
▶︎ 転職したかった
▶︎ あの靴が欲しかった
▶︎ 南国でダイビングしたかった
▶︎ ピラミッドを見たかった
▶︎ 小説を書きたかった
 


 

サビつき、風化しかけていた「夢」。しかし困ったことに夢は、永遠の命を持っている。どんなに殺したつもりでも、心の奥底でみずみずしく生き続けている。夢は叶えることでしか、かき消すことはできないのだ。

孤独はあなたが行動するまで、解放してくれない。

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【孤独の格言】

では最後に、孤独に落ち着いて対応できるよう、世界の哲学者たちの「孤独の格言」を「9つ」見ていこう。孤独がいかに人生のターニングポイントであり、行動のきっかけであり、またチャンスであるかが見えてくるはずだ。
 


 

「孤独とは寂しさではない。自己を知る機会である」
 アン・シャノン・モンロー

「私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない」
 マルクス・トゥッリウス・キケロ

「他人と一緒だと準備を待たなければならない」
 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

「孤独は、知恵の最善の乳母である」
 マックス・シュティルナー

「一人では何も出来ない。しかし誰かが始めなければならない」
 岸田国士

「孤独は、優れた精神の持ち主に宿る」
 アルトゥル・ショーペンハウアー

「孤独の寂しさが心を静かに燃やす」
 前田夕暮

「世の中で一番強い人間とは、孤独になれる者である」
 ヘンリック・イプセン

「孤独になると、自分に厳しく他人に優しくなれる」
 フリードリヒ・ニーチェ


 

孤独とうまく付き合うことは、生まれ変わろうとする自分と向き合うことである。そしてその挑戦の先には、次の自分にフィットする友人やパートナーたちが必ず待っている。

孤独から目をそらさずに。次の「孤独のチャンス」は、10年先かもしれないからだ。
 

▶︎著者:清宮 雄 プロフィール
フィリピン・セブ島在住。IoTそしてA.I.時代の国際的な起業家・ビジネスパーソンを育成するIT留学「アクトハウス」代表。メンターとして現場でも奮闘中。アクトハウスの体験談はこちら >>>

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