「Go Pro」とは何者か?その正体はこれだ。

「どうして今さら、ビデオカメラが売れているんだ…」

日本の電子機器メーカーの内部では、こんな困惑が漂っていたのではないだろうか。

「ガラケー、デジカメ、ビデオ」という時代から「なんでもスマホ」という時代に突入し、誰もがもうビデオカメラについては興味を失っていた。手持ちのスマホで、とりあえずの動画くらいは撮れるし、そもそも動画なんてしょっちゅう撮るもんじゃない、と。もし撮るにしても、ちょっと前に買ったカメラでも十分だ、と。

しかし世界でひとつだけ、突如売れ始めたものがある。

それが「Go Pro」だ。

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なぜ今さらビデオカメラ…? いったい何がすごいのか。まずはその実力を見てみよう。

「Go Pro」は、プロのカメラマンや業界内では定番のプロダクトであったが、これが一般市場にてデビューしてから高い知名度を得るまでは、そう時間はかからなかった。まさか、まさかの大ヒットであった。誰も今さら、ビデオカメラが売れるなんて思っていなかったのだ。

これまで、インターネットの世界では「今年こそ動画元年」と言われては、その動きは一部に埋もれ、大きなうねりには育っていかなかった。つまり動画が主流になることはなかった。しかしこのGo Proの爆発的な普及により、これまで文字や写真だけで説明されていたものが、直感的な動画によって訴求されていくだろう。動画は言葉も国境も超え、直接感性に訴えることができるからだ。間違いなく、2016年こそが「動画元年」となる。理由? いわずもがな「Go Pro」が世界のトラベラー、アスリート、そしてやんちゃな遊び人たちの手に行き渡るからだ。

そんな本機の特長、いざ並べてみると…実は、驚きは少ない。

◉小さい
◉超高画質
◉体に装着できる
◉編集が簡単
◉SNSへのアップもお手軽
◉防水・防衝撃
◉Wi-Fi経由で操作可能

これって今さら驚くスペックではないのでは…そう考えるのも無理はない。しかしどうして、このGo Proで撮影された映像は、臨場感にあふれ、ユーザーには好意的な驚きをもって迎えられた。

それは、Go Proにしか見えない「風景」があるからだ。
その世界を、ちょっとのぞいて見てみよう。

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もはやこれらは単なる写真・動画ではない。「LIVE」だ。既存製品であるビデオカメラというジャンルにて、Go Proは勝ち上がった。

空中・水中・地中。
旅行中・運動中・遊び中。

すべての「中」、すなわちLIVEに入り込むための小型設計・高画質・ウェアラブル。これまで、現象を側面的に「外から」とらえるにすぎなかったカメラの視点を「中」へと転換させ、そこでしか見えない「生”中”継」にパラダイムをシフトさせたことが成功の要因と考える。

圧倒的なライブ感。これまで、ディスカバリーチャンネルでしか見たことがなかったような「あの映像」を、ユーザーは即座に自分のものにできるようになった。

「もうカメラはいらない。すべてスマホにとって変わる」という、嬉しくも複雑なムードのなかで、Go Proだけは違っていた。

この現象は本当の動画元年の起爆剤となり、世界の人々はいよいよ「動画」を手に入れた。
人間のライフスタイル、ネットの在り方がまたも変わろうとしている。

そしてGo Proは、我々にひとつのことを教えてくれた。

視点を変えよう。世界はまだまだ美しい、と。

 
▶︎著者:清宮 雄 プロフィール
フィリピン・セブ島在住。IoTそしてA.I.時代の国際的な起業家・ビジネスパーソンを育成するIT留学「アクトハウス」代表。メンターとして現場でも奮闘中。アクトハウスの体験談はこちら >>>

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