“小さな視点” で起業する。お金が集まったアイディア事例「5つ」特選。

「サービスを考える」

「起業」

というと、

まず「お金儲け」のイメージを持つ方もいると思います。

もちろん、儲けありきのビジネスプランもあり、むしろ利益が出ないと廃業してしまいます。

しかし世の中、現実的な視点は忘れずとも、そういった起業ばかりではありません。

共感やシェアが重要視されている時代。

いま「小さな視点」の起業が、人々の支援を集め始めています。

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小さな視点?

ビジネスはある程度大きくいかないと…という声もあるかもしれません。

しかしいつの時代も「仕事」とは「世の中のちょっとした不便・不安」を解決することで成立しています。支持を集めるなかで、大きくなっていったに過ぎません。

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例えば銀行。

立派にシステム化された巨大なビジネスに見えますが、ことのはじめは「お金の保管場所」「お金を貸し出す場所」として生まれ、世界中でその本質は変わっていません。単純にみんなが「助かる」のです。

例えばカフェ。

そこはかつてタバコの煙にあふれた喫茶店とは別のやさしさに溢れています。「もうひとつの休憩場所」「もうひとつの仕事場」という視点をもって、新しいマーケットを開拓しました。

消費者の小さな声を察知したビジネスは、少しづつファンを獲得し、やがて「定番」というステージに上場します。

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「いいよね、これ」
「ほんと助かる」

共感を得るサービスは、皆が安心する「気づかいや心配り」を含んでいます。

ビジネスを考えるとき、起業したいとき、副業で何かしたいとき。

この「小さな視点」が、支持を集める起爆剤になるのです。

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‘’小さな視点’’で世界を変える。

そこで今回は「アイディアへの支援金を募る」クラウドファンディングの世界的サイト「キックスターター(KICK STARTER)」の例をご紹介します。

どれも単に斬新、単に勢い、単にアイディア、という一元的なものではなく、そこにストーリーが感じられます。アイディア自体は決して派手ではなくても、凝った動画を作ったり、キレイな写真を撮ったり、コピーライティングや商品名などのブランディングに魂を注入し、出資者となる一般ユーザーたちに「物語」を感じてもらう努力をしています。

大切なのは、大きさではなく「プロダクトを通して解決したいこと」なのです。

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これから紹介する「5つ」の小さなアイディアたちは世の中の不便・不安を解決しています。

そしてそれらは社会貢献度が高い着眼点と評価され、約800万〜4,000万円もの支援金の獲得に成功しています。

投資というより、一般ユーザーからの「支援・寄付・欲しいな・頑張れよ」という応援の気持ちが込められています。

これらのアイディアが教えてくれること。

それは「誰にだってチャンスはある」ということです。

では、みていきましょう。

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1. 電池いらず?【体温で発電】

商品名「Lumen」。災害時の必須用品「懐中電灯」にフォーカスした製品です。電池は必要なく、人の体温で発電します。

この発明はKICK STARTERにて$67,000(約737万円)の支援を集めています。

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一瞬ささやかな商品に見えますが、社会の不便に切り込み、いつ起こるかわからない災害に備えたい人々の不安を解消しています。そこには「人を想うストーリー」があり、「気配り・心配り」を感じることができます。

(Lumen:英語版)


 
2. 結ばず履ける?【靴ひもいらず】

商品名「Lace Anchors」。なぜ「靴ひもを結ばずに済む」ことが社会貢献なのか。それは単純に「結ぶ」「かがむ」という不便の解決です。そしてさらに、体の不具合などで「靴ひもが結べない」という不安を持つ人たちへのサポートも実現しています。

この発明は$146,288(約1,609万円)の支援を集めています。

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(Lace Anchors:英語版)


 
3. 自動で5分?【携帯ボート】
商品名「Sipa Bords Air」。5分で自動的に空気を吸引し、移動式の大型ボートが完成。湖畔や海上の移動の自由度が格段に広がります。

この発明は$173,831(約1,912万円)の支援を集めています。

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(Sipa Bords Air:英語版)


 
4. 空中操作?【指先マウス】
商品名「Mycestro™」。指先につけるだけで、パソコンのマウスの役割をしてくれるガジェット。オーケストラの指揮者のように操作することができます。このプロダクトからは、どんな開発ストーリーが見えてくるでしょうか。

この発明はKICK STARTERにて$354,115(約3,895万円)の支援を集めています。

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(Mycestro™:英語版)


 
5. 傘にセンサー?【もうなくさない】
商品名「DAVEK」。センサーが付いた折りたたみ傘。スマホと連動しているため、傘を置き忘れて離れそうになった際にスマホの通知で教えてくれる。雨の多い国・エリア・季節など、傘を多用する場所で重宝。

この発明は$105,336(約1,158万円)の支援を集めています。

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(DAVEK:英語版)


 
これらの発明は世界のほんの一部ですが、そのアイディアにただ驚いたり、「いる・いらない」「好き・嫌い」ましてや「同じこと考えてた」「似たようなの知ってる」などで終わらせてしまうのは、もったいないです。

ストーリーを感じましょう。

なぜこれらの「ありそうで、なかったモノ」は、約800万〜4,000万円クラスの支援金を集めることができたのでしょうか。

「こんな不安を持っている人への商品なのでは」
「お体が不自由な方にも配慮している製品かも」
「ご年配の方もターゲットに入れている可能性」
「人命救助も視野に入れているのでは」

その発明の裏側に見え隠れするストーリーを想起できると、それぞれのイノベーションが「社会への貢献」というキーワードでつながってくるかもしれません。

ヒットの要因は、決して「クールだから」だけではないのです。売るためにクールには見せているものの、本質はちがうかもしれません。

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何かを始める際、私利私欲や、お金や名誉に揺るがずに。

▶︎人の助けになるもの
▶︎手間を解決するもの
▶︎混沌を整理するもの
▶︎危険を回避するもの
▶︎悲しみを笑顔にできるもの

こんなアイディアが共感を呼び起こします。

共感なくして支援はなく、支援なくして実現は難しいとも言えるイノベーションの世界。

起業や副業、といったスタイルから考えず、

「世の中の不便・不安」を察知する。

そんなアンテナを立てておくことが、新たな発想を生み出すきっかけになるかもしれません。
 

▶︎著者:清宮 雄 プロフィール
フィリピン・セブ島在住。IoTそしてA.I.時代の国際的な起業家・ビジネスパーソンを育成するIT留学「アクトハウス」代表。メンターとして現場でも奮闘中。アクトハウスの体験談はこちら >>>

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